No. 56/72区分(山羊座6度〜10度)「土台」 社会の根底にあるものに関心を向ける
地域精神に根ざした伝統的な元型(神)を用いた、社会的な指導力。人々を心理的にまとめていく才能。
山羊座 8度
太陽に照らされた家で、飼い慣らされた鳥たちが楽しそうにさえずる
もともと山羊座は土星を守護星とする。土星は、現実社会の厳しい規律、法律や道徳、常識をあらわしているが、こうした制限のなかで、なんの反発もなく、満足し、環境に安住することのできる素直な人だ。のどかで幸福な存在。ここでは鳥かごのドアが開いていても、そこからでないという順応性を意味している。背後にあるのは、蟹座8度、ウサギの群。模倣性に関係した度数だが、この山羊座では、社会通念をそのまま本能的に模倣実践して、絵にかいたような健全な暮らしをする人々のことだ。いかにも害のない、常識的な人なので、人から悪意をもたれることはけっしてないといえる。この人が参加して行われることには、誰もが安心して警戒心をもたなくなる、という不思議な魔力があって、つねに本能的に土星によって守られているという性質が強いようだ。