2000年 5/24-8/13 POWER TRIO ツアーレポート

ツアー日程の詳細はここ

今回のツアーはレパートリーを決めておいてその7割ぐらいをプレーするパターンらしい。候補(ISP,Buffalo Grass,Yer Fast,Hit me like,Surf Talk,Common man,B&W,Cliche,Fix your gaze,Hammer,There goes,#1 LCD,Trapped,Love in,Secret S,Play this game,Cast the first,Temporary S,Couldn't,Open My eyes,Mystified,WWE,Ikon,1 World)


ツアーがついにスタートした。セットリストはこちら---

i hate my freakin ISP/play this game /love of the common man /fix your gaze /#1 LCD/love in action/trapped/temporary sanity/open my eyes/couldn't i just tell you/cliche/mystified-broke down and busted-mystified/buffalo grass/one world/encore:ikon/surf talks/worldwide epiphany


5/30のコロンバス(Ohio)ではJesseが飛び入り、狭いところで音も最悪ながらIkonはツインギターだった。93年以来のROCKしているツアーと言っている人もいる。
2日目のシカゴではいくつか違う曲もやっているようで、レパートリーが多い。ライブ前に新しいパトロネットのデモも行われたようだ。yer fastも初披露。
今回のツアーでもトッドさん切れてしまいました。前のツアーと同様にサウンドクルーに恵まれていないようで、今だにイライラがつのるばかり。6/3のミネソタ動物園のオーディトリアムでのこと、この日湖のほとりのこの場所は小雨のもやっとした天気。屋外でステージにはテントの雨よけがありました。最初はやはりあまり機嫌の良くなかったが、4、5曲やるうちに少し落ち着いてきたように見えました。MCはのっていたようでしたが弦は切りまくっていて、持ってきたギターすべて切っていたようだったとか。そしてアンコール一曲目IKONでまたも(!)弦を切ってフラストレーションが最高潮に(!!)それがきっかけになったのかギターをステージに叩きつけてしまった(!!!)まるでWHOのコンサートのように。(ちょっと大袈裟)----Gerardo DeCuffa&Mark Cambellさんのレポートを参考に再現いたしました。

現地日曜6/13のサンフランシスコではpatronet用に4台のカメラでビデオ収録が行われた。2002年にDVDとVHSで"Live in San Fransisco"という名前で発売された。

15日LA近郊のVenturaではカシムが風邪をひいているようでかなり辛そうだったようです。次の日LAS VEGAS近くではCasinoだったので90分の短かめのセット。(風邪の影響?それともCasinoだったから?)18日日曜日のアナハイムでは調子が良くなったようで2時間以上プレイしたよう。(ここはディナーショー型式のホール)

コンサートは西海岸から再び東側に移りワシントンに一行がやってきたときに、カシムが6/18のアナハイムでCouldn'tの最後の足あげ踊りでシールドにつまずいたときに左脚が骨折していたことが判明。日程は予定通りだが、松葉杖をついて、椅子に座って演奏していた。

6/21水曜日、お昼にアメリカ経済専門チャンネルCNBCの"Power Lunch"に出演。ビジネスの話のあとPower Trioで" I hate my ..."を披露。その後この番組によく出るファイナンシャルプランナーKevin EllmanとIKONを演奏。久しぶりの再会となったよう。Real VideoでインタビューとISPが見れます。(カシムは椅子に座ってプレーしてました)この夜Conan ShowでもISPをやった。

7/3のRochester Hills,MI(デトロイト近郊)のコンサート後、一部のファンに「これがlast tourですか?」と聞かれて「どこで聞いたの? 本当だよ」と語ったそうだ。「ツアーはdrugのようでやみつきになるけど、経済的にもきついし、ツアーのためにこれ以上のレコード会社のバックアップは得られない」「単発的にGIGはやるけど、ツアーはこれが最後さ」

7/7Philadelphia、8日Atlantic City,NJではJesse Gressが加わっている。バックステージにはミッシェルの来ていたそう。(このライブが"http://www.trbazaar.com/trrealaudio.htm"ここで聞けます。)ここで前半のツアーが終了。

7/9からトッドはヨーロッパにヴァケーション中スイスにも滞在、モントルー・ジャズ・フェスティバルを鑑賞&BB KINGのステージに飛び入りして御満悦だったと本人談。 7/28にはアムステルダムで目撃された。(少なくとも三日間はいたらしい)

後半のツアーは8/4からスタート。まずは8/3にDavid Lettermen showに出演して TVで初めてYer Fastを演奏。8/5では夏祭りの大観衆の前で花火の直前にプレイ。8/9のNYでは途中からJesseも加わった。トッドさん声の調子はあまり良くなくて、日によって演奏の質も差が大きく8/12 Lancasterでは短かめの90分。8/13では数グループの中の一つだったので60分のセットだった。声の調子も枯れぎみでお疲れのご様子。POWER TRIO Tourは8/13で終了。

その中の8/8のWilkes Barre,PAと8/11のBordman,OHへ行ってきました。
最初の場所はNY方面から車で数時間で来られる緑豊かな高原のリゾート地。日本で言うと軽井沢のようなところでした。ここは地元FM局の○周年記念パーティのゲストということで、リゾートホテルの大ホールで行われました。FM局の招待状があればただ、事前にウェブでチェックして行きました。前座が数バンド出た後、トッド&バンドが登場。写真もOKでありました。ライブのあとメンバーはそのままここで宿泊。ちなみにメリールーとジェシーは同部屋、私たちはその2つとなりでした。FM局にメール出して券をもらう約束をしていた私たちは、FM局のスタッフに「日本から来たのはおまえらか?」と廊下ですれ違うたびに言われたのでした。(余談) メリールーにライブの前に廊下ですれ違った時、バックステージ(楽屋)がないので心置きなくバックステージパスをせがみました。会場は屋根が低く、特設ステージは頭があたりそうです。(写真参照)脇にはパーティらしくオードブルなど食べ物がつまめるようになっていました。ライブは通常のフルセット。カメラを持っている女性は前に出るように言われて、一番前になります。
そしてライブのあとメンバーはそのままホテルのレストランで食事をしていました。
8/11はうって変わって、地方のちょっとした夏のフェスティバルのメインゲスト。場所は大きなショッピングセンターの駐車場を仕切ってステージが出来ています。周りは遊ぶ道具とスペアリブの美味しさを競う出店で賑わっておりました。ここももちろん無料。屋外でたまに小雨の降る中、コンサートが行われました。とても日本では味わえない良い雰囲気のコンサートでした。


@Wilkes Barre,PA. Photos by Mie Kawauchi