Dargelos 2000 Weekly
(1999年12月1日創刊1號)
 特報『ヂパングボーイ2000系の新世紀航海へのボン・ヴォヤージ!!』

●1999年12月1日(水)
 ほうほうのていで、新宿西口から羽田行きリムジンバスに乗る。
 やっとこさ、3日からの函館港イルミナシオン映画祭へ向けて函館へ出発。
 のみならず、今日はついに『日本少年2000系』の発売だ。昨日、新宿駅で青年に声をかけられて 『日本少年2000系』今日買って早速聴きました、と言われたぐらいだから、実は昨日からショップによってはおいてあったところもあったのだろうが。正式発売は今日なのです。
 そして、誰はさておき、鈴木慶一にありがとうを言いたい。作業を共に出来たことに感謝したいし、何より、充分に満足のいくアルバムを作れたことを、喜びたい。
 考えてみれば、ふた月前の10月第1週には、まだ連日朝までレコーディングが続いていてマスタリング等の仕上げに汲々としていた。
 そして、丁度ひと月前の10月下旬から11月第1週にかけては、10月23日から始まっていた映画『港のロキシー』ロードショー公開のゲスト付きイベントのために連日劇場(渋谷シネマソサエティ)に通い詰めながら、一方では、サエキけんぞう氏のイベント『DRIVE TO 2000』へ『港のロキシー』VS『白痴』で手塚眞氏とのトーク、およびヴァージンVS、16年振りの突然ライヴなどで出演、加えて、この『日本少年2000系』の全40ページに及ぶブックレットの仕上げ等々…で、ぢごくのような日々が続いていた……などとは、その実体、及び全体像を目の当たりにしていない人々にはまったく実感を得づらいものではあったでしょう。
 なんせ、『日本少年2000系』のライナーノートは、誰からも頼まれていないのに5大別冊附録付き40ページですから、やってもやっても作業がはかどらない。本当に『日本少年2000系』は、12月1日には発売になるんだろうか? と、ボー然としながらの日々でありました。
 とはいえ、本体『日本少年2000系』のレコーディングの充実度に精神的に支えられながら作業が進んでいったものです。
 なにはともあれ、『日本少年2000系』は、今日晴れて発売になりました。


          
                                         銛射モビィ銛郎
                                         @Moriroux



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