No. 22/72区分(蟹座16度〜20度)「展開」 自己と世界の構造的な関係
現象世界やいかなる物質的な事柄も、心の象徴として現われていることを知り、自分と世界の関係をもう一度、自分の内的な動機から捉えなおす。
蟹座 20度
ヴェニスのゴンドラ乗りが、セレナーデを歌う
自己と社会の象徴的な関係が結ばれる。16度から20度までの流れは、マンダラを瞑想する男からはじまった。これは人の内面と、社会や環境という外面との、象徴的構造的な結びつきが確立される過程をあらわしていて、マンダラの生きた応用的な展開がはじまるのだ。環境に自分を十分に投影できるし、なにを見ても、自分の一部だと感じることもあるだろう。ここで幸福感が感じられる。社会と、個人の深層の心のはたらきが調和的に関係できることを知るからだ。孤独な集中的な探究は、いまは必要がなくなった。社会にすべて投げ出しても構わないという気持ちになる。社会は、自分だと思うからだ。この度数の持ち主は適応性が高いが、ただし手前勝手な考え方をする人もいる。