No. 39/72区分(天秤座11度〜15度)「研究」知性の伝達に必要な工夫、探究の方法
客観的な知識の獲得と、その伝達、教授すること、研究すること。あまりにも深く集中する傾向の人も多いので、意識と潜在意識のうまい利用法を確立し、自分特有の学習リズムを獲得しなくてはならない。
天秤座 15度
環状の道
社会生活の安定した規則的なリズムが必要な時期に差しかかる。知識の探求のために、心身のバランスを壊してまで集中するのでなく、規則的なリズミカルな暮らしのなかで、知識が発達していく過程をあらわしている。ルーチンな規則的な生活のなかで、はじめて超越的な優れた問題を扱うことができる。というのも、人間の生活はどんな細部までも、緊張と弛緩の繰り返しでなりたっていて、このリズムが自我意識と、潜在意識の手をとりあったバランスある関係をつくり出しているからだ。このリズムを無視して、いきなり集中的な学習をしても、心は新しいものを受け入れる許容度をすぐに獲得するわけではない。この度数の持ち主は、規則的な生活のリズムを巧妙に利用して、優れた業績や研究をする人を暗示している。のんびりしているようでいて、効率的に心身を利用できる人である。