No. 62/72区分(水瓶座6度〜10度)「仮面」 仮面を演じる
求められる人間像を、いかに自分の資質とは相反するものであれ、演じきることで、その役割を果たすことができることを実践する。すべての人間の地位や名誉は、本質的なものとは関係がないことを理解する。
水瓶座 6度
神秘劇で儀式を演じる仮面をかぶった人物
個人の素顔ではなく、わざわざ仮面をかぶって神秘劇に参加する人とは、個人のもって生まれた資質とは違う人格を、集団的な活動のなかで演じつづけることで、社会的な役割を全うする人のことだ。この場合、演じた役割とは、企業のなかでは、役職だし、その役割を果たす人につきつけられる要素を最後まで押し通すことのできる能力をあらわしている。その役割や仮面によって否定的な結果が引き起こされたときにも、それを引き受ける責任能力と自覚がある。男女関係の面では、男性が要求する女性イメージを、相手の前にいるあいだは、完璧なまでに演じつづける女性、という例もこの度数の持ち主に見かけたことがある。人生のなかでの演技者、この実際の人生をひとつの舞台だと考えている人々。ただし無意識に演じることはめったにない。