No. 56/72区分(山羊座6度〜10度)「土台」 社会の根底にあるものに関心を向ける
地域精神に根ざした伝統的な元型(神)を用いた、社会的な指導力。人々を心理的にまとめていく才能。
山羊座 6度
暗い森へと続くアーチ道の下に横たわっている10本の丸太
暗い森は、未知の体験への旅だ。その森につづく道の下に丸太がころがっているのは、旅の前に片づける問題があることを暗示。新しく出発するために必要な基礎的な準備を固めておこうとする姿勢だ。山羊座は6度から、10度まで、社会を統率している情感的な深層心理的な側面に関心をもつ。とすれば、丸太というのは、われわれの社会の根底にある土台であり、民族的な神とか、土地の神様とか、地域の精神を象徴とするような力に関係しているものだ。対向にあるのは蟹座の6度、無意識の本能的な要素が、人間のために奉仕する意味があるので、この山羊座6度もまた、無意識的に社会を支える、集団の本能的な土台を暗示している。新しい未知の体験にむかうさいの、自分自身の姿勢を、根底からもう一度考え直し、点検すること。深い資質に気がつくこと。社会的な活動をする場合にも、現象面だけにとらわれず、古い歴史を踏まえて、根底から考えようとする姿勢をあらわしている。