9000系(9005F) F1002Z 急行
京阪本線 大和田 2019年11月24日撮影 |
9000系(9002F) K1200Z 準急
京阪本線 大和田 2019年11月24日撮影 |
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9000系(9003F) C1004Z 特急
京阪本線 大和田 2006年3月25日撮影 |
1.概要
1997年(平成9年)に製造された通勤形電車です。 基本的には7200系を踏襲してますが、特急兼用のため座席はセミクロス式が採用されているのが特徴でした。 2.車体構造 車体はアルミ合金製の大形押出型材が採用されました。 車体長は先頭車が18,900mm、中間車が18,700mmで片側に両開き式扉が3扉設けられてます。 先頭形状は7200系とほぼ同じ形状となってます。 特急兼用車という位置づけから、緑2色の間にアクセントとしてパステルブルーノラインが入れられました。 3.車内設備 座席はセミクロス式で、固定クロスとドア部のロングシートで構成されました。 中央扉の両脇には車椅子スペースと補助椅子が設けられました。補助椅子は車掌台からロックをかけることが可能で、ロックがかかっているとLEDランプの表示器が点灯するようになってます。 車内の出入り口上部にLED式案内表示器とLEDランプによる路線案内表示器が設置されました。 中央扉は車掌台のスイッチにより使用不可にすることも可能です。 4.機器類 制御装置は東芝製のGTO-VVVFインバーター装置(ATR-H4200-RG622B形)が採用され、制御装置1台で主電動機4台を制御します。 主電動機は東洋電機製のかご形三相誘導電動機(TDK-6151-A形)で、1台当たりの出力は200kWとなってます。 駆動方式はTD継手平行カルダンが採用されました。 台車はダイレクトマウント式の空気バネ台車が採用され、電動車は川崎重工製の軸梁式台車(KW77C)、付随車は住友金属製のSUミンデン式台車(FS517C)が採用されました。 ブレーキ装置は電力回生ブレーキ優先電気指令式空気ブレーキ(HRDA-1)が採用されました。 5.主な履歴 2002年(平成14年)に試験的に9005Fの中間付随車4両が10000系タイプのロングシートに改造されました。 2007年(平成19年)頃にLEDランプによる路線案内表示器が撤去されました。 2008年(平成20年)よりロングシート化と車体外板塗装が変更されました。 2015年(平成27年)より9001F〜9004Fの中間車が10000系へ編入され、7両編成となりました。 2015年(平成27年)に全編成前照灯のLED化が行われました。 |
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