No. 26/72区分(獅子座6度〜10度)「破壊と創造」 創造と破壊の感情
個人の創造衝動を判断材料にして、古い社会の習慣を破壊し、そこから脱出しようとする。作っては壊し、作っては壊しという行為のなかで、自己形成する。
獅子座 10度
太陽の光が野に流れ込むと、早朝の露(朝露)が輝く
獅子座の動きには上昇する精神の火という性質がつねについてまわるが、8、9度で、この火を破壊や創造にふりむけるとき、おびただしいさまざまな感情体験がもたらされる。革命行動も、創作も、外部的な行為ではなく、自己の人格変質に関係する行為だから、ここでは苦痛や抑圧体験、押し殺したような集中などさまざまだ。この度数で、やっとこれらが解放され、高揚した感情へと変わっていく。悲しみや苦痛という、あたかも暗い夜のような体験を通過したあとでの、夜明けの明るみに生まれたような感動的な新鮮な気分。この度数を持つ人は、このような感動的な体験や、それに伴う情感がものごとをはかる基準となってくる。苦労の後の解放。抑圧の後の明るみ、苦しみの後の楽しみ。やはりなにか創作したりつくったりすることにむいている人。