No. 12/72区分(牡牛座26度〜30度)「消費」社会の文化的産物を、人はどのように消費するのか
物質文化の豊かな開花を楽しみ、この伝統的にして、長い歴史のなかで培われた文化、芸術などを背景にして、自分の活動方向を発見しようとする。
牡牛座 30度
古い城のテラスで行進している1匹の孔雀
いかに優れた人も、その人の属する文化と伝統の産物だ。個人はそうした先祖のつくった伝統を使い、その土台の上で活動する。もともと動物的だった人類に古代に贈られた知性が、孔雀の印であるといわれていて、遺伝的な資質の開花の上にその人の能力が存在しているという意味になる。これはどんなものも、ひとりで成し遂げられるものはなにもなく、すべてそれまでの文化的遺産のこやしの上に立って活動した故のものであることを強調している。遺伝によって特殊な優れた能力をもっていて、その発揮を通じて社会的な地位を獲得する人物なども暗示する。それまでの伝統の最終的な統合者、果実を手に入れる者という可能性が高い。これは家系などにもいえる。その家柄のなかでの総決算的な人物だということである。あるいは地球的魂の結実である。