No. 40/72区分(天秤座16度〜20度)「傷痕」 潜在意識を扱いかねて傷つき、修復する
人と深く関わることで、主観的な自我に傷を負う。この傷を見つめることで、真実の理解に到達する。
天秤座 19度
泥棒の一味が隠れている
勝てば官軍、負ければ賊軍という言葉があるように、社会に対しての不満からくる新しい提案は、個人が主張するかぎり見向きもされないが、集団での抗議となれば、やがて正当な主張だとみなされる。不満に対する抗議行動も、社会に受け入れられれば、尊敬される改革者とみなされる。18度の姿勢を反省して、集団社会との建設的な関係の回復を目指した人々は、レジスタンス的な行動で、自分たちの意志を通すようになる。16度からこの度数までは、一連の物語のように構成されている。対人関係で大きく傷ついた16度の人は、一度退散し、反省する(17度)が、こんどは内側からの不満の感情が吹き出す。だが、積極的な姿勢で、自分たちの意志を通そうとする、という過程だ。だがこのシンボルイメージが物語るように、なにか浮かばれない感情があることは否定できない。