No. 17/72区分(双子座21度〜25度)「秩序」 知的エントロピーをどう越えるか
発達しすぎた個人の個人的な行為は、やがては人間の自然な情感や本能を破壊する。もう一度、個人の価値を再検討して、いったいなにが大切なのか整理する必要に駆られる。
双子座 25度
大きなパームツリーを剪定する庭師
人間の知性は、自分の感情ストレスとか弱点を突かれる事態を巧妙に避けてとおりながら可能性の枝葉を伸ばす。結果的にさまざまな人格のステレオタイプがつくり出される。われわれの階層化された意識(23度)は、ある鋳型にもとづいたオートマティックな進展しかしなくなり、やがては人間性の硬直化と運命の停滞に出会う。こうした人間個人の無意識なはたらきをもう一度反省し、知性の偏りや人格のアンバランスを慎重に矯正しようとする姿勢が、この度数だ。また、理想的に考案された人格像のとおりに人を教育しようとする姿勢もこの度数の特徴で、まだ人間性も人格も形が定まらない子供をある型どおりに教育することなど。人の成長は、ある基本的なコースをつくっておいても、可能性が拡大する都度、あらたに管理される必要がある、という事実から、しばしば感化院や再教育施設などにも関係している度数だ。整体治療師にも、この度数が見られた。