No. 8/72区分(牡牛座6度〜10度)「救済」 エゴの殻を捨てて、互いに助け合う
個人の運命や、過酷な条件づけに縛られて孤立した人々を結びつけ、共感によって、互いに助け合う関係を築く。慈悲心が発達する。
牡牛座 6度
峡谷にかかるカンチレバー橋
渓谷は、山と山のあいだの深い溝を示し、これはそれぞれ個人は自分のエゴや個性、自我に閉じこもって、互いに他人を恐れていることを暗示。人と人とのあいだの深い谷に橋をかけ互いに協力しあい、個人の壁を超えようとするのが、この度数の真意だ。人が実質的に進化するには、他の人とのかかわり方がもっとも大切になる。この度数の人はそれを十分に理解し、自閉症的になりやすい人々に対する愛情を示す傾向がある。人類の集団化され助けあう知能は、想像を絶する困難を超えることも可能だ。牡牛座の1度から5度までは、個人の能力をぎりぎりまで発展させることがテーマだったが、いまやこのそれぞれの個人の個性は、他人との交流を妨害する壁として意識される。5度で、自分ひとりの可能性に絶望した人は、初めて6度で、人との協力が大切なのだ、とはっきり自覚するのだ。