No. 68/72区分(魚座6度〜10度)「奉仕」 犠牲と奉仕
なんらかの対象に自己を全面的に投げ出すことで、超越的な目的の実践に成功する。大きな犠牲は、別の価値の大きな獲得に入れ替わることを知る。
魚座 9度
ライバルを意識して馬を駆り立てる騎手
現代社会では、競争原理は物心の両面でどこにも支配力をはたらかせていていかなる目的であれ、ひとたび真剣にものごとに取り組みはじめると、あたかも競争するかのように、活力をある一点に集中することになる。8度で女性原理がらっぱを吹き、心理的な高ぶりが増してきた。このなかで、この度数を持つ人はなにがなんでも目標に到達しようとする能力を磨くし、ライバルがいればますます活気づく。一点集中の能力。ぬきん出たいという衝動。馬はリピドーや情念的活力なので、感情的に興奮して、問題に取り組む人。なにかに集中するときに、感情をあおって、その勢いでつき進もうとする人。背後には乙女座の9度、表現主義の画家が隠れている。競争は、自分の心を表現するためのはけ口だと思うと、ますますやる気が出てくるというものだ。