神奈川LD協会 DVDのご案内 |
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子どものこころシリーズⅡ ![]()
中田洋二郎先生(立正大学心理学部 教授) 2012年8月収録 235分 この巻では、発達障害についての考え方、保護者へのかかわり方について、中田先生ご自身の臨床経験にもとづいて、わかりやすく、やさしい語り口でお話いただいています。また、発達支援について、専門家自身が「障害への抵抗」を感じているのではないかと問題提起されています。このジレンマを事例を通して解説し、それをどう乗り越えていくことが大切かについて論じています。障害を受容するということはどういうことなのか、保護者と丁寧にかかわっていくために必要なことなどを考えていく、大変奥深い理解を得ることができる内容です。後半は、家族支援の具体的は方法としてのペアレントトレーニングについて当協会の温泉美雪とともに二つの方法について紹介・解説しています。 成田奈緒子先生(文教大学教育学部教授・小児科専門医) 2012年8月収録 150分 小児科医の立場から、子どもたちが必要以上に不安やストレスにさらされている現状と対応について具体的な解説をしています。また、子どもを取り巻く大人たちの精神心理疾患の増加や、発達障害や不登校を含めた様々な子どもたちの問題などの側面からも丁寧に説明されており、事例を通したわかりやすいお話となっています。 全体的な構成としては、子どもの成長と発達の本来のメカニズムとそれを促す大人の関わり方を、小児科学・脳科学の観点から説明を行い、そのメカニズムが理解できる内容になっています。そして、「なぜ」このような子どもの問題が起こるのか、そして「どうしたら」少しでもこの問題を予防、改善できるかのヒントをつかむことができます。 佐々木正美先生(川崎医療福祉大学 特任教授) 2012年8月収録 270分 人間が発達していくプロセスには、順序性が必ずあるということを佐々木先生のやさしい語り口で丁寧に解説されています。例えば、首がすわらない赤ちゃんに対して、さまざまな療育・訓練をしたとしても寝返りをうつことはできないこと、首がすわること自体、それは寝返りをうつための準備であり、次の発達へのトリガー(引き金)になっていることなど、世界的な名著でもある「幼児期と社会」の著書・精神分析学者のエリクソンのライフサイクルモデルから学ぶ内容です。 乳児期のうちに基本的信頼がしっかりと育っている赤ちゃんは、対人関係が次第に広がっていくこと、人を信じることと、自分を信じること、これは表裏一体であることなど、エリクソンのライフサイクル・モデルについて佐々木先生ご自身の体験を重ね合わせた必見の内容です。 岡田 俊先生(名古屋大学医学部附属病院 准教授) 2012年8月収録 240分 児童精神科医として医療現場での臨床と大学での研究の第一線で活躍されている岡田先生の最新講義を収録しました。発達障害のある子の「こころの発達」という心理的側面の理解の重要性について、大変わかりやすく解説しています。 発達障害という存在は、親の子育て、子の育ちに少なからず影響を与え、親子の分離、発達課題でのつまずき、自己有能感のはぐくみ、ひいては将来の自己実現に至るまで影響を与えること、そこに、うつや双極性障害などの気分障害をはじめとする精神疾患が合併する場合には、さらに自己像が揺れ動いたり、衝動的な振る舞いが増えることになり、二次障害のあり方はさらに複雑になっていること、つまり、子どもたちの教育や発達支援にかかわる仕事に就いている我々は、生物学的側面と心理学的側面、そして、その子と親、仲間、学校、地域社会など、さまざまな中で重層的にこの育ちをみていく必要があることを丁寧にお話されています。 また、最後の時間は、発達障害のある子の育ちを考え、その中で個別に対するケース理解の基本となる10tipsについても説明をいただいています。
岡田 俊先生(名古屋大学医学部附属病院 講師) 2011年8月収録 250分 価格 20,000円 ※この巻は2枚組となります 発達障害のある子どもには、さまざまな精神疾患が伴うことがあります。これらの精神疾患の一部は、 二次障害としての側面を併せ持つものですが、その生物学的な病態や精神病理に深い結びつきがある 疾患もあります。 この巻では、発達障害に合併することの多い精神疾患について、これらの精神疾患と治療に関する概論を解説しています。そして、発達障害との関係で、学校や家庭など日常の生活上、どのようなことが問題となっているのか、さらに、発達障害に合併するこれらの精神疾患を見いだし、評価し、過不足のない適切な 支援へとつなげていくためには何が重要かについて、お話されています。 また、実際に岡田先生が診療されている診察室の場面を想定し、外来で訪ねてきたその子どもの問題をどう捉えているのかについて、現在の援助体制とニーズの確認を行い、ストーリーを描きながら、親の“みかた”・子の“みかた”になりながら、ストーリーを共有していくプロセスについても、丁寧に解説しています。 第2巻 親と子の愛着形成の問題と対応-愛着障害がこころと行動に与える影響- 宮本信也先生(筑波大学人間系 教授) 2011年8月収録 270分 価格 20,000円 ※この巻は2枚組となります 子ども虐待は、親と子どもの愛着形成を阻害すること、子どものこころに大きな影響を与えることも明らかにされています。虐待を受けた子どもへの対応においては、表面化している個々の問題への対応と、背景にある愛着障害への対応の両方が必要とされます。愛着は、親と子ども、特に母親との間につくられる強い 情緒的なつながり感を指す用語として一般に使われています。心理的な意味での愛着は、子どもの自尊心と密接につながっているため、愛着形成の問題はさまざまなこころの問題と関連します。宮本先生が、これについて具体的に解説をしています。 この巻では、最初に、愛着形成と愛着の発達の概説、次に愛着形成の障害の基本的理解、それを受けて、子ども虐待と発達障害との関係や虐待を受けている発達障害児への対応、関連するトピックとして、 性的逸脱行動や摂食障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などについてもお話されています。 最後に、東日本大震災・原発事故に関連して、「災害時の子どものこころへの支援」について、ミニ講義も特別に収録いたしました。 第3巻 虐待臨床を通した子どものこころの理解 玉井邦夫先生(大正大学人間学部臨床心理学科 教授) 2011年8月収録 260分 価格 20,000円 ※この巻は2枚組となります 年々、子ども虐待は増加の一途をたどっており、園や学校現場にもその対応は待ったなしの緊急的な課題として突きつけられています。しかし、現実の問題として、今、園や学校として何を見て、何を考えていけばいいのかということに困惑している先生方も多いと思われます。この巻では、複数の市区町村の虐待防止スーパーバイザーとして、学校を含めたケース会議や個別的対応に関わってこられた玉井先生から、虐待の問題は、実は特別支援教育とも不可分の問題であることを解説いただきます。 発達障害、虐待、震災トラウマ…そのすべてに共通する枠組みが「こころの安定」ということをお話しいただき、こうした広範囲の一見して別々に見える課題をひとつの視点で統合していく考え方をご紹介しています。また、虐待の問題と、生徒指導・進路指導・特別支援教育などとの深いつながりを解説しながら、実践に活用していく方法についてもお話されています。 第4巻 発達障害のある子と保護者への支援-自身の半生をふりかえりながら- 中田洋二郎先生(立正大学心理学部 教授) 2011年8月収録 250分 価格 20,000円 ※この巻は2枚組となります この巻では、保護者と支援者の関係が崩壊する前に、保護者との良好な関係づくりを如何に構築していくか、そして家族を支援するための関係機関の連携はどのように図られるべきかについて、中田先生ご自身の実践場面での失敗談も交えながら、先生の半生をお話しいただいています。そして、障害を受容するということはどういうことなのか、保護者とうまくやっていくために必要なことなどを考えていく内容となっています。 中田先生は、ご自身の体験から、発達の支援をしていくこと、子どもが育っていくアドバイスをしていくことを続けていれば大丈夫であり、その発達の支援自体が親を傷つけることになるとは思っていなかったとお話されています。 丁寧な臨床、用心深い臨床、親が子どもの障害についてどう考えているのか、障害受容過程の段階的モデルから中田先生が提唱するらせん上の障害受容モデルなどについて、解説をしていただきながら、子どもの支援のために、そして、保護者との失敗しない関係づくりのために知っておかなければならない事柄についてお話されています。
発達障害実践シリーズ ファイナル
佐々木正美先生(川崎医療福祉大学特任教授・ぶどうの木) 2013年8月収録 150分 価格 10,000円 自閉症の中でも、特に高機能自閉症やアスペルガー症候群の基本的な特性理解について、お話いただいています。この分野のお話を初めて聴講する方、既に知識としてあるが正しく再確認、整理されたい方にとってふさわしい内容です。当協会のセミナーでは、佐々木先生最後の講演収録になります。
第2巻 子どもたちのこころを支える-不安な時代を幸せに生きていくために-
佐々木正美先生(川崎医療福祉大学特任教授・ぶどうの木) 2013年8月収録 135分 価格 10,000円 子どもたちのこころを支えることについて、発達障害のあるなしに関わらず、さまざまな困難さをもつ子どもたちを通して学びます。そして、現代に生きる家族の抱える問題を通して、子どもたちのこころを支える意味や、幸せに生きていくことについてお話されています。当協会のセミナーでは、佐々木先生最後の講演収録になります。
第3巻 発達障害があること、その意味を考える-一歩進んだ事例理解と支援のために-
岡田 俊先生(名古屋大学医学部附属病院 准教授) 2013年8月収録 290分 価格 20,000円 発達障害の診断、認知・行動特性、療育、特別支援教育の方法については一応の知識があり、ある程度の支援の経験もあるが、さらに一歩進んで事例理解と支援を目指す方々のためにお話されています。発達支援の本質について理解を深めるために、その子、家族、支援がどのような状態にあるのか、そしてどのような支援ニードがあるのかについてわかりやすく解説しています。
第4巻 実践に活かす保護者との関係づくり-これだけは知っておきたい“交渉術”-
有川宏幸先生(新潟大学教育学部教育科学講座 准教授) 2013年8月収録 230分 価格 20,000円 この巻では、子どもが健やかに成長発達する上で、我々支援者や教育者が身につけておくべきスキルについて、実際のさまざまな交渉場面を具体的に設定し解説を行っています。また、たくさんのワークを織り交ぜながら進めている内容ですので、実践現場でワークをより効果的に進める方法について学ぶのに最適な構成で収録されています。学校や療育・相談機関等でのご利用をおすすめします。
第5巻 子ども支援と親支援をはじめよう-脳科学とこころの臨床からわかること-
成田奈緒子先生(文教大学教育学部教授・小児科専門医) 2013年8月収録 200分 価格 20,000円 子どもたちの毎日の生活に大きく影響を及ぼす「家庭」という環境に着目して、親自身への支援に携わることの重要性、そしてその効果について理論を交えながら解説しています。これまで特別支援教育や障害児療育、そして小児科の医療はすべて、「子ども」を対象として行われてきましたが、親の心身の状態を改善するための様々なかかわりを行うことで、子どもの状態が見事に改善する可能性があることについてお話されています。
第6巻 本当はあまり知られていないダウン症のはなし-ダウン症は「わかって」いない-
玉井邦夫先生(大正大学教授・日本ダウン症協会代表理事) 2013年8月収録 290分 価格 20,000円 ダウン症についてさまざまな角度から見直す機会を提供する内容で構成されています。そのため、ダウン症を「知的障害」という括りから解き放って、生涯発達の視点からさまざまな支援の糸口について解説しています。また、常にダウン症が出生前診断の対象として取りざたされる背景に何があるのかについて、さらに、実際にはダウン症がいかに知られていないかということを痛感させられるお話です。
第7巻 どの子も活き活きと学ぶことができるクラスづくりと学校支援
-教育を変えるのは、今日の「あなた」です!-
大石幸二先生(立教大学現代心理学部 教授) 2013年8月収録 150分 価格 10,000円 日常の教室や学校の中では、児童生徒指導や授業内容などについて、検討して解決しなければいけない課題が、“同時”に“複数”ありますが、これらの課題を担任やそのクラスに関わる関係者は、どのように解決していくべきなのか、その手立てや道筋について解説しています。また、学級経営を策定するにあたり、どのような考えを持って構想を練っていくのか、さらに学校支援を行っていく際の姿勢について、丁寧な語り口でお話されています。
第8巻 子ども虐待と愛着の障害-子どものこころの問題を理解する重要な視点-
宮本信也先生(筑波大学人間系 教授・小児科医) 2013年8月収録 150分 価格 10,000円 この巻では、子ども虐待について、基礎的な知識から実際の対応までをコンパクトにまとめた内容で構成されています。子ども虐待の状況については、精神行動面において、反社会的な行動やリストカットなどの自傷をはじめとする行動問題から、摂食障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、不安障害や抑うつなど精神障害まで多彩な問題を生じるため、このような問題についてもわかりやすい解説が行われています。
発達障害実践シリーズⅩ 第1巻 幼稚園・保育所で役に立つ発達障害のある子どもたちへの実践的対応
遠藤 愛先生(星美学園短期大学 専任講師) 2012年7月収録 120分 価格 10,000円 第1部:発達障害への理解と保育現場での具体的サポートⅠ -ADHDの理解-
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の基本的な特徴である多動性や衝動性、不注意などについて一つひとつ解説しながら、子どもたちにとって幼稚園や保育所における日常がどのように映っているのか、また、日々の保育場面ではどんなことに困っているのかについて具体的な事例にもとづいてお話されています。
第2部:発達障害への理解と保育現場での具体的サポートⅡ -自閉症の理解-
自閉症の子どもたちの特性理解と生活の安定・適応の重要性について、幼稚園や保育所での実際の対応方法や留意点など、実際の子どもたちの実例を交えながらわかりやすく丁寧に解説しています。現場で活躍されている保育者の研修におすすめの内容です。
第2巻 知能のPASSモデルとDN-CAS
岡崎慎治先生(筑波大学人間系 准教授) 2012年7月収録 230分 価格 20,000円 ※この巻は2枚組となります この巻では、子どもの認知特性の評価と特性を踏まえた上で指導支援につなげる日本版DN-CAS認知評価システムと、その理論的背景である知能のPASSモデルについて概説を行っています。特にプランニングや注意の特性をどう具体的な実際の関わりにつなげるのかについて解説をいただいており、複数の事例検討を通してDN-CASの結果をどう解釈し指導支援につなげていくのか、また、その際に考慮すべきことは何かを中心にお話いただいています。すべての子どもたちが本来持っている力を、周囲との関わりの中でどのようにスムースに引き出していくのか、自ら「気づかせる」ためにどのような手だてがありうるのかを検討するための内容の講義も収録しています。
第3巻 発達障害の基本的理解とみんなにやさしい保育を目指して
有川宏幸先生(新潟大学教育学部 准教授) 2012年8月収録 240分 価格 20,000円 ※この巻は2枚組となります 楽しくわかりやすい講演で定評のある有川先生。今回は、幼稚園や保育所にもいる「気になる子」に焦点をあてたお話です。発達障害の基本的な理解だけではなく、その知識をクラスの中で活かすための方法を一緒に考え、「体験すること」や「感じること」を通して日々の実践に活かせるような内容です。
気になる子の「保育に悩んでいる」、「自分にはできない」、「これから何をどうしてよいのかわからない」と感じている方々へ、本当に必要なことは「特別な手立て」を身に着けることではなく、気になる子どもたちを理解し、子どもが何に困っているのかを「知る」技術を身に着けることの大切さについてお話されています。日常の保育場面において、幾つものヒントが満載です。
第4巻 みんなで取り組む授業改善とクラスづくり
安部博志先生(筑波大学附属大塚特別支援学校 教諭) 2012年8月収録 240分 価格 20,000円 ※この巻は2枚組となります この巻には、特別支援教育を展開するすべての皆さんに聞いていただきたい授業改善とクラスづくりに焦点をあてた安部先生の講演が収録されています。日々の実践に裏打ちされた具体的な支援のヒント、同僚性と学校力を高める学校研究の在り方、さらには、教師が協働して課題解決にあたる力(“学校力”)が向上し、組織として自立するための課題や、社会性や自尊感情を育む教育プログラムの具体例を示しながら、特別支援教育の明るい未来をお話されています。
また後半では、地域の特別支援教育コーディネーターとして、これまで約4,000のクラスをみてきた安部先生の授業改善から学校力の向上へつながるわかりやすい解説、そして、教育は何のために行われるのかについて、また、特別支援教育がめざすものについて、ご自身のお考えを述べられているお話は必見です。
発達障害実践シリーズⅨ
第1巻 発達障害のある子どもたちの理解と支援 佐々木正美先生(川崎医療福祉大学 特任教授) 2011年7月収録 220分 価格 20,000円 ※この巻は2枚組となります 第1部:発達障害のある子どもたちの生きる力を育てる 高機能自閉症・アスペルガー症候群など発達障害のある子どもたちの特性理解と生活の安定・適応について、具体的な実例を交えながら解説しています。 第2部:やさしいお母さんの力・頼りがいのあるお父さんの力 家庭の中での母性性と父性性が、子どもの発達に与える影響について、母性性と父性性のバランスよりも順序が大切なことの理由についてお話されています。 第3部:これからの時代で活躍する子どもたちへ 人間は人間関係の中で生きること、そしてその人間関係の中で喜びを見い出すこと、子どもはたくさんの大人の手をかけて育ててあげることなどについて深く考えていく内容です。
第2巻 発達障害のある子どもたちの医療と親支援 原 仁先生(横浜市中部地域療育センター 所長) 2011年8月収録 130分 第1部:発達障害のある子どもたちの医療 行動・情緒・睡眠障害への薬物治療の考え方、それぞれの薬物の効果と副作用、青年期自閉症とうつ状態、薬物治療についての配慮について、スライドを用いながら解説されています。 第2部:親のメンタルヘルス支援の考え方と実際 障害児の親のメンタルヘルスに関する調査研究から明らかになったこと、親への支援に必要な知識と実践的対応について理解しておくべきことをわかりやすく解説しています。
第3巻 子どもの脳とこころを育てる 成田奈緒子先生(文教大学教育学部 教授) 2011年8月収録 150分 第1部:発達とは脳とこころとからだをバランスよく育てること 現代の子どもたちの脳とこころと体のバランスが崩れてしまっている実状について、小児科専門医の立場から、生後すぐの赤ちゃんの状態から年齢をたどりながら解説しています。 第2部:上手な脳育て、残念な脳育て -発達障害もキレる子も不登校も- キレる子が全員発達障害ではないこと、発達障害支援に関わる上で知っておきたい脳の働き方の違い、生活リズムの乱れと子どもの行動との関係などについてお話しています。 第3部:大人の関わりを考える 脳機能の測定から考える子どもの脳とこころの発達、成人になった当事者の声から理解すべきこと、子どもの不安に対する大人のかかわり方、大人がいつも大丈夫と言える根拠をもつことの大切さなどについて解説されています。 第4巻 子どものつまずき場面から考えるアセスメントと子どもの支援プログラム 霜田浩信先生(群馬大学教育学部 准教授) 2011年8月収録 230分 価格 20,000円 ※この巻は2枚組となります さまざまな子どもたちが示す困難さを表面的に捉えていくだけではなく、その背景にある原因を見定めていき、その原因に基づいた対応についてお話されています。つまずきの原因を探るには、標準化された検査がその1つの方法になりますが、このDVDでは、子どもが示す学習や生活のつまずき場面を見ていくことからその原因をアセスメントする視点やポイント、つまずきの原因に基づいた支援方法のいくつかをご紹介しています。 子どもが示すつまずきへの支援は、周囲の大人がそのつまずきに気づいてあげるところからはじまります。そこで大切なのが、ただ表面的な困難さに気づくだけではなく、「なぜつまずくのか」といったつまずきの原因を探ることです。子どもたちの「できた!」、「わかった!」のために、私たち自身の子どもを見る目を一緒に磨くことができる内容です。
第5巻 子どもの発達を支えるための保護者支援 有川宏幸先生(新潟大学教育学部 准教授) 2011年7月収録 220分 この巻では、支援の関係が崩壊する前に、保護者との良好な関係づくりを如何に構築していくか、そして家族を支援するための関係機関の連携はどのように図られるべきかについて、実践場面での失敗談も交えながら「保護者とうまくやっていくために必要なこと」を考えていく内容になっています。 子どもの支援のためには、保護者との協働はとても重要なことですが、なかなかうまく関係が作れず独りで悩んでいたり、せっかく作った良好な関係がちょっとしたきっかけで一夜にして崩れ、それをどのように修復してよいか迷ってしまったりということもあるかもしれません。保護者との失敗しない関係づくりのために知っておかなければならない事柄について、ワークや演習を交えながらわかりやすく解説されています。
発達障害実践シリーズⅧ
第1巻 発達障害のある子どもの理解と関わり方 (1)
成田奈緒子先生(文教大学教育学部 教授) 2010年7月収録 120分
子どもの育ちや発達という視点から、現代社会の中で生きる発達障害のある子どもたちの特性について解説しています。脳とこころと体をバランスよく育てることの大切さ、「発達」障害のさまざまな状態について、脳科学研究者としても活躍されている成田先生からエビデンスに基づいた具体的なお話がされています。この巻では、子どもを育てること、脳を育てること、脳の育ちと人間の発達について、基本的な知識を得ながらわかりやすく理解ができる内容になっています。
成田奈緒子先生(文教大学教育学部 教授) 2010年7月収録 100分
前巻に続いて、学校や幼稚園・保育所で見る子どもの姿からだけでは、理解することが難しい多様な子どもたちの抱える問題について、「脳の問題」「育ちの問題」「生活の問題」「大人の問題」「社会の問題」に整理して解説しています。また、外来の診察室場面から見えてくる子どもの状態について、特に摂食障害で悩む子どもたち、不登校の子どもたちの実際、そして現代の大人たちの問題に関しても、小児科医の立場からわかりやすく解説しています。
岡田 俊先生(京都大学大学院医学研究科精神医学分野 講師) 2010年8月収録 130分
発達障害の中核症状と診断についての具体的な解説や、広汎性発達障害における3つの行動特性、広汎性発達障害スペクトラムの症状構造などについて脳科学と児童精神医学の観点からお話をされています。また、発達障害の特性の評価や、診断と告知、受診に至るまでの親の苦悩、薬物療法を開始する際の留意事項などについては、岡田先生の豊かな臨床経験をもとにした実践的な解説がされています。
岡田 俊先生(京都大学大学院医学研究科精神医学分野 講師) 2010年8月収録 120分
発達障害のある子どもたちの心理的側面について、児童精神医学的な観点から解説を行っています。子どもが育ちゆく過程の中での心理的課題、ライフサイクルにおけるつまずきに関するさまざまな感覚、脆弱性とリジリエンス、発達障害で損なわれるレジリエンス、身体・性の発達、パーソナリティー障害と広汎性発達障害の類同性などについて、理解をすすめるための具体的でわかりやすいお話がされています。
小笠原恵先生
(東京学芸大学特別支援科学講座 准教授) 2010年8月収録 100分
行動問題の理解を行った上で、行動問題を示す人たちの豊かな生活を保障するためにどのように支援を行っていくのかについてお話しています。個人攻撃の罠、行動の起こる原因、観察の手順、ABC分析(行動アセスメント)、適切な行動を増やすための技法、きっかけを工夫すること、教え上手になること、機能アセスメントなどについて解説がされています。また、応用行動分析を基礎から習得するための具体的な演習方法についても収録してあります。
宮本信也先生 (筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授) 2010年8月収録 130分
愛着の発達についての基本的な概念と、愛着形成の問題がどのようなこころの問題を引き起こすのかについていくつか代表的なもの(反応性愛着障害、拒食症や過食症などの摂食障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、行為障害など)を取り上げて、自分を傷つける行為や他者や社会を攻撃する行為についてわかりやすく解説されています。心理的な意味での愛着が子どもの自尊心と密接に関連をすることの理論背景についても整理してお話されています。
第1巻 虐待が子どものこころに与える影響とその治療 (1)
東 誠先生(あいち小児保健医療総合センター 心療科医長) 2009年8月収録 120分
虐待を受けた子どもたちの理解について医学的な側面から基本的な事柄を学ぶことができます。東先生の実践経験にもとづいたお話は、具体的でわかりやすい内容です。「発達障害と虐待」との関係、「反応性愛着障害と子ども虐待」については行動面や試行面、身体面や人間関係などの症状についても解説されています。
東 誠先生(あいち小児保健医療総合センター 心療科医長) 2009年8月収録 120分
この巻では、最初に「解離性障害と子ども虐待」について学びます。解離の意味や症状、なぜ子どもは虐待を受けると解離性障害を起こすのかなどについて説明をしています。また、「高機能広汎性発達障害と子ども虐待」、「注意欠陥多動性障害と子ども虐待」、「解離性同一性障害」、虐待の発見から対応、包括的ケアについて丁寧に解説をしています。
玉井邦夫先生(大正大学人間学部臨床心理学科 教授) 2009年8月収録 130分
子ども虐待について、特に学校教育現場で役に立つ視点にもとづいて、基礎から学ぶことができます。子ども虐待の理解、虐待対応のしくみ、虐待が起きるさまざまな要因、家族機能について、これまでの玉井先生の臨床心理士としての相談業務を中心とした経験をもとに、わかりやすく詳しくお話をされています。
玉井邦夫先生(大正大学人間学部臨床心理学科 教授) 2009年8月収録 130分
前巻に続いて、虐待がおきるメカニズム、家族システムの病理、虐待環境への適応、学校現場の虐待対応に関する実態などについて、心理学的見地から詳しく解説をしています。また、発達の評価にいたるプロセスや支援体制を検討し、親への具体的な対応の方法についても説明をされています。
中尾繁樹先生
(関西国際大学教育学部 准教授) 2009年8月収録 130分
学校教育での豊かな現場経験をもつ中尾先生から、実践に役立つ多くのお話を収録した3本シリーズです。この巻には、学校でのフォーマルなアセスメントとインフォーマルなアセスメント、学校でよく見られる問題、子どもの見方、教育相談で子どもを見る観点、授業参観での評価などについて解説されています。
中尾繁樹先生
(関西国際大学教育学部 准教授) 2009年8月収録 130分
前巻に引き続き、話題豊富な中尾先生から、子どもが描いた絵・作文や漢字練習等を題材にした専門的な視点に基づいた具体的な指導の方法、注意欠陥多動性障害や広汎性発達障害の特徴とその対応、学級経営を行う際のキーポイント、子どもと関わる際に大切なことなどについて理解を深めることができる内容です。
中尾繁樹先生
(関西国際大学教育学部 准教授) 2009年8月収録 120分
中尾先生のシリーズ最後の巻では、いじめの問題とその解決策、学校内でのさまざまな場面での子どもに対するほめ方やしかり方、指導支援のポイントなどを具体的に解説しています。また、学級づくりに必須の子ども理解の方法や特別支援などの視点を活かした指導などは、実際に学校で活用されている資料や図などを示しながら、わかりやすく丁寧にお話されています。
宮本信也先生 (筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授) 2010年1月収録 130分
この巻では、まずはじめに子ども虐待の概念と現状について理解するために、虐待行為の種類や実態について、小児科医の立場から解説がなされています。また、身体問題や子どもへの身体的影響、虐待を受けた子どもの行動特徴、子ども虐待の行動・精神面への影響などについてわかりやすく丁寧にお話されています。
宮本信也先生 (筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授) 2010年1月収録 130分
前巻に引き続き、子ども虐待について学びます。子ども虐待への対応の基本をおさえるために、虐待の判断の仕方としての身体状況や行動特徴や、システムとしての対応の体制について理解を行います。さらに、子ども自身への対応については、特にこころのケア、こころの発達支援の重要性を述べています。最後に虐待予防を意識した子育て支援などについても解説されています。
有川宏幸先生 (新潟大学教育学部教育科学講座 准教授) 2010年1月収録 130分
実際に保護者対応を十数年行ってきた有川先生の経験から、子ども支援を実施していくために必要な段取り、保護者との関係づくり、情報収集と共有化、支援戦略の組み立て方について、具体的な対応の仕方について学びます。また、発達障害の気づきと保護者の心理、子どもの障害と保護者の葛藤などについて詳しく解説をしています。
有川宏幸先生 (新潟大学教育学部教育科学講座 准教授) 2010年1月収録 120分
発達障害のある子どもたちをはじめとする、支援の必要な子どもを抱える保護者支援の重要性について心理学的な見地から解説をしています。支援の関係が崩壊する前に、保護者との良好な関係づくりを如何に構築していくか、そして家族を支援するための関係機関との連携について、前巻に引き続き、わかりやすくお話しされています。
梅永雄二先生 (宇都宮大学教育学部 教授) 2010年2月収録 185分
知的に問題がなくとも発達障害のある人々が仕事をする上で困難となっている事柄について、これまで就労支援を行ってきた梅永先生の経験をもとに具体例を示しながら解説をされています。発達障害とニートの関係、LD・ADHD・高機能自閉症・アスペルガー症候群の就労上の課題、ニートを育てないための適切な教育支援についてお話しされています。
第1巻 アスペルガー症候群/高機能自閉症 (1)
佐々木正美先生(川崎医療福祉大学
特任教授) 2009年7月31日収録 120分
佐々木正美先生
(川崎医療福祉大学 特任教授) 2009年7月31日収録 90分
岡田 俊先生 (京都大学大学院医学研究科 講師) 2009年8月2日収録 130分
岡田 俊先生
(京都大学大学院医学研究科 講師) 2009年8月2日収録 130分
原 仁先生 (横浜市中部地域療育センター 所長) 2009年8月3日収録 145分
原 仁先生 (横浜市中部地域療育センター 所長) 2009年8月3日収録 105
大石幸二先生(立教大学現代心理学部教授) 2009年8月5日収録 135分
大石幸二先生(立教大学現代心理学部教授) 2009年8月5日収録 125分
宮本信也先生(筑波大学大学院 教授) 2009年8月6日収録 175分
会沢信彦先生(文教大学教育学部 教授) 2009年8月21日収録 162分
第1巻 苦しむ子どもたちに気づき、希望を与えるために
佐々木正美先生(川崎医療福祉大学
特任教授) 平成20年7月収録 100分
学校や保育園・幼稚園で気になる子どもたち。そんな子どもたちの苦しむ姿を見るたびに、その周りにいる大人の人たちの関わりが気になります。この巻では、学校や保育園・幼稚園、そして家庭で、地域で、様々な場面で苦しむ子どもたちについて、皆さんと一緒に考えていきます。
佐々木正美先生(川崎医療福祉大学
特任教授) 平成20年7月収録 140分
LDやADHD、高機能自閉症やアスペルガー症候群などの発達障害のある子どもたちにとって必要と思われる「安心できるコミュニケーション」についてお話されています。また、対談形式による「佐々木先生に聞く:未来を担う子どもたちを大切に育てたい」も収録し、特別に編集致しました。
発達障害について医学全般に関する講義です。広汎性発達障害や注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などの発達障害について、歴史的かつ包括的な概念としての解説を行い、発達障害に伴う行動障害や情緒障害への有力な医学的支援法としての薬物治療の基礎について、その原則をお話されています。
上野一彦先生(東京学芸大学名誉教授、日本LD学会会長) 平成20年7月収録 160分
知的な遅れのない発達障害と新しい特別支援教育の展開について、アセスメントと指導に結びつく方針の策定、具体的な指導と効果の累積、指導システムの構築など、長年にわたってLD教育に尽力されている上野先生がお話されています。また、特別支援教育をめぐるこれからの課題について、学校のみならず、家庭や地域での支援について考える機会を与えてくれる内容です。
梅永雄二先生(宇都宮大学教育学部 教授) 平成20年8月日収録 100分
発達障害のある子どもたちに対する具体的な支援策を考えるにあたって、成人期の発達障害の現状について検証をおこなっています。また、ニートなどと発達障害との関連、高等教育(大学、短大、高専)における発達障害のある学生の支援、就労の状況について、実際の対応や課題などをお話されています。
梅永雄二先生(宇都宮大学教育学部 教授) 平成20年8月収録 120分
発達障害のある子どもたちが成人になったときに自立した生活ができるよう、長期的な展望までを考慮した特別支援教育についてお話されています。教育などの支援に携わる者が、早期からどのような教育をおこなうべきか、米国ノースカロライナ州における自閉症者支援などの具体的実践例をもとにしながら考えることのできる内容です。
岡田 俊先生(京都大学医学部精神医学教室 講師) 平成20年8月収録 160分
発達障害の二次障害・併存障害の実態、その具体的な対応と予防についてお話されています。子どもたちが二次的に抱えた心理的発達過程における問題、不安、強迫、チック、うつ、双極性障害(躁うつ病)、精神病症状などの併存障害に焦点をあて、主に思春期・青年期以降の対応について考える内容です。
岡田 俊先生(京都大学医学部精神医学教室 講師) 平成20年8月収録 140分
発達障害の併存障害の診断と治療、青年期以降の問題について、お話されています。発達障害の子どもたちのもつ二次障害や併存障害が、成人期において自立を阻むことがあること、大学での高等教育における問題、成人期の就労や結婚、子育てなどの自立の問題についても取り上げながら、発達障害のある子どもたちの自己実現を支える支援のあり方を考える内容です。
成田奈緒子先生(文教大学教育学部 教授) 平成20年8月収録 170分
脳の神経伝達物質であるセロトニンが、人間の生活に深く関わっていることをわかりやすくお話されています。まず、子どもの脳の作られ方について図解入りで解説を行い、続いてセロトニン神経のでき方と発達障害についてのお話をされています。セロトニンが、人間らしく楽しく暮らすための『こころ』の成り立ちに深く関わる重要な物質であることが実感できる内容です。
成田奈緒子先生(文教大学教育学部 教授) 平成20年8月収録 50分
病院等の外来で子どもたちに実際に関わってこられている小児科専門医の立場から、発達期の子どもや発達障害のある子にとって、脳内の『セロトニン神経づくり』が大切であることをわかりやすくお話されています。これまでの貴重な研究成果や豊富な臨床経験をもとにして編み出された、実生活場面で活かしていく具体的なアドバイスは必見です。
田中康雄先生(北海道大学大学院教育学研究院 教授) 平成20年8月収録 150分
現代の子どもたちとその取り巻く社会環境の変化について概観し、「今、我々は一体何が出来るのだろうか?」ということについて、皆さんとともに考えていく内容です。児童精神科医として豊かな臨床経験のある田中康雄先生が、丁寧にお話しています。この巻には、「社会の時代的変遷と子どものこころ」と、「家庭の中の子ども」の2つの講演を収録しています。
田中康雄先生(北海道大学大学院教育学研究院 教授) 平成20年8月収録 80分
前巻に続いて、現代の子どもたちとその取り巻く社会環境の変化について概観し、「今、我々は一体何が出来るのだろうか?」ということについて、皆さんとともに考えていく内容です。この巻には、「学校の中の子ども」の講演を収録しています。
宮本信也先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授) 平成20年8月収録 200分
発達障害のある子どもたちと接するとき、脳(brain)とこころ(heart)の2つを分けて考えることの大切さについてお話されています。こころに問題がなければ問題が生じないような配慮をすること、こころにも問題が生じている場合は、こころの問題への対応とこころの問題の再燃がないように配慮を行う必要があること、その対応方法等について解説した内容です。
霜田浩信先生(群馬大学教育学部 准教授) 平成20年8月収録 170分
発達障害のある子どもが応えやすい指示の出し方や子どもが守れるルールの出し方について、具体的な方法を提示しながらお話いただいています。子どもや学級、保護者への対応の仕方を指導技術として学ぶことを通して、先生方の「子どもに向かう気持ち」を作ることの大切さを理解していく内容です。
第1巻 子どもたちのこころを支えるために/広汎性発達障害
佐々木正美先生(川崎医療福祉大学
特任教授) 平成19年8月収録 230分
広汎性発達障害、特に高機能自閉症やアスペルガー障害といわれる人たちを理解し、ともに成長していくことの大切さについて、自閉症療育に長年携わってきた佐々木先生からの貴重なお話です。また、対談形式による「佐々木先生に聞く:なぜ、先生はそこまで自閉症を理解できるのですか?」も特別に編集して収録いたしました。
第2巻 高機能広汎性発達障害の理解と支援
岡田 俊先生(京都大学医学部精神医学教室 講師) 平成19年8月収録 270分
わかりやすい講演で定評のある岡田先生のお話です。高機能広汎性発達障害の概念、高機能自閉症とアスペルガー障害の異同、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)との併存など診断をめぐる問題を整理し、広汎性発達障害の認知特性、その背景をなす神経基盤について最新の知見をまとめ、広汎性発達障害の児童・青年・成人に対する治療や支援の方法についてお話されています。
第3巻 発達障害のある子どもたちに対する「育て方支援」
成田 奈緒子先生(文教大学教育学部特別支援教育専修 教授) 平成19年8月収録 220分
小児科専門医という立場から、発達障害のある子どもたちに対する具体的な支援策について、最新の脳科学の知識をわかりやすく織り交ぜまがら、明快にお話いただいています。脳機能をもとに、学校や家庭での実生活に生かしていくことができるための問題点解決へのヒントが盛り沢山の内容となっています。
第4巻 子どもの注意とその困難さの理解と援助
岡崎 慎治先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科 講師) 平成19年8月収録 260分
学習や行動面に困難のある子どもの状態を理解し、子どもに合った指導や援助を行うための観点として、子どもの認知処理過程についてお話をいただいています。特に、注意という観点から、子どもの状態を理解するための理論的背景について詳しく解説がされています。また、子どもの認知処理過程をプランニング、注意、同時処理と継次処理という見方から理解するためのDN-CAS認知評価についての概要と利用可能性についての内容も含まれています。
第5巻 万人のための学級・学校づくりをめざすコンサルテーション
大石幸二先生(立教大学現代心理学部 教授) 平成19年8月収録 300分
快活なお話で人気のある大石先生の講演を収録しました。「どの子も学ぶことができる」、そして「主体的な学びが深まる」授業や学級づくりを実現できるよう、学校改善を図るノウハウを学ぶ内容です。「どの子も学べて、どの子も学びを深められる」ための条件を整えて、一人ひとりの児童・生徒への対応を丁寧に行うことが出来るようにするため「原点」を見直すお話です。
第6巻 発達障害とてんかん
長年にわたり第一線の臨床現場で活躍をされている原先生から、てんかんについて貴重な内容の講演を収録しました。てんかんという用語の整理、てんかん発作とてんかん性脳波異常の発達への影響について理論的、臨床的なお話をいただき、さらに、知的障害、LD、自閉症、ADHDとてんかんの関係、薬物治療の現状と副作用としての認知障害についてもお話されています。
第7巻 ちょっと気になる子どもたちの過去・現在・未来
特別支援教育がスタートするに至った経緯について、初期から関わってきた小児科医として、教育現場で必要とされる基本的な姿勢をはじめにお話しされています。そして、明日からの実践に役立つ内容として、5歳児健診についての紹介、脳の研究者の立場からの脳科学の知見、ディスレクシアの発生機序と読み書き指導の実際についてもお話いただいています。
第8巻 発達障害と不登校・ひきこもり -二次障害をおこさないための対応-
小児精神科医として、また、教育系大学の教員としての双方の立場から、不登校やひきこもりをあくまで二次症状として考え、それをおこさないように支援すべきために、「障害の見落とし」「不適切な養育(虐待)」「不適切な対応(学校での心理的虐待)」「いじめ」「低いQOL、特に自尊感情」「ストレス耐性の脆弱さ」などについて取り上げて、お話いただいています。
第9巻 発達障害と虐待 -発達障害への無理解が虐待を引き起こす-
発達障害が虐待の大きな原因となることについて、子ども虐待と発達障害の間に存在する様々な絡み合いについて、発達障害の基礎、特徴から、虐待へとつながる問題点、そしてその対応と治療についてお話されています。また、発達障害と子ども虐待の結果として生じる反応性愛着障害との類似点や鑑別についても解説されています。
第10巻 発達障害といじめ -いじめ犯罪の防止とトラウマからの回復-
長尾圭造先生(長尾こころのクリニック 院長) 平成19年8月収録 210分
いじめに対する考え・方法論・対応法について紹介されています。冒頭部分では、子どものこころの健康的発達についての順序とその意味するところを詳細に解説いただき、続いて、いじめの臨床、健康なメンタルヘルスとメンタルヘルスを悪くする環境・条件、いじめのメカニズム・対応法についてお話いただいています。
第11巻 発達障害と少年非行 -二次障害の予防と行動修正の実際-
小栗正幸先生(元宮川医療少年院 院長) 平成19年8月26日収録 270分
発達障害のある子どもたちの非行化とはいかなる事態であるのか、そこでは実際問題として何が起こっているのかについてお話されています。また、二次障害としての非行化を予防するための支援のポイントや、実際に周囲を困らせる行動が発現している場合の対処法についても紹介されています。
第1巻 LDと発達障害-これまでのLD、これからのLD-
第1巻 LD、AD/HD、高機能自閉症、アスペルガー症候群のある子どもたちの認知機能(1)
-認知神経心理学の研究領域から学ぶ-
前川久男先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授) 平成17年8月収録 130分
LDやAD/HD、高機能自閉症、アスペルガー症候群などの発達障害のある子どもたちの認知機能について、認知神経心理学の研究領域から、認知機能に関する検査、下位検査項目の構成背景や脳の情報処理過程との関係などについて、最新の研究成果等も交えながら基本的な理解を深めるために必要なお話しをいただいています。上級者向き。
-認知神経心理学の研究領域から学ぶ-
前川久男先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授) 平成17年8月収録 150分
同時処理と継次処理、注意の解説をはじめ、現在、認知心理学などの領域で話題となっているプランニングの機能、新しい認知機能の評価手段であるDN-CASについての講義内容です。また、PASS理論に基づいた実際の発達障害のある子どもたちへの支援、指導の方策についてもお話しいただいています。第1巻とセットでご覧いただくことをおすすめします。上級者向き。
-特別支援教育と青年期における個別移行支援について考える-
松矢勝宏先生(目白大学教授、東京学芸大学名誉教授) 平成17年8月収録 150分
発達障害のある人たちの就業支援に関する講義です。これまで養護学校高等部の先生方と「個別移行支援」について研究・実践されてきた立場から、なぜ個別移行支援計画が必要になってきたのか、その背景などについて基本的な考え方から丁寧にわかりやすくお話しいただいています。
-軽度知的障害青年の大学公開講座の経験から-
松矢勝宏先生(目白大学教授、東京学芸大学名誉教授) 平成17年8月収録 150分
青年期・成人期における発達障害のある人たちに対する生涯学習支援についての講義です。近年、重要視され始めてきた余暇支援とも関連し、生活の豊かさを充足させ、QOL(生活の質)を高めていくことの重要性について、大学公開講座の実践に基づいたお話しをされています。
-診断の実際、高機能自閉症・アスペルガー症候群の理解、薬物治療について-
原 仁先生(横浜市中部地域療育センター所長) 平成17年8月収録 150分
発達障害について医学的な見地から概念的に整理を行い、実際の診断や検査、知的障害や自閉症、薬物治療について、長年の臨床経験に基づいて、子どものこころを理解するための基本的な医学的知識についてわかりやすく説明されています。
-AD/HDとLDの理解、軽度発達障害の捉え方-
原 仁先生(横浜市中部地域療育センター所長) 平成17年8月収録 150分
特別支援教育を実施する上で、十分に理解しておく必要のある注意欠陥/多動性障害(AD/HD)とLDに関する基本的な医学的知識についてお話しされています。また、軽度発達障害の捉え方を説明し、専門性を持って子どもたちを支援していくことの重要性を丁寧に説明されています。
小笠原 恵先生(東京学芸大学特別支援科学講座助教授)
平成17年8月収録 210分
行動分析学から出ている具体的な技法、発達障害への応用について、応用行動分析学研究において新進気鋭の若手研究者である小笠原先生が、一つひとつわかりやすく説明をされています。応用行動分析をこれから学ぼうとする初心者のみならず、基本事項を再度確認したい実践家向けの内容となっています。
-発達障害のある子どもたちのWANTSを高め・応える支援-
応用行動分析学研究の第一人者であり、非常にわかりやすい講義が評判の渡部先生にお話しをいただいています。発達障害のある子どもたちに必要な支援について、本人が主体的に生活をコントロールすることの大切さ、そのための支援内容、アセスメント、教育者側が将来求められる方略について、具体的事例を通しながら説明をされています。
発達障害のある子どもたちの社会参加の概念、地域生活スキルに関する基本的な支援の進め方について実際の事例に基づいた内容となっています。また、学齢期の時期に経験しておいた方がよい事柄など、研究者でありながら福祉現場も経験された先生ならではの支援における配慮事項についてもお話しされています。
-地域・家庭・子どもの連携精神医学の観点から-
田中康雄先生(北海道大学大学院教育学研究院 教授)
平成17年8月収録 330分
児童精神科医である田中先生の6時間にわたる講演をまとめた内容です。LDやAD/HD、高機能自閉症、アスペルガー症候群について、基本事項から二次的な問題までほぼすべての事柄を総合的に講義をされている内容となっています。前半は、現在話題となっている脳科学のトピック、子どもの発達、軽度発達障害の概要と各論について具体的かつ明解にお話しされています。
第1巻 軽度発達障害のこころ-小児科医の立場から健やかなこころを育てる-
宮本信也先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授)
学習障害(LD)や注意欠陥/多動性障害(AD/HD)、高機能自閉症等について、基本的な内容をわかりやすく説明しています。また、発達障害のある子どもたちに対する対応として、こころを育てることの大切さ、そのための対応方法についても知ることができます。
宮本信也先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授)
発達障害のある子どもたちと心身症、行動・精神面の問題、AD/HDと子どもの虐待についてのお話です。発達障害のある子どもたちのこころを健やかに育てるための原理原則、行動の問題、心理面の問題、学習の問題、そして薬物療法などについても取り上げています。
上野一彦先生(東京学芸大学教育学部 教授、日本LD学会 会長)
LDや AD/HD、自閉症の歴史を概観し、軽度発達障害という視点での捉え方を解説しています。講義の中核となる特別支援教育については、ここに至るまでの背景から現在の学校教育現場における実態までを広くとりあげ、さらに手帳や進路・移行の問題についてもふれています。
佐々木正美先生(川崎医療福祉大学 教授)
TEACCHプログラムについて、その理念や基本的な考え方を知ることができます。自閉症についての理解を深めるため、複数の当事者からの声を紹介し、その特性を改めて確認しています。これまでの先生の長年にわたる臨床経験に基づいたお話が豊富に盛り込まれています。
佐々木正美先生(川崎医療福祉大学 教授)
家庭や学校、働く場でのTEACCHプログラムから学んだことについて、特に自閉症特有の共通的な問題を十分に理解した上でのひとりひとりに応じた配慮や支援の大切さ、実際に確認したことだけを真理とすることの重要性についてを、優しい語り口で伝えています。
梅永雄二先生(宇都宮大学教育学部 教授)
学習障害(LD)や注意欠陥/多動性障害(AD/HD)、アスペルガー症候群、高機能自閉症の成人の人が就労に関して抱える様々な問題、離職の理由や就労上の課題、米英での就労支援などについて、多くのスライドとビデオを交えながら、大変わかりやすく説明しています。
梅永雄二先生(宇都宮大学教育学部 教授)
生活をする上で実際に困難だった事柄について、当事者の人の意見をもとに、ライフステージごとに概観し、その上で、教育現場で進めるべき支援などについて提言しています。また、成人期の生活や診断・告知についても、当事者の声をもとにして、わかりやすく解説しています。
小川 淳先生(横浜市総合リハビリテーションセンター)
横浜市の地域療育システムについて、早期発見と早期療育の必要性、初期の地域療育センター構想をはじめ、センターの基本的な役割、現在の療育事業のかかえる傾向や様々な課題について、多くの画像を用いながら説明しています。
小川 淳先生(横浜市総合リハビリテーションセンター)
療育と教育現場との連携について、横浜市での実際の事例に基づいてお話しています。教育と療育の違い、連携がうまく進まない原因などについて、フロアの方からの意見も含めながら、子どもたちにとって本当に必要なことは何かを考えながら展開していく内容になっています。
第1巻 軽度発達障害と就労-働くことと、学ぶこと、そして生きること- 梅永雄二先生(宇都宮大学教育学部特別支援教育講座 教授) 第2巻 子どもへの温かいまなざし-ありのままの子どもを受け入れるということ- 佐々木正美先生(川崎医療福祉大学医療福祉学部 特任教授)
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