No. 47/72区分(蠍座21度〜25度)「反逆」荒々しい衝動をどう処理するか
心のなかに渦巻く、荒々しいエネルギーを実生活のなかでどうやって生かすか。異質なものを、これまでの生活のなかに取り入れる工夫
蠍座 24度
霊感を受けた人の「山上の垂訓」を聞いたあと、人々は家路につく
本能的なエネルギーをより高度なものに昇華、変成すると、その人に超越的な意識がもたらされるが、やはりそれでも、人は家路という日常の暮らしにもどり、その高度で超越的なエネルギーを日常の生活でどう生かすか苦心しなくてはならない。宗教的に優れた教えや、霊感も、具体的なわれわれの暮らしに活用できなければ、精神的な混乱や逃避癖をつくり出すだけだ。この度数では手に入れた霊感やすばらしい直感をもって、実生活を意志的に変えていくこと。生かすことを志す。この度数を持つ人は非常にすばらしい体験をしても、すばらしい体験に主題があるのではなく、その後の処理の方法に重点がおかれているということだ。また理想を夢見ても、再び日常の暮らしによって、その記憶を摩耗させ記憶を失うという警告も含まれている。