11月11日(水)、群馬県前橋市の利根川田口緑地(群馬県消防学校西側)にて群馬県近隣防災航空隊合同訓練が行われた。
これは大規模特殊災害消防航空応援協定に基づくもので前回は昨年(1997年)12月18日に埼玉県ホンダエアポートにて行われた。
この時はあいにくと長野、新潟のヘリが耐空検査の為不参加だったが、今回は両機とも参加、さらに今年は福島が加わり全8機が集合した。
当日前橋地方は一日中快晴、気温も20度と立冬過ぎとは思えない暖かい陽気で、群馬特有のからっ風もなく、絶好の日和となった。
訓練会場では、各防災ヘリは情報収集に始まり、リペリング降下、ホイストによる被災者の救出、空中消火など、日頃の訓練の成果を披露した。
訓練終了後、各県の防災ヘリは燃料補給などの為に大挙して群馬ヘリポートに飛来、一時スポットを埋めつくした。
今回フラッグシップとなった群馬防災ヘリは今年8月の栃木県の集中豪雨の際、応援要請を受け実際に救助に携わっており、今後もこのような近県同士の協力体制は密になってゆくと思われる。これからの体制に期待したい。
群馬県防災ヘリ はるな
尚、今回参加した機体は以下の通り
群馬県ベル412はるな、福島県ベル412ふくしま、栃木県ベル412おおるり、長野県ベル412アルプス、新潟県シコルスキーS76Bはくちょう、山梨県シコルスキーS76Bあかふじ、埼玉県アエロスパシアルAS365N2あらかわ1、静岡県BK117C-1オレンジアロー
以 上
1998/11/11
1998/11/15画像追加