No. 37/72区分(天秤座1度〜5度)「人格」 変容の過程
自己をあたかも他人から見るかのように認知する。ひとつの個性の標本として、自分も他人も、公平な価値を持っている。この個性から、新しい人生が開けてくる。
天秤座 2度
過去の体験の果実が、永遠に創造的な霊の種子の実現へ変成する
新しく確立した人格像が、新しい人生の可能性を開く。性格が運命を導くとは、よくいわれる言葉だが、他者との関係のなかで新しく築かれた人格が、次々と目新らしい可能性を開いてゆき、未来について新鮮な期待がもてる度数だ。植物が種を吐き出し、この種は土壌のなかで、自然にその種にふさわしい発芽をしていく。種子の発芽は、本人が意識していなくても、環境が変化していくことで実感されるだろう。確信に満ちて、自分の信じている方向へ歩み出す。とはいっても、ここでは象徴に「永遠に創造的な霊」と書かれているように、具体的な人生のなかでの事業の可能性とか社会的な発展というものとは位相が違うようだ。心理学でいう元型、つまりその人の魂の形態のようなものが導く運命が開かれていくという度数だ。