Sonny Landreth

BEHIND THE SLIDE


このページでは、サニー・ランドレスのコード・チューニング、ビハインド・ザ・スライド奏法について、アメリカの「Guitar Player」誌1988年4月号掲載の"BEHIND THE SLIDE With Sonny Landreth"(Dan Forte著)に沿って解説します。
なお、対訳および譜面、解説は、ギター・インストラクターの いちむらまさきさんに書いていただきました。

All sources were from one article "BEHIND THE SLIDE With Sonny Landreth" by Dan Forte. (Guitar Player magazine, April 1988)
*Original article contains 7 photos for a guide of the fingering positions.


Because Sonny Landreth's bottleneck technique is unique, a few of his fingering positions - combining notes sounded by the glass slide with notes sounded by fretting strings behind the slide - are illustrated here both in photos(*) and chord diagarams.
All strings are sounded unless an "X" is shown at the top of the string;
numbers - 1 being index, 2 representing middle finger, etc.
Sonny stresses, "These positions really sound best used in conjunction with slide playing."

サニー・ランドレスのボトルネック(スライド)・テクニックはユニークなものであるため、いくつかのフィンガリング・ポジション(ガラス製のスライドによる音と、スライドバーより後方のフレットで弦を押さえて出した音を調和させる)を図解します。

全ての弦は、弦のネック側に"X"の表示がなければ、鳴らした状態にあります。
番号は1が人差し指、2が中指等々を表します。(四角い細枠はスライドバーの位置)
サニーは「これらのポジションはスライド奏法と一緒に使った時に、最高の音が出せるんや」と強調しています。

Dmaj9
1. A Dmaj9 chord in open A, or "Spanish," tuning - E, A, E, A, C#, E. This is the IV chord would be the slide alone barring at the 12th fret.

1. (スパニッシュ・チューニングとも言う)Open/A・チューニングで、12フレット(以下fと表記)にスライド・バーを乗せ、図の場所を押さえれば、Dmaj9コードになるんよ。(Aコードに対する)サブ・ドミナント(4度)のコードじゃわな。
E
2. The V chord, E, in open A, with the 1st finger fretting the second string at the 10th fret, and the 2nd finger fretting the third string at the 11th fret. Note that the I, IV, V can be played without moving the sride from the 12th fret.

2. Open/A・チューニングで、12fにスライド・バーを乗せ 、図の場所(人差し指で2弦10f、中指で3弦11f)を押さえれば、Eコード(5度)になるんよ。これで、スライド・バーを移動することなく(1度)サブ・ドミナント(4度 )、ドミナント(5度)の演奏をすることが出来るっちゃ。
Cmaj7
3. In standard tuning, Cmaj7 is the IV chord in the key of G. Again the slide is at the 12th fret. G6 would be just the top four strings barred at the 12th fret.

3. レギュラー・チューニングで、12f にスライド・バーを乗せ、図の場所を押さえれば、Cmaj7になるんよ。これは、Key-G の時に4度のコードとして使うねん。ほいで、(1弦はGから数えて6番目の音じゃけん)押さえる指を離してバーだけにすればG6の音になるけん、Cmaj7-G6のくり返しが出来るっちゅうわけやね。
Dadd9
4. Still in standard tuning, the V chord (in G) is this Dadd9.

4. レギュラー・チューニングで、12fにスライド・バーを乗せ、図の場所を押さえれば、Dadd9になるんよ。これは、コードGに対するドミナント(5度)やねん。
Em
5. In E tuning, sometimes called "Vastopol" - low to high, E, B, E, G#, B, E - a minor chord (here Em) is accomplished by simply fretting the third string one fret behind the slide.

5. 時々"Vastopol" で使うOpen/E・チューニングのアイデアだっちゃ。6弦から1弦に向かってE, B, E,G#, B, E なんだけど、マイナー・コー ドにする時(この場合はEm)3弦を単純に一個押さえるだけでいいっちゃ。
B7
6. Again in open E tuning, the V7 (B7) entails at the 5th fret, with the slide positioned at the 7th fret.

6. もう一発Open/E・チューニングだっちゃ。7fにスライド ・バーを乗せ、図の場所を押さえれば、B7コード。(5度セヴン/ドミナント)
7. In open A with the slide at the 12th fret (an A chord), Sonny uses his index finger to bend the C# on the second string a half-step up to D, for a pedal steel (or Parsons/White String Bender) effect, making an Asus chord.

7. Sonnyさんはさぁ、Open/A・チューニングで12f(Aコー ド)を多く使うんだけど、2弦のC#音からD音に半音移動させるのにペダル・スティール・エフェクター(もしくはパーソンズのWhite String Bender)を使ってAsusコ ードを作るんよね。

訳注:

外国と日本のギター・テクニック、音楽に関する用語は微妙に違います。
これらを、なるべく日本人にもわかるように注意して意訳しました。
まぁ、ドミナントとかの意味を知らなくっても、要するにバーを使いながら●を押さえれば左上のコードが出来るっちゅうことで理解していいと思います。
それで、最後のベンダーの件ですが、(わしとしては)基本的にSonnyさんは、HipShotというメーカーの簡単にチューニングを変えることのできる機器(=Trilogy)を使っていますので、それを触ればC#音からD音に半音移動させるのは楽だと思います。(→
HipShot Products Inc.
ほいで、HipShotでは、そのものズバリのオリジナルString Benderも販売していて、これは、レコーディングの際などに簡単に貸してくれるとも思います。パーソンズのWhite String Benderは(触ったことはあるだろうけど)現在は使っていないんじゃないか、と推測しています。

対訳および訳注:いちむらまさき
協力:Atsuko Taniguchi, Takuya H


Sonny's own Comments
:
about his chord tunings (for RealPlayer G2)

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("Guitar Masters" / A Christian Roebling Production /1995)



Sonnyさんの曲を弾く

ギター・インストラクター/いちむらまさき

では、一曲だけですが、わしがコピーしてみたSonnyさんの楽曲の譜面を載せます。
これらは、何の著作権も取っていないので、販売、営利目的には使用することはできません。
さらに、あくまでも推測であって、正解ではないのであしからず。正解は、Sonnyさん自身に聞いてみないとわかりません。あと、わしの同業者は無断でこれを使うべからず(笑)。

Native Stepson

この曲のチューニングは、モーダルDチューニングといって、6弦から「D、A、D、G、A、D」。通称ダドガド・チューニングです。
単純にピッキングするところのみを譜面にしてありますが、実際には連続され和音として表現していきます。で、ポイントは譜面の下の図のようにスライド・バーをして、それよりネック側にあるフレット・ポジションを押さえることで、メロディを奏でることです。

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