No. 28/72区分(獅子座16度〜20度)「非日常」 遊びが高じて、真面目な探求心へと変わる
自由な行動で非日常的な瞬間を求める。非日常的な瞬間にこそ、自分の本当の創造的な自我の種が隠されていることを自覚する。
獅子座 20度
ズーニー族のインディアンが、太陽に向かって儀式をしている
自然のエネルギーの賛美へと回帰すること。現代人が長いあいだ否定してきた人類の根っこの力に対する回帰と、自分が崇拝するものへ自己同一化することで、生命を回復する技術を示すと同時に、舞踏に関係する度数でもある。ある意味で、これは獅子座19度が本格化したことを暗示している。社会生活のなかでの一時的な逃走によるリラックスが、本格化して趣味のレベルではとどまらなくなり、自由な暮らしに自分の根拠をおくようになってきた。そして文明人が忘れてしまった、いにしえのインディアンのような、本能的な生活基準を本格的に取りもどす行為を探索しはじめる。ここでは舞踏などは、生命力を強力に取りもどすために十分に効果的に活用できるのだ。やがて、ただ活力を充填する、ということにとどまらず、サイキックな能力が動きはじめる。