Half Twistedツアー 1999年 6/5-7/1

TR CONNECTIONによると6月にバンドを連れてサンフランシスコからオハイオまで軽くアメリカをまわる。詳しくはTR CONNのツアーページへ。

Half Twistedと名ずけられたこのツアーは、With a Twistのセットを後半に残し、前半には今までの曲をプレイするRock Setを付けたフォーマットで行われました。
メンバーはジェシー、カシム、ジョン・フレンジック(key)、プレーリー・プリンス(ds)。
代表的なセットリスト----
ROCK SET---Surf Talk/Fix Your Gaze/Black and White/Drive/Unloved Children/Love in Action/Hammer in My Heart/Hit Me Like A Train/Trapped/Worldwide Epiphany---
WAT SET---I Saw the Light/Influenza/Can We/It Wouldn't/Fidelity/Never Never Land/Love is the Answer/Born To Synthesize/I'm So Proud-Baby Baby-I Want You/Espresso/Dream Goes On

初日がサンフランシスコが街をあげてのベネフィットコンサートで、バンドはシンフォニーホールに割り当てられ、夜中2時頃からの出演となったらしい。チケットが$160とバカ高かったため行った人の話が聞けないが、地元TV局BAY TVのインタビュー(約11分)がリアルオーディオで見られる。ここでトッドは新しくこのメンバーでレコーディングを計画しているとか。

Yankee Lake,OH Photo by me

前半はRock set、後半がWith a twist setでHalf Twistedということらしい。前半はJohn Frenzikもギターでキーボードなし、ギター3人という編成。TRTVのCDに入っていたsurf talksとhit me like a trainは初お目見え、trappedはUtopia Redux以来、driveは88年の日本公演以来でしょうか。インターミッションはJulie Christiansen(トッドがプロデュースしてレコードがでなかった人?)が6曲歌うという変則スタイル。その間にTIKI BARのセットを建てる。ブレイクはほぼ一時間。アンコールはなし。開演は9時40分すぎで、終わったのは深夜1時すぎだったらしい。

開演時刻が毎日9時過ぎと遅く、Hit me like a trainは無い日が多い。Lost Horizonをやった日があったようだ。後半のWith a twistセットでは去年、おととしのツアーのように舞台に客席を設けていた。LA近郊のSANTA ANA,galaxyのレポートがLA TIMESにのり、けっこうネガティブらしい。

ツアー東海岸も終わった。PAシステムの悪いところが多く(西海岸よりは良くなってたけど)、ついにトッドマジ切れ、果実型マラカスを投げ付けたところもあったとか。でも大抵のところではWAT setまでにはOKになった。シカゴではなんと動物園でのコンサートだったが前のバンドが長くやったため前半のROCK SETがカット!大ブーイングだったらしい。そしてあとのオハイオ中心のツアーは概ね大好評で、dream goes onの前に前回WATでやっていたAmerican drinks...(Zappaのカバー)が復活、Born toはますます崩れて原形をとどめないくらいになりつつあった。そのあとのピッツバーグも良くて、2nd setは伸びる一方でCleveland 1st dayでは74分、Pittsburgh 2nd dayでは80分を超えていた(Born toは25分)。開始時間は8時すぎからと早くなり、Chicagoを除いて前座はなかったと思う。私の行ったYankee Lakeは田舎町で土曜日だったせいか年令層が高く,子供連れもいました。会場は体育館のような木造の建物で、上には大きな扇風機のようなものがあり、席は長椅子。古い公民館でした。おじさん達は地方のイベントで”楽しむぞ!”のいう感じ。紙コップのビールを買い込み、長い机に置いてひじまりを待っていました。まだ日も明るく、コンサートの中盤で暗くなってきて、から窓が半分閉められていく、これまたのどかでありました。ステージは1.5メートルぐらいと高く、近いと首は疲れれ写真もとりにくい状態でした。Surf Talkのイントロのモデムが繋ぐ音が流れると、雰囲気は盛り上がり、Hit Me Like A Train、Fix Your Gazeと新曲ではないけど、このツアーで初めて演奏される者も多く、新鮮味がありました。Driveも久々でした。Rock setは音量がバカでかく、しばらく耳が痛かった。バンドの調子も良さそうで楽しめました。そのあとしばしセットチェンジ&トイレタイム、仮設トイレとビール売り場は大混雑。Tシャツ、TRTVのCDも売っておりました。70年代後半ツアーで売っていた年期の入ったトッドTシャツを来ている人もいて、「おおっ〜、さすが本場!」オハイオではトッドは今もメジャーだそうです。
後半は前ツアーの延長でセットもトロピカル調にチェンジされ、暑い夏にピッタリでした。
次の日は都会のクリーブランド。スタンディングのライブハウスでトッドも何度もプレイしている場所です。

セットリストと写真はこっちにもあります。カシム中心だけど。