No. 21/72区分(蟹座11度〜15度)「真理」究極の価値に向かう
自分の心の底にある価値観を見いだすために、どんどん深い意識に入り込んでいく。周りに振り回されないで、物事を純粋に考えるための強い意思を築く。
蟹座 15度
贅沢なダイニングホールで、客たちが大宴会のあと、リラックスしている
シンボルは、とても物質的な姿を現している。だが、14度の完全な無と、くっきりと対比していることに気がつくべきだ。14度の永遠の真実への探究によって、爆発的に解放された、根底的な意志をもって、もう一度物質的な生活が組み立てられる。ここでの豊かさ、物質性は、存在の充満とか、実現ということのシンボライズした姿。「無」にもどった人は、はじめて「有」を正しく評価し、自分の生活のすみずみまで、自分の意志を浸透させ、豊かな暮らしにしようと望む。いずれにしても生きた存在であるわれわれは、「無」に長くもちこたえることができず、この世界にもどって、実社会で、自己実現をしなくてはならないのだ。これはたとえば、死を疑似体験をした人が、はじめてこの世界を楽しく、生き生きと暮らすことができるようになった、という意見とどこか似ている現象だ。