No. 68/72区分(魚座6度〜10度)「奉仕」 犠牲と奉仕
なんらかの対象に自己を全面的に投げ出すことで、超越的な目的の実践に成功する。大きな犠牲は、別の価値の大きな獲得に入れ替わることを知る。
魚座 7度
海の霧に包まれた岩場に横たわる大きな十字架が、一条の光によって輝く
集団や社会からの賛同や同意をまったく期待することなく、いかなる犠牲を払っても、個人の信じる生き方に忠実になろうとした人。共同体とか国家、組織から、必然的に村八分にあう可能性は大きい。これはそこに迎合しないからだ。だが、こうした孤立のなかで、この個人の力をバックアップし、肯定してくれる霊的な力強い援助がある。自己主張の高度なあらわれといわれているが、自己の内側にあるものに対して、すべてを犠牲にしてしたがい、超越的な感覚に浸される傾向。ただし、このいたずらに劇化されたかのように思えるシンボルのイメージどおりに、奉仕、犠牲という宗教的な感情に耽溺する傾向もあるようだ。宗教研究者などにこの度数をときおり見かける。