いよいよ大ブレイク目前か?

関ヶ原ウォーランド(岐阜県)


 東海道本線も岐阜を過ぎ、だんだん山里らしくなってきたなと感じる頃、列車は関ヶ原駅に着く。

 武将の“極彩色した実物大のコンクリート像を配置して”関ヶ原の合戦を“史実にもとずいて再現した”(同館パンフより)という関ヶ原ウォーランドは、ここから歩いて20分の所にある。

 道を歩いていると、観光バスが続々とウォーランドの方に向かっていく。それも1台や2台ではない、ひっきりなしである。関ヶ原の合戦とはそんなにも人々を引きつけるものであったか? と動揺したが、ウォーランドに隣接して食堂兼物産館があり、そのために観光バスが立ち寄っていたのだった。

 そして、観光バスのおじちゃんおばちゃんは、ウォーランド前の「関ヶ原古戦場跡」という看板の前で集合写真を撮り、食堂へと消えていく。しかし、そのうちの何割かは確実にウォーランドへと立ち寄り、実物大の武者人形のコンクリ像が陣を構え格闘しているさまを見物してまわるのであった。

 


それではおじちゃんおばちゃんたちに混じって、我々も入場料600円也を払ってランドの中に足を踏み入れてみよう。

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