510F
500系(510F+506F) 特急「リバティけごん」32号 1032列車
伊勢崎線 新越谷 2021年8月1日撮影

500系(508F) 特急「リバティ会津」129号 1029列車
伊勢崎線 堀切 2021年1月11日撮影

1.概要
 日光線、鬼怒川線、伊勢崎線、野田線及び野岩鉄道、会津鉄道で運転する特急用車両として登場しました。
 愛称のリバティは分割併合機能を生かした運用ができる意味での「Variety」、運用の自由度を表した「Liberty」を組み合わせた造語「リバティ(Revaty)」となります。
 3両編成で組成され、編成は下記のとおりです。
 ←浅草
 クモハ500-1(Mc1)−サハ500-2(T)−モハ500-3(Mc2)

2.車体構造
 車体は20mでアルミ合金のダブルスキン鋼体となっています。
 車高を100系より60o低くし、プラットホームとの段差を少なくしています。
 扉は片開き扉を片側1カ所設けてます。
 先頭部は、衝突安全性を考慮した構造となり、プラグドアが設けられ連結時に通り抜けできるようになっています。
 前照灯にはLEDが採用されました。
 車体外板色は、シャンパンベージュを基調とし側面窓廻りにフォレストグリーンとフューチャーブルーを配色しています。

3.車内設備
 座席は偏心回転式リクライニングシートが採用され、2+2列の配列となっています。座席の背もたれを倒すと座面の後ろ側が沈み込む機構になっています。各座席には肘掛け部に100Vのコンセント、座席背面にドリンクフォルダー、網ポケットが設けられています。シートピッチは1,000mmとなっています。
 トイレ、洗面所は2号車に設けられました。トイレは、洋式、男性用、多目的トイレが設けられています。
 客室妻面扉上部に大型のフルカラーLEDの案内表示器が採用されました。
 車内照明にはLEDが採用されました。
 公衆無線LANを提供するため、各車両にWi-Fiルーターが設置されました。

4.主な機器類
 制御装置は、2レベル方式電圧形IGBT-VVVFインバーター制御となってます。1個の制御装置で1個の主電動機を制御する1C1M方式を採用し4群構成となっています。空転時に空転してない電動機を個別に制御することで空転を軽減することが可能です。
 主電動機は190kWの永久磁石同期電動機(PSPM)が採用されました。
 制動装置は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(純電気ブレーキ機能付き)が採用されました。
 駆動装置はTD継手式中実軸平行カルダンが採用されました。
 台車はモノリンク式ボルスタレス台車(ヨーダンパ付き)のSS182M(電動車)、SS182T(付随車)が採用されてます。

5.主な履歴
 2017年(平成29年)4月21日から運用開始されました。
 2020年(令和2年)度から製造された509F〜に荷物置き場が設けられました。
 2020年(令和2年)度から既存車両についても荷物置き場が設けられています。

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