No. 27/72区分(獅子座11度〜15度)「遊技」精神の緊張を解きほぐす遊技性
遊びやゲーム性のなかで、自分の新しい可能性を創造しようとする。余暇と遊技性は、人格形成において、もっとも大切な糧である。
獅子座 13度
年取った船長が、自分の小屋のポーチ(のロッキングチェア)で体を揺らしている
静かな追憶。船長はかつて無意識を象徴とする海の上で、危険にさらされながら自我をあやつる人生を歩み、いまではこの現場から退いて、オークのブランコは、ロッキングチェアとなって、ゆっくりと余暇を楽しんでいる。イスをころがしながら、いままでの体験にもとづき知恵をあみだそうとしている。哲学的な思索には、余暇が必要だ。11、12、13度は子供の知性、大人の知性、そして老年の知性という対比をもって進むが、この度数を持つ人は、現実の社会生活での仕事にさほど真剣ではない場合もある。むしろ余暇をすごすことのなかで、豊かな結実が存在する。人生の戦いに直接参加せず、傍観者としてふるまうケースが多い。やる気のない人だといわれることも多い。