敦子さんによるサニー・ランドレス・ライブ・レポート&インタビュー
Sonny Landreth Live
At Festivals Acadiens in Lafayette, LA Sep.16-17, 2000

今回は Sonny に会いまくりました。

今年の Festivals Acadiens は、9月16日と17日。
本当にこのフェスは、ミュージシャンもリラックスしてて良かったです。

■ 9月16日 Festivals Acadiens/ Festival Stage ■

この日 Traiteurs が演るのは大きい方の Festival Stage。
それでもバックステージには金網が張ってあるだけ。Feufollet の演奏が始まる前に Sonny がやって来ました。

S:「やあやあ、来たん」
あ:「ええ、あなたが Traiteurs で演るときはもう、見に来なあかんから・・・
ところでねえ、John Hiatt の新譜にあなたが入ってないみたいなんですけど・・・
これみんな疑問に思ってて・・・」
(Sonny は昨年、John Hiatt and The Gonersのメンバーとして、アルバムを録音、 すでにJohn Hiatt and The Gonersとしてツアーも行なっていた)
S:「あー、John の今度出るのはアコースティック・アルバムでね、 僕らと録音したのは多分来年出るんとちゃうかな?」
(John Hiatt の新譜は初のアコースティック・アルバム 『Crossing Muddy Waters』 )
あ:「あー、そういう事やったんですかぁ・・・
あ、そうそう、この夏にね、日本に帰って、Takuya さん(=「SONNYまん」の制作者)に会いました」
S:「ほんまあ?」
あ:「ちょっと待ってね・・・(コンピューターでプリントアウトしたオフ会の写真を出して)・・・
これが Takuya さん、ここにいるの私ね、こっちでアホやってんのは無視して下さい」
S:「ほー、これ、貰うといてええ?」
あ:「どーぞ、どーぞ・・・明日もこのフェス演るんですね」
S:「そう、で、そのあと Grant Street の Lil Buck Sinegal にも出るで」
あ:「あー、ほんまですかぁ・・・」
(→ この Grant Street Dancehall でのライブは LOUISIANARADIO.COM でネット中継された)

この日 Traiteurs には、BeauSoleil の Michael Doucet が参加。
Al Berard と交代で歌い、フィドルの掛け合いもしたし、まあとにかく眩しいステージ実現ね。
メンバーは、Sonny、Al、Errol Verret、Gary Newman(アコ・ベース)、Danny Kimball(スネアのみのドラム)、 Tony Latiolais(アコギ)、そこに Michael Doucet。それと今回は T-Mamou のマネージャーのおねえさんではなく、Pat というシェフ本業の人が T-Fer でした。
Sonny のギターは、Performer 付きのレス・ポールのみ。

短くて、7曲しか演らんかった。

The Traiteurs/ Festivals Acadiens (Festival Stage)/ 9月16日

 1. ?
 2. Chopique Two Step
 3. ? ワルツ、Michael がVo.
 4. ? 2ステップ、Michael が Vo.
 5. Baisse Ta Tete Et Pleurer / Hang Your Head And Cry
 6. ?
 7. Valse De Bayou Teche

その後、Sonny は Heritage Pavillion (小さい方のステージ)で演ってる T-Mamou (Al Berard のバンド)を見に来ていました。
終わってから Sonny はギターの Sam Broussard とかと話してました。

あ:「すんまへん、今夜の BeauSoleil には出はるんですか?」
S:「いやー、行かれへんわ・・・明日に色々あるから(Long Day と言うた)」
あ:「Traiteurs と Lil' Buck Sinegal ね・・・私、Grant Street 行けるかどうか分からんですわ」
S:「また長距離運転して帰らなあかんもんね・・・いつ帰るの?」
あ:「月曜ですけど、朝早いかもしれんし・・・それに、Traiteurs 見た後ではもう何も見たくないかも知れんから」
S:「僕もそうや」
あ:「あははははあ!」

あ:「あ、やっと新譜(10月17日発売の 『Levee Town』 )出ますね」
S:「やっとね」
あ:「あ、けどもうラジオで新譜の曲がかかってたと聞いたんやけど」
S:「ああ、それはね、5曲(やったかな?)入りの先行プロモでね、まだミックスもちゃんと済んでないヤツや」
あ:「そうなんですかぁ。で、またツアーやるんですか?」
S:「来年ね」
あ:「Dave Ranson とかと?」
S:「そう、Dave、Michael Organ、それと Steve Conn ももしかしたら入る」
あ:「そうしたらアコーディオン入りますね」
S:「そうやね」
あ:「ウェブサイト(http://www.sonnylandreth.com/)は?どうなってまんねん?」
S:「(分かってる、分かってるという顔。かなり色んな人から聞かれてそう)それはCDが出てからやね」
あ:「来年は BeauSoleil ともツアーやるでしょう? Cajun Odyssey とかで」
S:「ああ、それは来年早々始まるけど、僕は3月くらいからしか入らんよ・・・
そう言うたら、BeauSoleil が11月オースティンに行くと思うで」
あ:「えぇっっ! ほんまでっかああああ?」
S:「11月17日か19日、はっきり覚えてないけど、La Zona Rosa で演るのに一緒に来へんか?
って誘われたんやけど、予定があって行かれへんでね」
あ:「それは知らんかった、書いとこ・・・(嬉しい)」
S:「書いとき書いとき、全部書いとき」
あ:「彼らのサイトにはまだ何も書いてなかったですぅ」
S:「もうすぐ載ると思うよ」

あ:「ところで、Sonny さん、ダンスはされますかぁ?」
S:「ああ、するよ、ダンスするのは好きやで。あんたは?」
あ:「ああ、最近ね、ザディコとか見に行って色んな人に教えてもらって」
S:「そう、それはええやんか」
あ:「今夜は BeauSoleil 行くけど、ホンマは Lil Pookie と Boozoo (Chavis) にも行きたいんですわ・・・」
S:「どこで演るの?」
あ:「Richard's です」
S:「ああ、Boozoo はええよね、それに Richard's 、あそこは好きやな」
あ:「Lil Pookie 見たことなくてね・・・あ、けどあなたはあんまり好きやないかな?」
S:「そんなことないで、Lil Pookie のグルーヴは好きや」
あ:「あんまり新しいザディコはお好きやないかと思いました」
S:「Nathan (And The Zydeco Chachas) と、彼のファミリー(息子とかの事?)はええよ、 あとは Geno Delafose とか・・」
あ:「Geno はよろしいなあ・・・Chris Ardoin はどうですか?」
S:「ええと思うよ。Chris とかのグルーヴ感は好きやね」


■ 9月17日 Festivals Acadiens/ Heritage Pavillion ■

今日の1発目は、Veilee という Marce Lacouture のグループで、メンバーは他に Horace Trahan、David Greely、Kristy Guillory というもの。
( Horace Trahan は、サニー・ランドレス普及協会の"はたの会長"が現地で飛び入りして共演したアコ弾き)
楽器は殆どやらず、みんなでアカペラで歌ってました。
Marce は古いケイジャン・フォーク・ソングを継承して行こうという人のようです。
( Marce Lacouture は、Sonnyの『Outward Bound』収録曲「Planet Cannonball」にボーカルで参加していた人。 今年リリースされた彼女のソロアルバムにはSonnyが参加。JazzFestなどではTraiteursとも共演していた)

Traiteurs の出番は夕方からなのに、12時過ぎにもう Sonny がこれを見に来てましたんで、挨拶する。
あ:「おはよーございます」(ではないが)
S:「ああ、来たんやな・・ここ、ホコリが凄いね」
あ:「昨日ホテルに帰って、お風呂にお湯はって漬かったんやけど、お湯茶色になりました」
S:「はははは」
あ:「あのね、日本の友人(サニー・ランドレス普及協会会長)が
いっつもあなたに会ったら聞いてくれっていうてるんですけど、今まで聞いた事なかってね・・・
彼、あなたのファンでスライドも弾くんですわ」
S:「ほんまあ」
あ:「彼、ケイジャン、ザディコも凄い好きで、最近こっち来てね、とうとうアコも買ったんです、Miller さんの」
S:「それはええ」
あ:「それでね、彼はあなたが Clifton と演ってた時はどんな風にプレイしてたんかなって知りたがっててね」
S:「・・・Clifton は Elmore James 好きやったからなあ」
あ:「と言う事は、Elmore みたいに弾いてた?」
S:「いやー、あんな風には弾かれへんよ・・・」(と、結構真剣な顔)
あ:「スライドは弾いてはったんですか?」
S:「両方やってたよ、フィンガー・ピッキングとかね」

あ:「弦はどこのを使ってはるんですか?」
S:「ゲージはあんまりはっきり番号は覚えてない」と言いながらも
私の手帳に書いてくれました。

D'Addario Strings
Gauge .013 thru .056
(Medium gauge)
-------------------
Gauge .013, .017, .026, .036, .046, .056

で、これを見て、
あ:「Medium Gauge? あなたは Extra Heavy Gauge 使ってるって聞いたけど・・・・」
(これは Sonny に Performer を供給している TransPerformance からの情報だった)
S:「アコースティック(?)とか普通のはこのゲージ使うてる」
あ:「ああ、Performer だけ Extra Heavy なんですか・・・」
S:「そうそう」

そうこうしてるうちに、ちょっと他の事してたら、Sonny は消えました。
忍者のような人じゃ。

BeauSoleil に引き続き、小さい方の Heritage Pavillion の最後は Traiteurs。
Sonny はこの日、Performer 付きのレス・ポールと、普通の(?)何もついてないストラト両方使いました。
Al Berard は結構ベタなジョーク飛ばすんですが、この日も、
「グラミー獲ったバンド(BeauSoleil)に前座やってもらえるとは、嬉しいなあ・・・」
って、笑いました。
メンバーは昨日と全く同じでしたが、Gary Newman はアコ・ベースではなく電気ベース弾いてました。
曲目もちょっと違っていて、この日は Errol Verret 作で、Basin Brothers に入ってる Creole Jam 演りました。
ええ曲ですよ、これ。
春に演った Tits Yeaux Noirs は今回は演らんかったですけどね。

この Heritage Pavillion はテントなんですが、何せステージが狭い。
人数の多いバンドは、3列くらいにならんとあかん。
ステージも低いので、一番前で見てると前すぎてちょっと恥ずかしいです。
Sonny がギター弾いてるのを見たうち、今までで最短距離ですね。 3メートルくらいか?
Sonny のギター・ファンやったら、鼻血出してるかも知れません。
おまけにステージの後ろが丸見えで、BeauSoleil が演ってる後ろで Sonny たちがうろうろしてるし、 Traiteurs が演ってる時は後ろで Jimmy Breaux とか David Doucet(BeauSoleil のメンバー)が丸見えで、何か変な感じでした。

Traiteurs が終わったあと、Sonny が帰っていくので、歩いてちょっと話しました。

あ:「今度はまた(5月の)Crawfish Festival ですかね」
S:「それはまた・・・凄い先やな」

もう一人にいちゃん(おじさん?)が Sonny と一緒にいて、どっかで見たことあると思ったら・・・おお!
あ「あなた、Steve Conn ですか?」
St:「そう、あんたは?」
あ:「Atsuko といいまして、サン・アントニオに住んでるんですが、Sonny が88年に John Hitatt と日本に来た時に見て、それ以来 Sonny 聴いてます」
St:「第1期 Goners やね」
あ:「Sonny のウェブサイト日本で作ってる人の手伝いも、時々してます」
St:「Takuya?」
あ:「そうそう、あ、そうか、Takuya さんはあなたとメールしてるんですよね、あなたは自分のサイト持ってるし」
S:「彼( Takuya H )があのLP持ってたんやったかな・・・」
あ:「ああ、それは違う人です」
St:「何のLP?」
(Sonny が Steve に説明、88年来日時、敦子さんの友人が持って行ったLPを見て、 *どっひゃー*となった事件 ←ギターマガジン特別編集『LOST and FOUND vol.1』に話が出てます)
あ:「Sonny さえ出てるのを知らんかってね・・・ けどそれ持ってる人、連絡途絶えてるんです・・・ 残念ながら住所も電話番号ももう知らない・・・ 知ってたらよかったんやけど」
St:「なんかおかしいな、僕のサン・アントニオに住んでる友人とさっき会うたとこや」
あ:「ああ、その人達とは話しましたわ・・・多分同じ人やと思う」

あ:「ほなら、次はまた Crawfish Festival かな・・・」
S:「多分、オースティンかどっかでそれまでに演ると思うけど」
あ:「そうですね、あなたのツアーあるもんね、ほなら、多分今晩はもう行かんと思うし・・・」
S:「気ぃつけて帰りや」
あ:「ありがとう」


■ 9月17日 Louisiana Stomp/ Grant Street Dancehall ■

真剣に疲れてました、この頃は。
Grant Street (Louisiana Stomp)の方にはもう行かないつもりでしたが、
車のエンジンかけたとたん、ちょうどラジオを合わせてあったのが KRVSで、そっちからの中継で Horace Trahan 演ってました。
おー、こんなんか、結構面白いやないか・・・
そうしてたら、「会場には Geno Delafose が来てます」とか言うてる・・・
なにぃっ!! いつの間に?? こらあかん、見に行かな・・・ 間にあうかなっ??

Grant Street に着くと、もう Horace は終わってました。
Geno ももう演ったんかいなぁ?と思いつつ、中へ。

そしたらすぐ Geno に会うた。
あ「もう演ったん?」
G「今日は演らへんよ」
あ「はあ?」
疲れてるのかなんか、もひとつノリが悪いようなんで、あまりこの時は話をせず。

中にいたSonny がうろうろしてるが、さすがにもう有り難味が・・・ いや、冗談。
黒いシャツに着替えてて、カッコ良かった。

Lil' Buck Sinegal には中半から入ったのですが、なかなか良かったです。
Sonnyもバリバリ弾いてた。
Traiteurs ではこんなん出来まへん。
そういう意味では来て良かった。
Lil' Buck Sinegal も思ってたよりずっと良かったです。
(Lil' Buck は Clifton Chenier の Red Hot Louisiana Band に12年在籍し、ギターを弾いていたベテラン・ミュージシャン)


■ おまけ 9月23、24日 Texasにて ■

Al Berard によると、
Traiteurs は、全米8ヵ所くらいの短いツアーに出る事を考えているらしい。
まだ時期などの詳細は全く未定。
ルイジアナ以外で演る目的は、もっと色々な人に知ってもらって、Tommy Comeaux の基金を早く増やす為。
で、そのツアーでライブを録ってリリースするというのに ROUNDER が興味を示しているらしい。
Medicine Show(Tommy Comeaux の基金を集めるベネフィットコンサート)のライブCDについても、 Al は Todd Mouton(Medicine Showのプロデューサー)に、(CDの)もっとええディストリビューションを探さないとあかんと言うてるとか。
(Medicine Show vol.1とvol.2 は LOUISIANARADIO.COM の Music Shop で購入できます。)

(レポート:谷口敦子)
今後 Photo Galleryに写真掲載予定

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