No. 38/72区分(天秤座6度〜10度)「願望」 理想を実現化するときに現れる反動や否定性の処理
願望を実現する。この実現という行為に出た瞬間に、必然的に生じる否定的な反撃をいかに処理するかに、多くの時間を費やす。
天秤座 9度
3人の「年取ったマスター(大家、巨匠)がアート・ギャラリーのなかの特別室の壁にもたれかかっている
自己実現をするには、大きな展望のもとに、長期にわたる努力が必要だ。過去の精神修養の伝統とか、先人の偉大な業績に対して尊敬の念が高まる。そして自己実現の願望も、個人的なものではなく、実は古い時代から多くの人が同じように追求してきた事柄であり、自分の試みもなにも特別なものではなかった、と気がつき、奉仕的な長期にわたる自己修練の道を志すようになる。人類が交わった遠い昔のグルとの契約。無償の行為をつづける訓練に入ること。この度数を持つ人は、いろんな組織や団体で、世話人のような立場になりやすい。対向にある牡羊座9度は、水晶を見つめる男。同じように、天秤座9度でも、絵やビジョンのなかに、偉大なるものの影を感じとり、それとの遠い間接的な関係を通じて、自分を磨く。