日本盤の帯について




ナッズ・ファースト・アルバム SMT-1053 定価1800円 69年4月発売
ナッズ・セカンド・アルバム SMT-1079 定価1800円 69年10月発売
ナッズ III P-8140A 定価2000円 71年9月発売

上3枚はナッズのLPの帯。2枚は日本グラモフォンから出たものです。帯には「アトランティックレコーズ」のクレジットがあります。ナッズ・スリーはワーナーになってから。3枚とも帯はかなりレアです。3枚ともアトランティックのマークがあります。25年で2度か3度見ただけです。某オークションでは帯付き日本盤は10万円の値がつくこともありました。写真がぼけぼけなのは自分で所有していないのでweb上のJPEGから。


魔法使いは真実のスター P-8334W 定価2000円-->2300円 73年6月発売
ハロー・イッツ・ミー P-8410W 定価2300円 74年2月発売
未来から来たトッド P-5126〜7W 定価3400円 74年3月発売

上の3つは初期のワーナーパイオニアから出た3枚のLPの帯です。日本で一番最初に出たトッドのLPは「魔法使いは真実のスター」で、1973年6月25日発売と推測され、当初2000円の価格表示があります。変形ジャケではありませんが、バンドエイド、はがきが付属していました。その後、おそらくセールス好調に気を良くした日本ワーナーが、当時日本未発売SOMETHING/ANYTHING?をダイジェストして一枚にした凝縮盤「ハロー・イッツ・ミー」をリリース。(1974年) この時が2300円だったようです。ジャケットも日本独自、米TV番組"MIDNIGHT SPECIAL"でHELLO IT'S ME"をピアノで弾く写真からとられています。海外ではプレミアものでした。 「未来から来たトッド」は2枚組で3400円。米盤と同じフォーマットで見開きなしで2枚組、ポスター付き仕様でした。デビューシングル「瞳の中の愛」は日本語表記が「トッド・ルングレン」でしたがLPが発売される73年頃にはラングレンとなっていたようです。


トッド・ラングレン’ズ ユートピア P-8521W 74年12月発売
未来神 P-10017W 75年7月発売
アナザー・ライブ P-10083W 75年12月発売
誓いの明日 P-10185W 76年6月発売

「トッド・ラングレンズ・ユートピア」からは帯のデザインが一新。原色の紙に太めの帯、丸ゴシック体の大きめの文字が特徴です。

太陽神 P-100251W 77年12月発売<来日記念盤>
悪夢の惑星 P-10404 77年9月発売
ミンクホロウの世捨て人 P-10481W 78年4月発売
未来への回帰 P-5561/2W 79年1月発売<来日記念盤>

「太陽神」発売時(76年12月)には帯のデザインが変更。字体も角ゴシックになっています。来日記念盤として比較的レコード会社も力を入れていたようです。なぜかこのLPには帯が2種類存在しているので、売れ行きが良かったのかもしれません。比較的黄色の露出が少なくこちらが先に出た可能性が高いです。サンプル盤も黄色の方が多いと思われます。 来日公演の会場でも発売されていたようです。悪夢の惑星は斜体で曲名も斜体という珍しいもの。「未来への回帰」も79年の来日記念盤となっていて、2枚組なのに細めの帯になっています。曲名に誤植があり、"瞳の中の愛"が[鐘]になっています。


ラント/ザ・バラード・オブ・トッド・ラングレン CBSソニー 20AP1990

バラッドのLPは、80年代になってBEARSVILLE RECORDSの配給先がワーナー・パイオニアからCBSソニーに代わり、"It's a beautiful day"リイシューシリーズの一枚として発売されました。当時ハングリー・チャック、IT'S A BEAUTIFUL DAY、ジョン・ホール「アクション」などとともに発売されたようです。一時期プレミア化していましたが、今は手頃な値段で手に入るので珍しくはありません。見開きジャケ、内側に歌詞。日本盤解説付き。レーベルはBearsville。



エアー・ポケット/ロジャー・パウエル CBS SONY 25AP
アドヴェンチャーズ・イン・ユートピア CBS SONY 25AP1755 80年2月発売
ヒーリング トッドの音楽療法 CBS SONY 25AP2021/2 81年4月発売
スウィング・トゥ・ザ・ライト CBS SONY 25AP2293 82年4月発売
TKRW ユートピア CBS SONY 25AP1472 82年12月発売

「アドヴェンチャーズ…」からはBEARSVILLE RECORDSの権利がCBSソニー(当時)に移っていて、豪華カラー多色刷り帯で均一なレイアウトではない独自のデザインとなっています。レーベルも米盤と同じカスタムデザイン化されたものとなっており、力の入れようがわかります。(その割にはあまり売れなかったと思います)そのあと「ヒーリング」も変わったデザインの帯で発売。付属の7インチも米盤と同じスモールホール仕様。「スウィング」「TRKW」はよっぽど売れていないのか帯付きをあまり見ることはできません。TRKWはBearsvilleを離れましたが、まだCBSソニーから発売されていました。帯からもBearsvilleマークが消えています。「エヴァー・ポピュラー」もCBSソニーから出ていました。ワーナーと違って特に統一されたデザインの基準はないようです。



最後の段はすべて細めの帯です。POV,TRIVIAが日本発売されなかったので、最後のユートピアLPは「オブリヴィオン」。グループはインディーズのPASSPORT RECORDSに移りますが、日本での発売権は再びワーナーに戻りました。しかしこれもあまり日本盤は売れなかったと思います。「アカペラ」はワーナーから。ソロ名義はアメリカでもBEARSVILLEではなくWarner Brosでした。日本でのトッドのLPはアカペラが最後。このあと「ニアリーヒューマン」からは日本ではCDのみの発売となりました。(アメリカではLP発売あり) 次の「カシム」のソロはアメリカ原盤がEMI AMERICAなので東芝から。プライスーサルトンはCBSソニーから発売されました。