スクープ!これが自治体の
「おさわり接待」現場だ!


【山口県下関市】

 関門海峡をはさんで九州と向き合う山口県下関市。この海峡は流れが急なことで有名で、源氏対平家の「壇ノ浦の合戦」が行われたことでも知られている。そして、このような歴史ある土地でも「おさわり」が公然と行われていたというのだ。
 その会場は、またしても浴槽のような所である。のぞき込むとカニの姿が見えた。

 これはただのカニではない。甲羅の文様が人の泣き顔の様に見える。昔の人々は、このカニを、壇ノ浦で藻屑と消えた平家の無念が宿っているとして、「ヘイケガニ」と名付けた。いわば人面動物の元祖ともいうべきカニだ。

 このような地元の歴史や伝承をもふまえて、おさわりをさせるコーナーはなかなか珍しい。ここを訪れた多くの客は、さぞご当地ならではの接待を堪能し、さわりまくったことであろう。

 このお店、すなわち「市立下関水族館」は現在は後継の新型水族館「海響館」にとってかわられてしまっている。新館では、どんなおさわり接待が繰り広げられているのであろうか。


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