No. 36/72区分(乙女座26度〜30度)「弟子」「個」としてのあり方を純化して、神聖な世界へ
個人でできることのすべてを終えると、もっと超越的な力の介在への憧れが生じる。ここから宗教的な心が芽生える。限界を認知することで、より大きな可能性が開かれることを自覚する。
乙女座 28度
力をつかまえた禿頭の男
伝統や形式は、つねに本質的な力に挑戦を受ける。分解作用のある人物が浮上し、とルディアは述べているが、あらゆる伝統のなかで、変革的な強制的な力を実行する人物があらわれる。変化の必要性があるときに、非情なまでの決断力を実行しなくてはならない。力と意志をもって状況に対処する。意味のないものを破壊する。強制的につき進む。もし27度が、神学構造での秩序正しいヒエラルキアを維持するものだとすれば、それらを破壊してもう一度本質的な力の活性化をはかろうとする、サマエル(サターン)が、この度数の象徴となる。だがこれは反逆者でなく、王(神)の裏の姿でもある。さけられない変化。意志の強烈な人柄、ものごとを飾りでなく本質だけで見つめようとする姿勢。