Sep 6th Akron,OHIO

*それぞれの曲にYoutubeのリンクをつけました。(9/14,16,18,19 順次追加中!)

この公演では初回の始まる日の午後1時カシムのソロも行われました。
そこでの映像、sacrificeI Just Wanna Touch You、Yellow Cab、Set Me FreeCliche近距離)、Are You Happy Now?、The God of Low、Don't Hold Me Back、There Goes my Inspiration。最後はOne World

PPVのページにはOPENING ACTを"special secret suprise opening act"と前宣伝していて、一部にUtopiaでもやるのではないかと声が上がっていましたが、現実ものとなりました。メンバーはトッド、カシム、ロジャー、プレイリーの4人。みなさん白いTシャツに黒のパンツ、Oops! Wrong Planet(悪夢の惑星)のイメージかもしれません。ステージ緞帳と舞台の縁までの幅は2mもなく、ドラムセットを置くのにギリギリでした。トッドは長年愛用のP Project製"Formy"、カシムは IKONまでは珍しく4弦ベース。ロジャーのシンセは2段(ProphetとNordのElectro 3)になってました。

Road To Utopia ---- Libertine --- Abandon City ------ Back On The Street ----- Hammer In My Heart (another) ----- Trapped ----- IKON ----- Caravan ----- Last of New Wave Riders

セットはやはりREDUX '92を基本的に踏襲するものでした。92年以来となるNW Ridersなどは多少ふらつくとこなどありましたが、IKONのソロパートなどもしっかりあったり、最近もたまにやってるTrappedもテンション高かったと思います。(ビデオ制作側のスイッチィングが追いついていませんでしたが)IKONとCaravanは気持ちテンポを落としているように見えました。当然Just One Victoryは魔法使いの収録曲なのでオミット。

インターミッションとなり、すぐ事前に収録されたトッドのインタビューが放送されました。会場の階段でロケが行われたようで、歴史的な建物の古い趣のある階段の手すりと、後ろに見える年代物の入り口が印象的でした。内容は大雑把ですが、「A WIZARD,A TRUE STARはSgt.Peppersのようにシングルカットなしのコンセプトアルバム(Concept Album)だった」とか「2枚分のヴォリュームだったが当時のいろいろな状況で1枚に無理矢理入れた。その後リマスターをしてCD化した時に、ARENAのようにCD時代になってからの収録時間とほぼ同じでうんぬんかんぬん」など、あまり冷静に聞けなかったので内容をはっきり覚えていませんです。(後日、ヴィデオがアップされたので、内容がわかってきました。原文Excite翻訳 Part3部分です)
そして、会場から生放送となりトッドのマネージメントのLynnと聞き手のおじさんとの解説が6分間あり、このPPVは48時間後まで見られるとのことでした。
その次にはメリールーが登場、「このイベントを誇りに思う」「1980年にビデオスタジオで働いていて、その後ツアーマネージャーとなった。」など話していました。
再び、トッドの事前インタ 「Hello it's meは19才で作った歌だから、いい年になったので一度は違うスタイルで歌ったりしていたけど(ボサノヴァ風ってことですね)、新しいファンなども増えて昔のスタイルの歌い方を望んでいるので(そして昔からのファンも)また戻しているよ」 トータル15分ぐらいありました。(原文excite翻訳--Part4部分)その後20分ほど、インターバルで休憩。

現地PM9:40ごろ、舞台は暗転しInternational Feelが流れ出しました。 舞台は中央奥にスクリーンがあり、その前ににカーテンの付いた入り口。左奥にプレイリー、その前にジェシーとカシム。右側にグレッグ、ロジャー、その前にボビーというレイアウト。キーボード2人は台に乗って少し高くなっています。
全員白の燕尾服、白のYシャツ。白の蝶ネクタイ(まるでSPLIT ENZのように見えました)下にはドライアイスが流れ、トッドは真ん中の扉からNASAの宇宙服のような衣裳で出てきました。すぐ歌い出します。歌い終わると曲の終わらないうち速攻でカーテンへ。次の曲"Never Never Land"が始まると今度は黒のタキシードで登場!途中で先に☆のついたスティックを取り出し、指揮者のように振ってました。
"Tic,Tic,Tic,It Wears Off"~"You Need Your Head"~"R&R Pussy"
黄色でレインボウの放射線上の柄が上半身についている服、ボビーはウインド・シンセで効果音代わりに吹いていました。"R&R Pussy"ではにせ天使のギターを抱えて登場、弾いてるふりだけしてました。

"Dog Fight Giggle" 効果音に合わせてスクリーンでニュースキャスターをおもしろおかしく巻き戻して長めに見せています。そしてアルバムに入っているひとことを言うと "You Don't Have To Camp Around"が静かに始まります。 赤いヴェルヴェットのスーツに白のひらひらブラウス。途中でしゃべりが入って少し長い曲になってました。"Flammingo" トッドは登場せず、スクリーンにはイメージビデオが流れ、実際の映像とミックスされてきれいなコラージュとなってました。赤いフラミンゴも多数出てました。

"Zen Archer" ジェシーが風変わりなギター(DanelectroのDead on '58,Cooper Burst)からナチュラルブラウンのSGに替え、トッドの着替えを待っていたのかイントロがかなり長く、ようやく出てきたトッドは孔雀の衣裳(体型が変わっているので少々雰囲気が変わっちゃってましたが)で孔雀メイク。ボビーもサックスに変えてソロがありました。

Just Another Onion Head:Da de Dali なんとマリオの格好(といっても相撲の肉襦袢のよう)後半は歌はレコードとたいぶイメージが変わっていて、もう少し練習が必要かも。

LPでは次はwhen the shit~ですが、ここでB面、"Sometimes I don't know"。(別角度) 同じ衣裳です。帽子はさすがに暑いので脱いでました。多分78年のBack To The Bars以来ですが、原型をとどめていました。トッドが引っ込んだあと、おもむろにカシムがベースを置いて中央に行き、レトロなマイクをスタンドからはずして歌う"Does Anybody Love You"にびっくり。

I'm So Proud~Ooh Baby,Baby~La La Means I Love You
オレンジの(Liarsのツアーで着た)PIMP SUITS、ネクタイなしで登場、レトロなマイクと時代の雰囲気を醸し出していました。
そのままメドレーで"Cool Jerk"。テンポが早くかなり苦しそう、汗もびっしょりで「老体に鞭打った」感がありましたがどうにか頑張ってました。ソロはジェシーがギンギンに弾いてたし、後半トッドがボビーを呼び、トッドと舞台の左右の袖で60年代のダンスを激しく踊るシーンもありました。そのボビーは曲の最後まで曲をまかされた感じで、ラップしながら終わりまでシャウトしてました。

"Hungry For Love" 今度はコックの衣裳、口髭もついてました。コック帽もかぶり、腰についている赤い大きなポケットからキャンディらしきものを投げてました。

そして暗転。ドライアイスがゆっくり流れてくる中、長い紫っぽいマントを羽織って静かに "I Don't Wanna Tie You Down" 暗いまま歌い続けていました。

最後の衣裳は袖なし銀ラメシャツ、痩せてる頃はカッコ良かったけど。"Is It My Name?"では偽”天使のギター”(Fools SG)再登場。間奏ではちゃんと弾いてました。そしてエンディングは"When The Shit Hits The Fan-Sunset Blvd"から"Le Feel Internationale" ゴールドのジャケットをさらにその上から着てました。 

アンコールに出てきたトッドはメンバーをひとりづつ紹介。ついでにミシェルも普段着にタキシードの上だけ着て登場。衣裳監修(というか作っていたかもしれない。きっと裏で着替えを手伝っていたと思う)担当でした。曲はもちろん"Just One Victory"  ミシェルもカシムと一緒にコーラス。当時の衣裳の雰囲気でYellow Goldのヴェストに赤のロングのスカートかサロン。そのつもりらしいんだけど、体型からアラビアのおじさんみたいなのが少し悲しい。 Closing Musicはグロリア・ゲイナーの "I Will Survive"

感想としてはあまりにせわしないのとリハーサル不足でクオリティが低いという点。多分2日目は少し改良してくると思われる。
主催者のアルバムがあります。1日目はこちら
Flickrはこちら

Sep 7th Akron,OHIO

2日目のPPVは一時間早く始まりました。

INTRO

7:10(AM 日本時間) トッドの事前収録のビデオから。Wizardがレコーディングされたいきさつから。
10分後生中継へ切り替わり、まだ会場前のホール客席からLynnのレポート。この日の午後に行われたクリーブランドのRock’n’roll Hall of Fameには600人が集まった話など。
2分breakし再びトッドの話。LPをライブ用に組み替えた話(原文part 4部分)。多分昨日と同じものと思われます。なぜかHIMがNAZZの頃から4versionあって、みたいな話もありました。
その後また会場に切り替わり、開場が始まったホールで2組のファンをLynnがインタビューしていました。次に主催者RundgrenRadio.comのDougをインタビュー。昨日は2600人入るソールドアウトショーだった話をしたあと、更にファンに20分近く矢継ぎ早に15~20人話を聞いてました。ロンドンから来たファンも含まれていました。時間つぶし的な要素もあったようです。
さらにさらにトッドインタビュービデオ。(原文excite翻訳) NAZZ,RUNT,BALLADの頃の話とか、アルバート・グロスマンとか話していたようです。

UTOPIA

12分再びブレイクのあと、8:17 舞台はやっと暗転しアルバム「アドヴェンチャー…」の最初の部分の効果音が流れて、Road To Utopiaが始まりました。レコードのように効果音イントロと演奏のタイミングを合わせていましたが、演奏がオリジナルより音程を下げているので多少違和感がありました。でも舞台に出る直前のメンバーを舞台裏でカメラで押さえていたので、舞台が始まる雰囲気はよく出てました。しかしこの日は演奏が始まるとかなり音が割れていて、聞くのがつらい感じ。曲の中ほどぐらいまでこの状態は続いてました。
次はLibertine、明らかに始まりからテンポが遅い。イントロのTODDのギターのハーモニックスもでていません。この歌もカシムが歌うのにつらくて半音か一音は下げていると思われます。アップになったカシムの顔も笑顔がなく疲れてました。左腕に小さなタトゥーを発見!
Abandon City  ギターの調子が悪いのかトッドは緑のFormyからLiarsツアー中に買ったIbanezへチェンジ。それでもギターワークはいまいち。
Back on the street これもかなり音が低い。少し前にやっていた時より落としたせいか、トッドがギターのコードに戸惑い、かなりひどい出来。
そしてFormyにもどし、Hammer in my heart この曲ぐらいから、映像班がGuitar Techとか照明コントロール卓とか音声卓とかをちょいちょい挟むようになり、映像構成がおざなりとなってきた。
Trapped IKON ここでトッドギターが最後のソロのところでメロメロとなったところで終了。昨日の緊張したテンションとは一線を画し、どうしたんだろうという感じ。
Caravan NW Riders ここでも92年の再結成依頼となる曲もテンポが落ちていたが、エンディングは昨日よりまとまって、どうにかutopiaセットは終了。明らかに昨日よりテンションが落ちている。御大からメンバーに雷が落ちたとかってことはない? カシムはずっと4弦ベースのみでプレイ。見ているほうも昨日より回線の状態が悪く、音声映像とも途切れるところが多少ありました。9:00頃終了。

INTERMISSION

インターミッションもすぐに切り替わり、トッドのインタビューパートへ。当時はみんな3分間のポップソングを望んでいたんだ、みたいな話。(原文Google翻訳-Part3-
そして15分間会場でファンへインタビュー。私の知り合いも出ていました。
トッドインタビュー 「nazzを抜けてから… ウルフマン・ジャックとの話」(原文グーグル翻訳-Part2-
そして9分ブレイク。

A WIZARD,A TRUE STAR

暗転してinternational feel(ともう一本別角度)のイントロが流れる。トッドが登場、ところが今日はカメラがトッドが登場するところを捕らえられず。さらに歌が始まってもトッドのワイヤレスマイクが入らず大変な状態に! しかもトッドは宇宙服で動けずマイクも持てず、最後まで歌は聴こえずでした。
気を取り直してNever never land 黒のタキシードに着替えて出るも、声は入らず!途中でカシムの前のスタンドマイクに近づき、握って歌ってました。途中であわててクルーが袖から代わりのマイクを持ってきました。
Tic,Tic,Tic,It Wears Off キーボードのようなこの曲のリズムはジェシーがギターで出していました。ボビーはウインドシンセ、グレッグの前にはiBookが置いてあるのが見えました。

Need Your Head - R&R Puusy 再びワイヤレスに挑戦しましたがNG、途中からやっとOKになりました。黄色のコスチュームですが昨日その上に着ていたレインボウのベストがありません。FOOLS SGは今日はほんとに弾いていました。もうTODDのテンションがかなり低く、今にもステージを止めようとしているようにも見えました。
VTRの巻き戻し映像が出て、R&R PUSSYの最後の一言がながれたあとトッドが一言後ろに向かって叫び、ステージを止めるように指示したようにも見えました。個人的には一番盛り下がってました。
昨日より間があいて、おもむろにCamp Aroundが始まりました。1コーラス歌ったあと、しゃべり出すのですが、Midnight Specialの孔雀衣装でピアノを弾いているリハーサル写真をスクリーンに写しながらその時のエピソードは話していたと思います。

Flamingo やはり昨日より出来が悪かったようです。赤いフラミンゴが出るCG映像と実写を重ねる手法は昨日と同じ。 会場にはオフィシャルTシャツで緑のWizardジャケデザインを着てる人が何人が見えます。
Zen Archer(と別角度) 孔雀衣装。ジェシーはSGにチェンジ。後半はボビーのサックスソロ、そしてジェシーのギターとボビーの絡みがあり、ここが一つのハイライトかなって感じです。カシムは今日はずっと4弦ベースです。
Onion Head:DALI de Dali マリオ衣装 
なぜそのままの衣装でSometimes I don't Know 今日はよく見ると空気を抜いて動きやすくしています。 RogerはNordのキーボードを使っているのが見えます。
Does Anybody need you カシムがShure Model 55(風?)レトロマイクにより歌唱。 ここでバンド全体がだいぶ落ち着きを取り戻してきた感じがみてとれます。

Medley I'm so proud--- 昨日よりトッドは汗をかいていないようです。きのうは洗髪したあとのような頭になってました。 オレンジスーツにオレンジシャツ。ボビーはキーボードもこなしているようでした。(これでトリプルキーボード、オリジナルユートピア状態です) 2日見てるだけですがボビーはNICE GUY!に見えます。
Ooh Baby Baby --- La la means --- ボビーはここではフルートを吹いています。
---  Cool Jerk 昨日よりもここのメドレーのつなぎがいい。 そして見せ場の TODD,ボビーのダンス --> サビ、トッド歌う --> トッドはける --> ジェシーギターソロ --> ボビーのトークからシャウト(ぐっと盛り上げて) 再びサビ  
Hungry for Love コックの衣裳 もちろん小道具あり。歌詞に合わせてPowderの袋(♪A snowy spoon of powder), リキュール(♪A half a pint of Bushmill's*)を出す  その後後ろポケットからキャンディを投げる投げる。*Bushmillという老舗メーカーのスプーン一杯という意味
Tie You Down  フード付きエンジ色マント 昨日より暗転ぐあいがより明るくなっていたようだ。

Is it my name? シルバーのラメシャツに黒のラメパンツ。iPhoneでムービー撮ってるやつが写ったりしてました。
When the shit --- Sunset Blvd ----La Feel Internacionale 衣裳はそのまま。最後の曲はこれにゴールドのジャケットを着る。これも昨日と同じ。 10:39終了。
2日目のアルバムはこちら

アンコールを待つあいだ、最近のアメリカ人はライターの明かりの代わりに携帯の画面を振るようだ。

アンコールはバンド紹介から。メンバーの最後に"dresser & costumer,Michele!"と叫んでました。
JOV近距離ショット) アラビアンナイトみたいな格好しているせいか、歌う前にアラビアン音楽のようなを鼻歌で歌ってた。(ような気がする) 10:52終了。
この日の写真を集めたものがこちらに

Sep 9th Stamford,CT

コネチカットといってもマンハッタンに近く、ニューヨーカーはこちらに行ったそうです。
3回目のAWATSライブはDVD化のために、カメラが入ったということですが、約2000人収容のホールには1000人ほどしか客が入らなかったそうです。

英語によるレビューと写真はこちらにあります。おおまかなその人の感想としては、コンセプトは気に入ったが、完成度とチケットの値段の高さで評価は平均的なもの。コアなファンとしてはまっとうなものです。しかしさすがにアメリカ人、その意見にも賛否両論のコメントでにぎわっています。

UTOPIA PART

前座のライブは緞帳前で行われました。ここは幕の前は広く、ドラムセットを置いても余裕。

Road To Utopia
Libertine ---- まだ少しテンポ遅め、プレイリーのせいなのかはわかりません。
Abandon City
Back On The Street
Hammer In My Heart 頑張ってソロもイイ線いってたのに最後ではずれる。
Trapped -- テンポより失敗しない安全重視で弾いてます。DVD用に撮影してますから。
IKON
Caravan another shot
Last of New Wave Riders another shot

AWATS PART

ステージが広く、トッドが登場するカーテンは中央の奥でかなり距離がありました。

International Feel(my space)(youtube)に投稿されたもの。
Never Never Land
Tic,Tic,Tic,It Wears Off
(International Feel -Never2 Land ---- Ticx3 It Wears Offまで連続で)

"You Need Your Head"~"R&R Pussy"
"Dog Fight Giggle" ---- "You Don't Have To Camp Around"

"Flammingo"--- "Zen Archer"
Zen Archer (my space) (youtubeその1) (その2)
Just Another Onion Head:Da de Dali
"Sometimes I don't know"
"Does Anybody Love You"と その2
"I'm So Proud~Ooh Baby,Baby~La La Means I Love You"
"Cool Jerk"
"Hungry For Love"
"I Don't Wanna Tie You Down"
"Is It My Name?"
"When The Shit Hits The Fan-Sunset Blvd"から"Le Feel Internationale"
enocore
Band introduction
"Just One Victory" ---最後のギターソロのみ。

3日目のアルバムはこちら


Sep 12th Park West Chicago

9/12のシカゴ公演1日目、開場時間1時間前からストリーム開始。長年トッドの付き合いのあるエンジニア”クリス・アンダーソン”が会場前の並んでいる列でインタビュー敢行。気のあった人とはトッド自慢を始める気さくさ。ロンドン在住の当FC会員もインタビューされていました。先週行われた事前インタビューもそのあと流されました。内容は「ウィザードのバンドエイド型のパティ・スミスの詩や変形ジャケットはアルバート・グロスマンのアイディア」など。それが終わるとクリスがミシェルをインタビュー、気心の知れた雰囲気を感じました。トッドとのなれそめをけっこう詳しく話していたのが印象的で、「REXとRANDYが来ている。REBOPはサンフランシスコでお留守番、新型インフルにかかった」とも言ってました。さらにインタビューVTRと続き、会場にいる人には見られない面も見れてなかなか価値のあるものでした。

リハーサルの様子


そして約1時間の企画ののち、ライブ開始、約12分遅れで始まりました。ステージは小さく、前回オハイオののように幕がなく、4人分の楽器が本編用のステージの前に増設されている感じです。このツアーも5日目、ユートピアも慣れてきたことを実感できる出来でした。
Road To Utopia --- トッドはギターソロを少し喰い気味に始めていました。エンディングのキーボードソロではロジャーも少し慣れた感じです。座って見ている観客がとても近い距離です。この日はカメラが入っているから立たないようにと言われているようで、曲の終わりでは立ち上がりますがすぐ座ります。
Libertine テンポも最初の日より上がってきたようですが、まだ気持ち遅い感じがしました。音声MIXにはまだまとまりがないようです。キーボードソロは今一歩。 Abandon City グループのテンションが上がってきたせいかトッドのギターソロが少し長い。Rogerが少しジャズ調になっているのが気になりました。 Back On The Street この日はカシムの声が少しキツそうです。 Hammer In My Heart 初日よりテンポが早くなっていて往年のノリに近い。ギターソロはほぼ完ぺき。Trapped これもまとまってきました。3人のコーラス、特に一番高いパートのロジャーが加わるとユートピアっぽい雰囲気が出ますね。  IKON むずかしい曲なので格段に向上してます。トッドのギターワークが良かった。ロジャーも頑張ってました。 Caravan ロジャーは力強く歌ってます。トッドはその分力が少し抜けた感じ。 New Wave Riders この曲もギターソロがこけてます。トッドはIKONをピークにテンションが落ちてるように見えます。エンディングのソロではさらにこけててしまいました。約50分

そして本編。45分の休憩後に始まりました。ステージが前回と違うのは、トッドの登場するカーテン付き入り口も舞台に向かって下手となっていて、入りはけがわかりやすくなっていました。そして先週と違うところは、いくつか衣裳を修正してきたところですね。 Inernational Feel やはりヴォーカルは弱い、しかしシンセが大きくMIXされてアルバムに沿っているところがよくわかります。終わりの次の曲とのつなぎで、I KNOW,I KNOW,I KNOWというテープが前の曲終わりで既に大きく出ていて Never Never Landへ。 Tic Tic Tic It Wears Off ここでBobbyはWIND SYNTH(Yamaha WX7にいようです)スクリーンではFlowfazerの一部が使われていました。Need Your Head - R&R Pussy よく見ると持っている天使のギターにピックなしで弾いていないようですね。 Dogfight Giggle はVTRを流すだけ。 一言言って、Camp Around 赤いヴェルヴェットスーツは裏地が黄色でした。Flamingo かなり演奏が安定してきました。変拍子が繋がるところも違和感がありません。 Zen Archer 孔雀の衣裳も腹回りを少し修正、きれいにみえるように腹にGoldかBrownの巻き物を追加してました。 リズムは多少もたつくところがありました。エンディングでBobbyのサックスソロで前に出てました。  Onion Head マリオの衣裳ですが背中が少し破れてきているようでした。 歌い終わりでそのまま引っ込まず Sometimes I don't Know 帽子だけは脱いでずっと握ってました。この曲もSAXとKeyが入るヴァージョンは78年のBack to the barsよりいいですね。 Does Anybody Love You ここでBobbyはグロッケン(鉄琴)弾いてます。これも多分レコードに忠実だとおもいます。 Medley:I'm So Proud -- Ooh Baby Baby -- La La Means I Love You 余裕があるせいか熱唱型になってます。2曲目では途中でマイクをスタンドから離して歌ってました。 La La MeansではBobbyはイントロでフルート 90年の日本公演DVDを連想させます。  ---- Cool Jerk ジャケットを投げて、じゃ津を腕まくり。踊る気満々です。  Hungry For Love はコックの帽子にまゆ毛をつけて強調してきました。中華包丁も持ってます。気になったのはエンディングでは次の曲のトッドの出が早いので意識的に長くプレイしていたように見えることです。演出意図ではなさそうです。  Tie You Down Is It My Name?ではシルバーラメのシャツから、シルバーと黒のジャンプスーツに変更してきたこと、こちらの方がお腹が気にならない。あらかじめ下に着ていたら衣裳チェンジの時間も短縮できるので、こちらの意図もありそうです。入ってきた瞬間からギターを弾いていましたが合ってませんでした。残念。 ---When the Shit -- Sunset Blvd Fools SGを弾いていなのですがなんの理由か変更を裏方に要求、Ibanezを持ってきましたが、これが大誤算。音がまったく出ないのでそのままギターソロ部分に突入して、お手上げ状態。その後も何の手当も出来ず、諦めて早めにカーテンに引っ込んでしまいました。----Le Feel Internationale ゴールドのジャケットをサングラスで再登場。ギターは持っていない。最後のギターソロでトッドは"Give me a fxxking guitar!"と叫んで要求! 出てきたのはFormy、だがこれも音が出ない。そのまま曲は終わってしまいました。良かったこの日の一連のことを台無しにしてしまいました。
その後トッドは気持ち的に尾を引いていたようで、アンコールでみんなを紹介したあと、ギタースタンドのギターに気をとられていたとこにミシェルはひょっこり登場。あわてて紹介してました。
Just One Victoryは裸足でした。

Sep 13th Park West,Chicago

2日目のシカゴ。PPVでは前3回の教訓もあってか、早くから会場が映っていて文字表示は最小限になっていました、
AM 9:20には同じトッドの事前VTRが流れ、「NAZZを離れてからのRUNTの話」10分後にはサーバーダウン、アメリカ中の参加者もかなり慌てていましたが、10分ほどで復旧、最後ログイン。(ライブ前にこうなることが多かった)

AM 9:49頃 昨日と同じクリス・アンダーセンがマイクを持って登場。今回はミシェルのコスチューム・チェンジの現場へ訪問、とても小さなスペースに暗いところで、衣裳の舞台裏を説明していました。本番の衣裳は大きめの机の上にかためて置いていて、間違えなく着替えられるようにしていました。ハードなライブで毎回痩せ続けていると言っていて、伸びない素材なのでズボンの腰回りを裁縫してサイズを直していました。最短ではコスチューム・チェンジは15秒しかないと言っていました。とても楽しそうなやり取りで最後には黄色のスペアのコートを奥から出してきて、クリスに着せてました。それからiPhoneを取り出して、これでタイミングを計るようでした。その後はいつものトッドの事前インタビューVTR。

AM10:00には客席となり、暗い観客席にStarting soonのスーパーから、few minutesと変わり AM10:12ごろライブスタート。

ユートピアセットの始まり、スクリーンは使用せず、至ってシンプル。照明も細工なし、かえってトッドの髪の毛が赤と緑のメッシュが入っているのがはっきりわかりました。バンドもだいぶタイトになってきて、PCから流れてくる音声もバランスが良くなってました。エンディングではRogerのキーボードの良く聴こえてました。 Libetine オハイオに比べると格段の差で、恐る恐るやっている感じだった初日に比べ、昔のイメージと遜色無い出来でした。 Abandon City この曲も一番の出来。Rogerも弾きまくり(でも昔とだいぶテイストが違ってきましたけど)、トッドのギターソロもGOODでした。特にRogerに余裕が出てきて歌詞に合わせて少し振りが入るようになってます。 Back On The St. 間奏トッドのギターのギターカッティングもいい。Hammer in my heart  Trapped いきなり頭でRogerがキーボードをとちり出ばなをくじかれましたが、その後はOK。トッドとカシムのノリもいい感じでした。 IKON これも3人のソロパートもはっきりわかるほど音声ミックスが向上してたので、楽しめました。カシムのソロパートでは 7 Raysを弾いてました。 Caravan トッドとロジャーの掛け合いの部分も十分堪能できました、ロジャーは現役も頃よりずっとJAZZっぽいインプロビゼーションを聞かせてくれました。ちょっとユートピアには合わないとも思いますが。Last of New Wave Riders 途中からギターの不調でIbanezのギターに替えていました。

この日も40分ほどのインターミッションに挿入VTRはありませんでした。

AM11:40 International Feel やはりヴォーカルはオフ、音声レベル大きく低音の少ないシャカシャカでした。歓声を少しミックスするようになったので臨場感がありました。Never Never Land -- Tic Tic Tic It Wears Off Need Your Head 連続する2日公演の2日目はレインボウのベストを着ないみたい。(クリーニングの関係か)登場からギターを弾いているので、かなり余裕ができたようだ。Rock'n'roll Pussy 舞台を左右に歩きまくり、ギターはソロパートを弾かず、コードをストロークするのみ Dogfight Giggle はVTRを流すだけ。 Camp Around 1コーラス歌ったあとの話が昨日より長い。やっぱり気持ちの余裕があるように見える。 Flammingo ボビーがキーボードを使うので、この曲は昔のユートピアのようにマルチ・キーボード。 Zen Archer 少し声がかすれてきている。 ここがひとつめのハイライトかもしれない。

 Onion Head -- Sometimes I Don't Know この曲間ではトッドは裏に引っ込まず、ゆっくり歩きながらマリオの着ぐるみの空気を抜いている。Sometimes~ではイントロのSAXが聴こえるようになった。78年のBack to the Barsツアーを彷彿させる出来。 Does Anybody Love You キーボードの音も聴こえるようないいミックスになった。この曲でカシムがマイクスタンドの高さを低くしたため、次の曲でトッドが文句を言うことに。 Medley:I'm So Proud --- Ooh Baby Baby --- La La Means I Love You 歌いながらステップをするぐらい余裕があるようです。2つ目のハイライトとも言うべき Cool Jerk 変拍子もしっくりきているようで、安心して聞けます。ボビーはますます語りに磨きがかかり、TV伝道師のまねのようです。力一杯張りのある声で"The man, the myth, the legend,a wizard,a true star,Todd Rundgren.... "と説得力のあるじゃべり慣れた話し方で始まり、"Are You With Me?"と何度も叫びます。 Hungry for Love かなり付け髭を気にしていました。汗でつきが悪いようで、後半はまゆ毛だけでした。曲に合わせていろんな小道具を投げますが、中身の入っているボトルは一度股に挟んでから床に落としていました。さすがこんな時でも配慮してますね。 

Tie You Down Is It My Name? 昨日と同じシルバーと黒のジャンプスーツ、やはり昨日より声が若干つらいようだ。相変わらずヴォーカルミックスがうすく聞きづらい。ボビーはアルトサックスを吹いてる。 When The Shit ---Sunset Blvd ---- Le Feel Internacionale ゴールド・ジャケットにサングラス、97年の赤坂ブリッツのトリビュートコンサートを思い起こさせます。本人はエルビスを意識しているのか、演奏し終わって舞台からはけるまえにエルビスのポーズをしていました。 アンコール Just One Victory ギターも弾けてました。PM:00:53 終了。

ウェブキャストの裏側のスナップ

全4回の有料生フィードの中で一番の出来でした。大きなトラブルもなくトッドも笑いが出るほど余裕がありました。ユートピアでのギターワーク、ロジャーのキーボードも安定していましたし、本編もテンションが昨日より上がっていた感じでした。PPVに流れていた映像も的確に切り替わっていたし、音声のバランスもベスト。