No. 20/72区分(蟹座6度〜10度)「犠牲」 新しい生存のための犠牲と構築
まだ未発達の自分の愛情や共感を育てるために、新規の巣作りをする。人に自分の気持ちを理解してもらうことの困難と戦い、信念を明確にする。
蟹座 10度
最初のカッティング過程の大きなダイヤモンド
9度の池の水は、カッティングされていないダイヤモンドに象徴を変える。完全さへむけて、訓練をはじめる。つかみどころのない生命の実感を、より明確に把握できる知識的で技術的な産物につくり替えていこうとする努力なので、ここでは表現力の訓練という項目が重視されていると思う。知識や理解は、ひとつの固さを獲得し、また他の人に理解でき観賞できるものへと変わっていく。自分の主観的な印象や考えをはっきりと人に理解できるものにつくり替えねばならない。原石にとって痛みを伴った処理の過程。しかしできあがった宝石は、貴重な産物で、苦労に見合った成果だといえる。いまだ体験したことのない新しい技術を身につけるために、苦労している人の姿。技術者、職人、創作する人などにも関係する度数だし、もちろん象徴どおりに、彫金、宝飾関係も縁が深い。