No. 21/72区分(蟹座11度〜15度)「真理」究極の価値に向かう
自分の心の底にある価値観を見いだすために、どんどん深い意識に入り込んでいく。周りに振り回されないで、物事を純粋に考えるための強い意思を築く。
蟹座 14度
老人が、広大な暗やみの空間に直面し、北東の方向を見ている
心理学者ユングが、オールド・ワイズマンと呼ぶ元型。老賢者は、北東にむいている。これはルディアに言わせると、霊的・宇宙的な力の源で、神秘的な意味での本当の地球の極。しばしば東洋でも、うしとらの鬼門として知られている方角だ。この度数の持ち主は、不変のリアリティに直面する老賢者のように、究極の無、あるいは仏教でいう「空」に精神を集中させている。感覚的には決して認知できない、言葉でも説明できない究極の真実の深淵を覗いている。これは本当の意味での「空虚」を知覚する度数なので、なかには極端に世俗離れした人もいる。進行でこの度数を通過するときには、日常生活のあらゆるものの印象が消えていき、自分の深層の意志だけがはっきりと見える、という体験になりやすい。