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静岡ヘリポート祭りレポート

 99年8月22日(日)、静岡ヘリポート祭りが行われた。
これは県民の日協賛事業として、静岡ヘリポート連絡協議会が主催、毎年開かれている催しで、今回は7回目。当初予定だった21日が雨で順延となり、翌22日の開催となった。

静岡ヘリポートは我が国でも珍しい高床式ヘリポートで、スポットは6個。
今回はそのうちの3つが使用され、ヘリが離着陸を繰り返しエプロンも一部解放された。

 呼び物は遊覧飛行で、抽選に当たった100名がで無料でAS350Bによる空の散歩を楽しんだ。


今回遊覧は東邦航空が担当、前回遊覧を行った静岡エアコミュータは最新のユーロコプターEC135をはじめAS355Nなどブルーに輝く報道機をハンガー(格納庫)で展示した。
その他各社ともハンガーを解放、エプロン側から自由に見えるように機体を展示、普段見られない機体を間近に見られるとあって大勢の観客がしきりに機体を観察していた。

静岡エアコミュータが運航するSBS静岡放送のEC135

 またこの日は特にNHKが力を入れており、ハイビジョンのアピールにつとめた。
Hivision機を飛ばし、上空から静岡市内を撮影、それを地上に備え付けられた自動追尾アンテナが追い、画像を伝送、東邦航空ハンガー内に設けられたハイビジョンコーナーの大画面に映し出す。
いつもHivision機はAS365N2が使用されるが東京で取材が入ってしまった為、今回はAS355F2が中継を受け持った。
この模様は昼のローカルニュースで流され、午後からは多くの観客がつめかけた。

JA6670 AS355F2  右側面から張り出している円形の物がHivision カメラ



可搬型ヘリコプター自動追尾装置

 静岡県の防災ヘリ川崎BK117C1,オレンジアローは午前と午後の2回救難デモを披露。他県での河川増水事故があっただけにその訓練にも熱が入っていた。

 その他「航空教室」として中日本航空のKH4が展示され、子供達が自由に乗って遊ぶ姿も見られた。
またジャンク市が立ちベル206のメインローター、AS350Bの水平安定版など珍しい逸品が並び、マニアたちが足を停めていた。

 また抽選に漏れた人々の為、有料(大人5,000円、小人3,000円)による遊覧飛行も行なわれ、AS350Bがひっきりなしに豪快なフライトを繰り返した。



 当日は快晴で風もなく、絶好の遊覧日和(びより)、優雅で少しスリリングなフライト体験は子供達にとって、なによりの夏休みプレゼントだったと言えよう。
入場者数は約4000人。このヘリポート祭り、県民の催しとして着実に定着しつつあるようだ。

1999/8/22

1999/8/28画像追加


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