No. 10/72区分(牡牛座16度〜20度)「個性」 新しい個性を確立するための哲学的な戦い
他者のまねではない、真実の哲学的な価値を探求しようとする。模倣をもっとも嫌うので、しばしば気むずかしいが、最終的に独自の個性を確立する。
牡牛座 20度
空を横切る翼のような雲の束
無意識の深みからくる生命の可能性は、超意識的なきざしの顕示によって、その方向を見定めることができる。知りたいことや、自分のいくべき方向を、いろんな日常的な暗示や兆候で読むことができる能力。カスタネダの著作に述べられている「聖霊の顕示」とでもいうべき、暗示的な、スピリチュアルな霊感がたびたび訪れる。神秘的な能力が、この度数で発達するのだ。どの方向をとったらいいのか、運命の方向を示してくれる雲。それらが正しいか、正しくないか内心で考えたり分析したりする心は、すでに18度で空にされていて、ここでは透明で明晰な霊的な開示があるのみ。伝統にしたがうことをやめて、個人が個人らしい道を歩もうとして、信頼できる本来性を獲得したことを自然界が容認したのだ。雲や風の動きが彼に同意の合図をしている。言葉の解釈を必要としない世界に住んでいる。