No. 72/72区分(魚座26度〜30度)「帰還」魂のひとつのサイクルが、幕を閉じる
自分が生まれ育った固有の環境的な影響、対人的な影響をすべて脱色し、純粋な孤独のなかに、自分を吸収させる。新しい再生のために、準備として、地上的な清算をする。
魚座 29度
プリズムを通った光が、多彩な色光に分かれる
単一なもとの光線が、プリズムをとおして複雑に分岐した結果、多様な結果があらわれる。だが、ここには光線の規則的な分解過程があって、人生のなかで具体的にさまざまな状況が起こっても、これらはある基本的な展開の方法が守られているということだ。この人はこの事実に気がつき、単一性にむかうでもなし、多様性に心をむけるでもなく、この単一と多様性の関連性、魂が具体的な人生の運命を形成する展開の構造そのものに興味をむける。たとえば、インドのヨガでは、人の身体のなかにはチャクラという7つの中枢があると主張している。その人の個性、運命の傾向は、この簡単な7つの構造の個人的な傾向のとおりに展開されるという。規則的で秩序だった自分の構造というものに、自分の心をあわせ、自分を調律すること。成長や衰退をつかさどり、なお成長や衰退にはふりまわされていない法則に、自分を同一化させること。この人にはこのようなメタ頭脳とでもいうべき知能が発達し、人生を明確に分析できる能力が磨かれる。