No. 68/72区分(魚座6度〜10度)「奉仕」 犠牲と奉仕
なんらかの対象に自己を全面的に投げ出すことで、超越的な目的の実践に成功する。大きな犠牲は、別の価値の大きな獲得に入れ替わることを知る。
魚座 6度
正装した軍隊の将校たちの行進
人が国家とか社会に奉仕し、献身する理由は、それによって国家や社会から、支持されることを期待しているからだ。自己を全面的に仕事や使命に投げ出すことで、相手から賞賛を得たいという気持ちがはたらいている。正装する、というのは厳しい規律にしたがうということで、この度数は軍隊とか警察とか、制服に身を包み、なおかつ聖職的な奉仕的な要素をもった職業に関係している。この人は非常に献身的な、ときには無謀なほどに奉仕する人だ。だが、それはその人が生きている国家や自治体に依存したところでなりたつ奉仕であって、無視されると非常に気落ちする。背後にある乙女座の6度は、ダイナミックな情感の遊びを意味するので、この度数の人も、いろいろと人生に多くの期待をする。