No. 29/72区分(獅子座21度〜25度)「オカルト」 サイキックエネルギー扱い方
現実は精神力により変えることができる、という確信を要求する。結果的にしばしばオカルト的な力にも関心を見いだす。創造的な新しい意思が、外界をどのくらい変革していくかに関心が焦点化する。
獅子座 21度
興奮した鶏が、ふらふらと羽をばたつかせて飛ぼうとしている
鶏は鳥という霊性を暗示するシンボルのなかでも日常的に飼いならされた霊性を暗示するので、純粋な霊性とは異なる。それで、しばしばオカルト的、実用的な力をもった、つまり超能力とか、また人を驚かせるような心霊的な事柄を暗示している。プードゥー教では、鶏をいけにえに使うが、そのイメージはこの度数に近い。呪術など、濃密な気の力が充満した世界。準備なしで早急に、オカルト的な事象を扱おうとする態度。これが心理的な混乱を引き起こしてしまう。19度の趣味的な没入がやがてこのサイキックな力の発見へと推移してきたので、この度数では、まだ心霊的な諸力については、あまりなれていない人をあらわしている。ヒステリックに興奮するサイキックな力は、また性的な興奮もあらわすことがある。日常的な欲求の満足に、オカルト的な力を使おうとする野心からくる、種々のトラブル、エゴと霊的な力が結びついたときの混乱。