地下鉄東西線葛西駅の高架下にある地下鉄博物館には、
開業当時の車両やホームが展示されている。
ホームは上野駅ホームの一部を移設し復元したもので、
説明板には“照明にも工夫をこらしてやわらかい雰囲気をつくっている”
旨、書かれている。なるほど、間接照明のなかなかしゃれたデザイン。
駅広告も当時の復刻だろう、時代性がうかがえる。
当時、上野〜浅草間2.6kmを稲荷町駅、田原町駅の4駅で結んだ。
改札口はコインを入れると、十字を横にしたようなバーが回転する
ユニークなもので、これも実際に体験できる。
車内には入れないが、のぞき込むと、当時の乗客の姿も。
さて、ここのミュージアムグッズは、ずばりスライスレール。
地下鉄開通時に敷設した電源収集用の「サードレール」を、
スライスして売っている。レールの断面がゆがんでいるのは
長い間、電車のシューにこすられて磨耗したためだ。
スタンドや文鎮にも利用できるようになっているとのこと。1470円。
なぜここにあるのか分からないが、ちょうちんは630円。