No. 20/72区分(蟹座6度〜10度)「犠牲」 新しい生存のための犠牲と構築
まだ未発達の自分の愛情や共感を育てるために、新規の巣作りをする。人に自分の気持ちを理解してもらうことの困難と戦い、信念を明確にする。
蟹座 8度
ウサギの群れが、人間の服を着て行進する
生命は、あらゆる分野のものが、成長するための刺激として、より優れたものを真似る傾向があり、これは成長する過程では、はじめにどうしても模倣するべき、より優れた「参考にする人」が必要であることを指摘する。真似ることで、意識の拡大をしようとする行為がここにある。知的な模倣ということよりは、知識に対する探究以前の、(つまりウサギの世界の)模倣的な動きである。ウサギは月の世界の生きものだといわれているし、月あるいは蟹座には、イメージを複写するというはたらきがあることが知られている。とはいえ、牡羊座の2度のようなコメディアン的な模倣ではなく、本能的に学習と成長のためになにかを真似るという行動であらわれやすい。物真似は、さらに射手座21度にも見られるが、ここでの違いは、具体的に存在する誰かの物真似が多いということだ。