蒲郡ファンタジー館
貝の集団が織りなすファンタジー

両サイドにびっちりとオウムガイ。
天井にはウニの殻で作ったライトがオレンジ色の光を放つ
こんなことをしているからオウムガイが少なくなるのだ!?

この天井のウニ、レインボーウニと称して売店でも売られていた
殻のみ1,500円・ランプ3,000円也
ひとつひとつの貝はたしかに美しい。
その美しい貝が、集団で人魚やトンネルや舟を形作っている
のであるから、美しくないはずはない!まるで信念にも近い
作り手の思いが伝わってくる…。まるで貝の団体客である。
そんな光景が延々続くのだ。全部が貝で作られているからといって
だからどうなの?という質問を差し挟ませないぐらい悉く
過剰なのであった。この過剰な世界に身を
ゆだねることがファンタジーなのか…。
帰りしな、外観をチェックすると、中身のファンタジーさ(?)
とはうってかわって、そっけないつくり。

まるでみやげ物センターのようだが、
実際、なかはみやげ物センターと食堂が1/2を占めていて、
これがあるがゆえに大型観光バスが頻繁に立ち寄るのだ。
数年前のガイドで、館内にあると記されていた「宝石伝説館」は
リストラされ、「三河えびせんべいの館」に衣替えしていた。
えびせんべいの試食とコーヒーの無料サービスがあり、
観光客にも好評だという。
みやげ物センターあってのファンタジー館、なのだ。
人間の団体客あっての貝の団体なのであった。
蒲郡ファンタジー館・愛知県蒲郡市竹島町28-14
TEL0533-68-1101・入場料700円・年中無休
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