No. 22/72区分(蟹座16度〜20度)「展開」 自己と世界の構造的な関係
現象世界やいかなる物質的な事柄も、心の象徴として現われていることを知り、自分と世界の関係をもう一度、自分の内的な動機から捉えなおす。
蟹座 18度
雌鳥が雛の餌を探して土をほじくっている
漫然と暮らしている限り、発展は存在しえない。自分が目指したい人生の方向のために、発展、成長に不可欠な循環形態を実際的な生活形態として努力して確保するのがこの度数の主題だ。ある研究をしたいのなら、その情報がたえず流通する環境にいくことが大切である。なにかの仕事をしたいのなら、その仕事に関連した環境に少しでも近づくこと。その人なりの伸び方、成長の独特の方法が、ここで確立される。ちょうど輪作の場をつくり出すかのように、実生活を意欲ある姿に変えていくことが課題だ。たとえば、ほんとうは詩人になりたい。でも、儲からないので、実際にはそれとは関係のない仕事を金銭収入のためだけに行っている。こうした内面と外面生活のずれは、この度数の人の可能性を伸ばさない。マンダラを学習した男は、内面と外面が合致した暮らしに近付かなくてはならない。精神的なマンダラの具体化が、個人の実生活でまず準備されなくてはならないことを暗示している。