通 称 |
機種名に同じ |
製造会社 |
シコルスキー(米国) |
諸 元 |
全長20.85m 総重量10.9t 経済巡航速度260km/h 21人乗り |
1992年のHeli Expo'92(ラスベガス)にてモックアップが発表され、
1995年のパリ航空ショーで正式開発が決まった大型双発ヘリコプター。
当初は純民間型として設計されたが、その後の市場調査で海外での軍用型の潜在需要が高いことが判明、軍民間両方の機体として開発された。
開発に当たってはシコルスキー社の他、ブラジル、台湾、中国、スペイン各国の国際共同の形態をとり、日本からは三菱重工が参加、メインキャビンの開発に当たっている。
本機は全高が約6.5mと高く、またズングリとしており”ナマズのように全高の低いブラックホーク”とは別の機体のようにも思えるが開発はH-60が基本。ブラックホークH-60シリーズの流れをくみ、その派生型の一つとも言える。
以下の3タイプがある。
民間型 | S-92C | HELIBUS(ヘリバス)と呼ばれ オフショア(海底油田への作業員の輸送)やコミューターに使用。 |
輸出向多用途型 | S-92U | International Hawkと呼ぶ。輸出用。 |
軍用型 | S-92M | Fat Hawk(太った鷹)というユニークな愛称を持つ。 輸送機への積載を考慮しローターブレード及びテールブームが折り畳み可能な他、機首には空中給油用プローブがつく。 |
現在テスト飛行が続けられており、1998年末には初飛行の予定。型式証明は2000年を目標としている。