No. 38/72区分(天秤座6度〜10度)「願望」 理想を実現化するときに現れる反動や否定性の処理
願望を実現する。この実現という行為に出た瞬間に、必然的に生じる否定的な反撃をいかに処理するかに、多くの時間を費やす。
天秤座 6度
人が、内的なヴィジョンを前にして、自分の理想が具体的な形をとるのを観察する
自分の心のなかにあるビジョンを、実現・物質化するために、そのイメージをすみからすみまで、ありありと思い浮かべる。極度に克明なイメージは実現される、と願望実現イメージ瞑想で実証されていることだが、この度数はそれに通じてくる人だ。漠然とした願望は、心と物質をつないでいるある通路を通らないので、これはなかなか形になることがない。この度数は、その想像と現実のあいだの連絡がはっきりと確立されることを暗示する。だが、これはまた個人が不安に思ったことや妄想で考えたりしたことも、形になってしまうとか、また個人の気持ちが外界に投影されてしまう傾向も示すことになるので注意しなくてはならない。なにかなしたい意志があるときには、それをイメージ化し、ありありと思い浮かべよう。