No. 23/72区分(蟹座21度〜25度)「共感」 社会のあり方を模索する
他者との共感を下敷きにして、さまざまな人と関わりあい、この相互性によって、新しい社会的な価値が生まれる。
蟹座 24度
南方の小さな島の、1人の女性と2人の男性の漂流者
社会のなかにいて批判的なアプローチをしていた文学仲間は、3人の小さな単位に置き換えられ、社会とは孤立した生き方を選ぶようになる。そして南の島へ漂流する。これは、小さなグループをつくり、もっと本質的な集団の在り方を追求しようとしているのだ。社会全体の潮流からは逸脱することだ。女性は、情感的な生活。2人の男性は、知的な方向性と、霊的な方向性の印。これらはすべて相互依存によって、なりたたねばならない。しかもこれは、無意識の海に囲まれた南の島で、現実的に調和的な形態にならなくては生きてゆけない。統合の分野はとても小さいが、生命の特別な新しい発展形態を予感させる。新しい村づくりとか、小さなところからはじまる共同体の新しい試みだといえる。より本質的な問題を追求するために、限定された世界とか、特定の人間関係のなかで生きること。信頼できる人はごく少数だけに限られてしまうが、人の結びつきの理想を追い求めている人だ。