No. 36/72区分(乙女座26度〜30度)「弟子」「個」としてのあり方を純化して、神聖な世界へ
個人でできることのすべてを終えると、もっと超越的な力の介在への憧れが生じる。ここから宗教的な心が芽生える。限界を認知することで、より大きな可能性が開かれることを自覚する。
乙女座 30度
急ぎの仕事を片づけることに完全に専心しているために、1人の男がどんな誘惑にも耳を傾けないでいる
ささいなことにはいっさい患わされることなく、自分を超えるためには、なにが必要かはっきりと見据えて集中している状態。乙女座は、他者に対しては開かない、個人性のなかに閉じこもった星座だ。この乙女座を後にして、より広い世界にむかわねばならない。いままでの自分を超えるというのは、ひとつの試験のようなものだし、暗い崖の前に立っているような恐怖感も感じるかもしれない。だが、あれこれと思い悩むと、せっかくの機会を失うことになりかねない。ここでは主観的な意識から、客観的な意識へジャンプするために、自分の殻を捨てねばならない時期がきていることをあらわしている。この度数を持つ人は、人生そのものがひとつのイニシエーションのようなものだと考えるべきだ。しかし気迷いも増加する。無駄なことに煩わされないように気をつけるべき。