Summer Intensive Seminar on Children with Special Educational Needs 2019

夏のセミナー 2019



プログラム  会場&時間  申込方法  参加費  資格更新ポイント  耳より情報

メインテーマ

 


ごあいさつ

LD(学習障害)、ADHD(注意欠如・多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム症)などの発達障害のある子どもたちの理解と支援をはじめ、教育・保育現場で課題となる虐待・ネグレクトや不登校、愛着(アタッチメント)の問題などについても学びます。


この夏は、目の前の君を大切にしたいから…この夏に1UP(ワンアップ)をメインテーマに、子どもたちと真剣にかかわり合うこと、子どもたち同士で取り組む学び合いなどについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。そして、秋からの新学期に向けて、ワクワクする楽しさのきっかけづくりと、アッ!と驚くしかけづくりの一歩になることを願っています。

神奈川LD協会の研修会は、これまでも、そしてこれからも、“楽しくなければ、学べない。楽しくなければ、育たない。”にこだわった、じっくりと学ぶ研修プログラムです。この夏も、北は北海道、南は小笠原・九州・沖縄など国内はもとより、海外の日本人学校や現地補習校など多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

※特別支援教育士(SENS)・同SV資格更新ポイント対象のセミナーはセミナーコードに★がついています。
※すでに資格をお持ちで、セミナーに終日参加可能な方が対象となります。


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■セミナー スケジュール

<カテゴリーの見方> 参加されるセミナーを選ぶ際に活用ください

きほんのき講座 初心者・初級者を対象とした発達障害、特別支援教育の基礎知識の習得を目的とした内容 (基礎知識を再確認したい方も大歓迎)
実践ワーク 参加者が実際に行うワーク(演習・実技)の時間を多くとった研修 (適宜、講義の時間もあり)
スキルアップ講座 話題のトピックや学問的知識、指導方法など実践力のアップグレードを目的とした講義 (一部ワークあり)



日程


キーワード / セミナーコード


タイトル・講師名(敬称略)

  第Ⅰ期 
 7/20
(土)

きほんのき講座

(発達障害特性・
      言葉の配慮


★101★
本当に分かる発達障害 -きほんのきから学ぶ-

     宮本信也 (白百合女子大学発達心理学科 教授 ・ 小児科医)

 7/21
(日)
 
きほんのき講座

ASD・ADHD・LD・
      発達の凸凹

102
発達障害の基本的理解と対応 -診察室から見える「発達障害」とのお付き合い-

    原田剛志 (パークサイドこころの発達クリニック 院長・児童精神科医)


 7/22
(月)

きほんのき講座

(多様なニーズ・IEP・
       指導と評価)


★103★

自立活動における個別の指導計画PDCA -子どものストロングポイントを活かして-


      小田浩伸 (大阪大谷大学教育学部 教授・同大学附属特別支援教育実践研究センター長)


 7/23
(火)

スキルアップ講座

(生育過程・発達障害・
      自殺・見立て)


104
子どもの成長と家族のかかわり -事例をもとに多面的にとらえる-

     三上克央 (東海大学医学部医学科専門診療学系精神科学 准教授)


 7/24
(水)

スキルアップ講座

(学習量・特別支援・
        指導方法

105
満席のため受付終了

読み・書きに困難を示す子どもたちへの学習空白の罪

     井上賞子 (島根県松江市立意東小学校 自閉症・情緒障害 特別支援学級教諭)


 7/25
(木)

実践ワーク

(子どもの言葉で問いを
        創る授業

106

いつもの授業にワクワクとドキドキを織り込む -子どもの思考が広がる学習活動

     鹿嶋真弓 (立正大学心理学部臨床心理学科 教授

 7/26
(金)

実践ワーク

保護者の想い・
    関係づくり・心理

107
保護者と上手にかかわる4つのステップ -子どもの未来を真剣に考えるために-

     有川宏幸 (新潟大学教育学部教育科学講座 教授)

 7/27
(土)
 
スキルアップ講座

(読み書き指導・
        誤り分析)

★108★
満席のため受付終了

読み書きが苦手な子どものアセスメントと学び支援-誤り分析の結果を指導に活かす-


     村井敏宏 (青丹学園発達・教育支援センター フラーテルL.C. 所長・言語聴覚士)


 7/28
(日)

きほんのき講座

(集団づくり・学級経営・
        関係づくり)

★109★
満席のため受付終了
一人ひとりに配慮した授業づくりとクラスづくり -2学期から意識したい18のこと-

      川上康則 (東京都立矢口特別支援学校 主任教諭)


 7/29
(月)

きほんのき講座

ABA・行動問題・
      アセスメント

★110★
行動問題のある子どもへの理解と対応 -教育現場で活かす応用行動分析-

     
井澤信三 (兵庫教育大学大学院特別支援教育専攻 教授)

 7/30
(火)

きほんのき講座

(つまずき・
    支援プログラム)


111
つまずき場面から考えるアセスメントと子どもの支援プログラム

     霜田浩信 (群馬大学教育学部障害児教育講座 教授)


 7/31
(水)

きほんのき講座

生活困難・貧困・
        家庭支援


112
貧困など生活課題を抱える子どもと保護者への支援

     浦田雅夫 (京都造形芸術大学芸術学部こども芸術学科 教授・社会福祉士・臨床心理士)


  第Ⅱ期 
 8/1
(木)

きほんのき講座

(性加害と性被害・
        学校対応)


201
子どもの性問題行動の理解と支援 -安全・安心な環境づくりと対等な関係性-

     野坂祐子 (大阪大学大学院人間科学研究科 准教授)


 8/2
(金)

きほんのき講座

(WAVES基礎・
  視機能アセスメント)

★202★
満席のため受付終了

見る力を育てるビジョン・アセスメント:基礎編 -WAVESの基本的な理解を中心に-


      奥村智人 (大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト)


 8/3
(土)

スキルアップ講座

(WAVESの活用・
       実際の指導)

★203★

満席のため受付終了

見る力を育てるビジョン・アセスメント:実践編 -現場でのWAVES活用例-

      奥村智人 (大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト)

     杉本陽子 (福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)※実践報告・ワーク協力者

 8/4
(日)

きほんのき講座

(ダウン症・
    本人理解と支援)

204
本当はあまり知られていないダウン症のはなし -ダウン症は「わかって」いない-

     玉井邦夫 (大正大学心理社会学部臨床心理学科 教授 ・ 日本ダウン症協会 代表理事)


 8/5
(月)

スキルアップ講座

(虐待・ネグレクト・
     学校での対応)


205

虐待やネグレクトを受けた子どもへの対応 -学校や幼稚園・保育所でのかかわりを中心に-

     玉井邦夫 (大正大学心理社会学部臨床心理学科 教授)


 8/6
(火)

きほんのき講座

保育所・幼稚園・
  保育場面での対応)


206

日常の保育場面で気になる子どもの理解と支援 -インクルーシブ保育のノウハウを知る-

     遠藤 愛 (星美学園短期大学幼児保育学科 准教授)


 8/7
(水)

実践ワーク

(MIM実践・
    読みのつまずき)


★207★
はじめてみました・やっていますMIM -初期段階での確認と軌道修正-

     海津亜希子 (国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)
     栗原光世 (東京都西東京市立住吉小学校 主幹教諭


 8/8
(木)

スキルアップ講座

愛着の問題・虐待・
        ネグレクト


★208★
満席のため受付終了
親と子の愛着形成の問題と対応 -愛着障害がこころと行動に与える影響-

     宮本信也 (白百合女子大学発達心理学科 教授 ・ 小児科医)

 8/9
(金)

スキルアップ講座

(事例から学ぶ・
 特別支援・ 指導方法

209
満席のため受付終了

読み・書きに困難を示す子どもたちはどう学びを進めていったのか?

     井上賞子 (島根県松江市立意東小学校 自閉症・情緒障害 特別支援学級教諭)


 8/10
(土)

実践ワーク

事例検討・
 現場での実践的対応)

★210★

こんなときどうする? 特別支援教育の実践 -ケーススタディからのアプローチ-

      川上康則 (東京都立矢口特別支援学校 主任教諭)

 8/11
(日)

実践ワーク

(不器用・感覚統合・
       運動あそび)

211
満席のため受付終了

発達障害のある子どもたちへの実践ワーク -感覚運動あそびの紹介と体験-

     松本政悦 (よこはま港南地域療育センター 作業療法士)

 8/12
(月)

スキルアップ講座

(ASDとADHDの臨床・
       生きづらさ)

★212★
満席のため受付終了

自閉スペクトラム症(ASD)とADHD支援のエッセンス

     本田秀夫 (信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 教授)

 8/13
(火)

スキルアップ講座

(知能検査・結果解釈・
        発達障害)


★213★
※214と同じ内容です
満席のため受付終了
WISC-Ⅳの結果を学校現場で活かす -検査結果の解釈と支援-

     大六一志 (日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)

 8/14
(水)

スキルアップ講座

(知能検査・結果解釈・
        発達障害)


★214★
※213と同じ内容です
満席のため受付終了
WISC-Ⅳの結果を学校現場で活かす -検査結果の解釈と支援-

     大六一志 (日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)


 8/15
(木)
 
スキルアップ講座

(性的虐待・性暴力・
        学校対応

215

子どもへの性的虐待・性暴力の理解と支援 -学校における対応を中心に-

     山本恒雄 (愛育研究所 客員研究員・「性暴力救援センター・大阪SACHICO」理事)

8/16
(金)
 ビデオセミナー① V①  
<佐々木正美先生から学ぶビデオセミナー①>

自閉症の理解・こどものこころの世界・家族を支える


  第Ⅲ期 
 8/17
(土)

実践ワーク

子どものこころ・
    問題解決・心理

301


子どものこころの理解と問題解決のワーク -子どもの抱える課題を丁寧に扱うために-

     松嵜くみ子(跡見学園女子大学心理学部臨床心理学科 教授・同大学心理教育相談所長)


 8/18
(日)

スキルアップ講座

(発達障害・事例検討・
       保護者対応)

302

発達障害のある子どもたちと保護者対応のコツ

     広瀬宏之 (横須賀市療育相談センター 所長・小児精神神経科医)

 8/19
(月)

きほんのき講座

(読み書き・
 発達性ディスレクシア)


303


ことばとコミュニケーションの発達 と 発達性ディスレクシアの理解

     石坂郁代 (北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻 教授)


 8/20
(火)

実践ワーク

(不器用・姿勢・
       からだづくり)

★304★

満席のため受付終了
一日まるごと「からだづくり」・「こころほぐし」

     中尾繁樹 (関西国際大学教育学部 教授)

 8/21
(水)

スキルアップ講座

(起立性調節障害・
         不登校)


305

起立性調節障害の理解と対応 -二つの「心」にいかに向き合うか?

     田中大介 (昭和大学保健管理センター所長・ 教授)


 8/22
(木)

実践ワーク

(音を使ったワーク・
       楽しい音楽)

306
満席のため受付終了

子どもをワクワクさせる“音”を使ったかかわり -“誰でも”できる音楽のワザ-

     二俣 泉 (昭和音楽大学音楽学部音楽療法コース 准教授)


 8/23
(金)
 
実践ワーク

(教材・学習指導・
   授業の工夫・国語)

307
満席のため受付終了

子どもの学びを支える支援教材!国語編


     
杉本陽子 (福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)

 8/24
(土)

実践ワーク

(教材・学習指導・
   授業の工夫・算数)

308
満席のため受付終了
子どもの学びを支える支援教材!算数編


     杉本陽子 (福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)

8/25
(日)
 ビデオセミナー② V②
<佐々木正美先生から学ぶビデオセミナー②>

発達障害のある子どもたちの理解と支援



 ★印がついているセミナー = 特別支援教育士資格更新ポイント加算対象のセミナー
        ポイント希望の方は、SENS番号の登録が必要です。お申込の際にお知らせください。
   更新ポイントの加算は、すでにSENSの資格(日本LD学会)を保有している方のみ対象です。



  第Ⅰ期 7月20日(土)~7月31日(水)


7月20日(土) ★セミナーコード101★ / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


本当に分かる発達障害 -きほんのきから学ぶ-
 


10:00-11:15 講義1 発達障害とは -特性は障害ではありません-
11:30-12:45 講義2 発達障害の種類 -大きく6つの種類があります-
13:45-15:00 講義3 発達障害への支援 -言葉の配慮が大事です-
15:15-16:30 講義4 発達障害の成因 -病気?個性? どちらでもありません-


Invited Speaker 宮本信也先生(白百合女子大学発達心理学科 教授 ・ 小児科医


宮本先生からのメッセージ


 「発達障害(今は、医学領域では神経発達症と呼ばれます)」という用語は、今では、子どもと直接関わっていない人たちにもよく知られるようになってきました。最近では、大人の発達障害に対する関心も高まってきています。それでは、発達障害とは一体何なのでしょうか?『発達障害とは何ですか?』と尋ねられたとき、ADHDや自閉症、学習障害(LD)などの個々の名前をあげられても、 そうした発達障害全体に共通する発達障害の特徴を述べることは案外難しいのではないでしょうか

 ところで、何か問題があると、私たちは、原因は何だろうと考えがちです。原因が分かれば、対応方法も分かる、考えやすいと思っているからです。実は、「発達障害の原因」については、まだほとんど分かっていないというのが本当のところです。でも、分かっていないところは分かっていないままにして、発達障害の成り立ちを考えることはできます。

 私は、発達障害は、社会との関係性の中で考えると、その成り立ちが理解しやすくなると考えています。そして、そうした視点に立つと、発達障害の多くは、単純に病気としてとらえることも、個性としてしまうのも、どちらも適切ではないことが理解され、そこから、発達障害とはそもそもなんなのだろうということを考えることができるようになるとも考えています
 
 今回のセミナーでは、医学の分類を基に、個々の発達障害の特徴について解説します。全体の解説の後、自閉スペクトラム症(ASD)を取り上げ、その特徴について少し詳しく説明したいと思います。発達障害の中では、ASDの人たちが、もっとも多様な問題を生じやすいと考えているからです。例えば、ASDの人たちは、状況理解が苦手、場に合わない言動が多いと言われます。その本当の原因、脳の働きの問題はまだ分かっていませんが、そうした状況が生じる背景要因、つまりは、状況理解が苦手とはどういうことなのかということを考えることはできます。そして、背景要因が分かれば、望ましい対応も考えやすくなってくると思います。

 セミナーの後半では、発達障害の特性を踏まえた支援の考え方について解説を行います。そして、最後に、発達障害を状態像と見なす考え方を紹介し、『発達障害とは何ですか?』という問いかけにあらためて答えたいと思います。

【宮本信也先生のプロフィール】青森県弘前市出身。金沢大学医学部卒業。医学博士。自治医科大学小児科入局、同助手、講師を経て、筑波大学心身障害学系助教授、教授、附属聴覚特別支援学校校長、附属特別支援教育研究センター長、副学長を経て、2018年4月より現職。専門は、発達行動小児科学。子ども虐待への対応、ASDへの対応、小児心身症への対応を中心に臨床研究活動を展開している。趣味は、山歩きと日本各地の銘酒巡り。『アスペルガー症候群・高機能自閉症の本-じょうずなつきあい方がわかる』(主婦の友社)等著書・論文多数。

 



 



7月21日(日) セミナーコード102 / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


発達障害の基本的理解と対応 -診察室から見える「発達障害」とのお付き合い- 


10:00-11:15 講義1 自閉スペクトラム症(ASD)の基本的理解
11:30-12:45 講義2 注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)、知的な遅れの基本的理解
13:45-15:00 講義3 女の子の発達障害
15:15-16:30 講義4 発達の凸凹と環境の折り合い-実際の対応について-


Invited Speaker 原田剛志先生(パークサイドこころの発達クリニック 院長・児童精神科医)


原田先生からのメッセージ

 今回は、ASDをはじめとする発達障害についての基本的理解と対応についてお話します。まずはじめに、ASDの特性について理解しておきたい事柄、その特性からどのようなことにつまずくのか、臨床場面で見られる具体的なお話をしていきます。ASDは、その障害の程度によっては周囲から気づかれにくいものです。多くは、お友だち関係がうまくいかないなど対人関係での問題がみられ、いじめ・不登校といった子ども時代の問題だけでなく、大人になっても上司や異性などとトラブルになることや集団にとけ込めないことがあります。ADHDやLD、知的な遅れのある子どもたちについても、同様のお話をしていきます。

 午後の前半は、女の子の発達障害について考えていきましょう。女の子は、男の子よりも対人関係の中で気持ちを共有し、そのことで 発散したり、関係性を強めたりするところがあります。対人関係での難しさがあるASDのある女の子は、そのような女の子集団の中でうまくいかなさを感じることが多くなります。発達のどのような段階でどのような特徴が見られてくるのかについてお話します。

 セミナーの最後の時間では、今、学校でできる実際の支援についてお話します。教育の場における支援には診断名はいりません。まずはその子どもの「生活・家庭」の状態を理解することが大切です。

 その上で、「特性」を把握しながら必要な対応を行うことで、はじめて「学習等」の支援を行うことができると考えています。このような日常での対応について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。また、時間に余裕があれば、発達特性を考慮した不登校への対応や、いじめの基本的な対策についてもお話します。

原田剛志先生プロフィール】福岡大学医学部卒業。専門は児童精神医学。福岡大学病院精神神経科に入局、同大学病院、鹿児島県伊敷病院などの勤務を経て、2011年に児童精神と発達障害を専門としたパークサイドこどものこころクリニックを福岡県博多市内に開設。現在、同クリニック理事長兼院長。2016年に現在の名称に変更。クリニックのスタッフと共に子どもから成人期までの診察に携わるほか、県内外での講演活動も行う。訳書に『対象関係論の基礎 -クライニアン・クラシックス』(共訳、新曜社、2003年)など。




           




7月22日(月) ★セミナーコード103★ / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


自立活動における個別の指導計画PDCA -子どものストロングポイントを活かして-


10:00-11:15 講義1  複合化した多様なニーズのある子どもの理解と支援
11:30-12:45 講義2  自立活動の基本的な考え方と意義-6区分27項目との関係-
13:45-15:00 ワーク1 アセスメントから目標設定までの作成
15:15-16:30 ワーク2 実際の指導と評価


Invited Speaker 小田浩伸先生(大阪大谷大学教育学部 教授・同大学教育学部特別支援教育実践研究センター長


小田先生からのメッセージ

 障害等によって日常生活や学習場面において様々なつまずきや困難が生じる児童生徒には、小中学校等の教育における心身の発達の段階等に即して系統的・段階的に教育していくだけでは十分とは言えないことから、特別支援学校では、個々の障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服するための指導として、自立活動の指導領域が位置付けられています。

 今回の学習指導要領の改定では、小中学校においても発達障害を含めた、複合化した多様なニーズのある児童生徒が多く学んでいる現状から、特別支援学級や通級指導教室による指導においても、自立活動の指導を取り入れる必要性が明記されました。この自立活動の指導にあたっては、的確なアセスメントのもと、指導目標を決めて、指導内容を6区分27項目から選定し、それらを相互に関連付けて具体的に設定した個別の指導計画を作成して展開することになっています

 私は、前職で肢体不自由・知的障害の特別支援学校において18年間自立活動を担当してきた経験を踏まえ、自立活動の基本的な考え方と意義を整理し、個別の指導計画の作成から評価までの実践ワークを通して講義とワークを進めていきます。

 この夏も、皆さんと一緒に学びを深めながら目の前の子どもたちの支援の一助になればと願っています。よろしくお願いします。

小田浩伸先生のプロフィール】
特別支援教育士SV、学校心理士SV。心理リハビリテイションSV、兵庫教育大学大学院学校教育研究科(障害児教育)修了。大阪府立支援学校に勤務。その後、大阪府教育センター指導主事を経て、現在は大阪大谷大学教育学部教授・特別支援教育実践研究センター長。専門は、特別支援教育、発達障害、自立活動、授業改善。大阪府教育振興基本計画審議会委員、大阪府内外の教員研修会び学校巡回相談などの講師。主な著書に、『高等学校における特別支援学校の分校・分教室』(ジアース教育新社)他。

 



 



7月23日(火) セミナーコード104 / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


子どもの成長と家族のかかわり -事例をもとに多面的にとらえる-


10:00-11:15 講義1 
子どもの生育過程について
11:30-12:45 講義2 
子どもを多面的に見立てる
13:45-15:00 講義3 
自殺企図の症例から考える
15:15-16:30 講義4 
発達障害を理解する


Invited Speaker 
三上克央先生(東海大学医学部医学科専門診療学系精神科学 准教授)


三上先生からのメッセージ

 
学校現場において、子どもの問題行動(不登校や暴言・暴力、自殺関連行動など)に遭遇する場合、目の前の問題の評価だけでは十分に対応できないことをしばしば経験するかと思います。そのような子が精神科を受診した場合、我々精神科医は、直接のストレス因に注目するだけでなく、その児童や青年を見立てます。そして、その見立てには、その子の精神医学的診断や生活環境だけでなく、家族機能や社会性、ストレス反応、知的水準、さらには病態水準などの視点から多面的に捉える必要があり、そのためには、その子の生育過程をたどることがどうしても必要になります。

 このような多面的な視点での子どもの理解は、関係者間でその子を想像しやすくなるだけでなく、真の問題の所在が判明し、複雑に絡み合った問題を解きほぐすヒントとなることがあります。ただ、そうは言っても、教職員が得られる情報は限られます。

 
今年のセミナーでは、どのような情報があればその子(とその家族)の理解につながるのかを、総論として考察します。そして各論では、自殺関連行動や発達障害の評価と対応について、総論とリンクさせながら勘案します。セミナー当日、参加される皆様とのディスカッションを何より楽しみにしております。この夏も、よろしくお願い致します

【三上克央先生のプロフィール】東京都生まれ。専門は児童青年精神医学。医学博士。早稲田大学法学部卒業。東海大学医学部に編入し卒業後、公立学校共済組合関東中央病院で臨床研修。その後、東海大学医学部付属病院臨床助手、東海大学医学部専門診療学系精神科学助教、米国アイオワ大学医学部精神科研究員、東海大学医学部専門診療学系精神科学講師を経て現職



 




満席のため受付終了

7月24日(水) セミナーコード105 / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


読み・書きに困難を示す子どもたちへの学習空白の罪 

                  
    -
教室にいるのに学べないでいる子どもたちと学習量


10:00-11:15 講義1 教室にいながら、「学習空白」が生じていた子どもたち

11:30-12:45 講義2 特性に応じた学び方が支える「学習量」
13:45-15:00 講義3 「正しく繰り返す」の力① アナログの支えを中心に
15:15-16:30 講義4 「正しく繰り返す」の力② デジタルの支えを中心に


Invited Speaker 井上賞子先生(島根県松江市立意東小学校 自閉症 ・ 情緒障害 特別支援学級教諭)


井上先生からのメッセージ

 
「オレはバカなんですよ!」と叫ぶ子、「やってもやっても、みんなみたいにできない」と目を潤ませる子、かつて出会った彼らは、知的に遅れがあるわけでも授業に参加していないわけでもありませんでしたが、学習が積みあがっていかないことに疲弊し、自信も意欲もなくしていました。そこには個々に様々な要因がありますが、近年、共通項として「学習量」の問題を考えさせられることが増えています。

 「学習空白」というと、不登校等で教室での学習に参加できない時に生じるものと思われがちですが、現実には前述の子どもたちのように毎日学校に通っている子たちにも起こっていると実感することがあります。みんなと同じ方法では学びにくい特別支援対象の子どもたちの中には、いくら教室にいて授業に参加しているように見えても、「学べずにいる」もしくは「定着のために必要な学習量が確保できていないでいる」子がいます。「わからない→やらない→もっとわからなくなる→もっとやりたくなくなる」という深刻な負のループは、「学習空白」となり、困難の状況をより悪化させていきます。「そんなことはない、人よりたくさんの時間をかけて膨大な量に取組んでいるのに、うまくいかなくて困っているんだ。学習量は十分確保できているのに」というケースもあるでしょうが、そこには「その子に合った学び方での学習量が保証されているのか」という問い直しが必要だと感じています。時間をかけてたくさん取り組んでいるように見えても、こなすので精いっぱいで、「できた」や「わかった」につながっていかない場合もまた、「学習」の「量」が適切に保証されたとは言い難い状況だと思います。

 「その子に合った学び方」は、「これならできる」というワクワクした見通しと、「わかった!」「できた!」という学ぶ喜びと達成感を支えてくれます。そして、それがあればこそ、学力の定着につながる充分な「学習量」も確保できるのではないでしょうか。

 よく、「この子には苦手さがあるので」という枕詞で学習内容や量を減らし、負担を軽減しているという話を聞きます。私もかつては「ストレスになっているものを減らさなくては」と、どんどん学習量を減らしてしまっていた時期がありました。もちろん、苦手なことを苦手な方法でやらせるというのは無理があります。「苦手な方法」は減らしていかなくてはいけないでしょう。しかし、「減らした分だけは、その子にとって得意な方法での学びを増やしていく」ことも忘れてはいけなかったと、自戒も込めて痛感しています。

 今回のセミナーでは、事例を通じて、それぞれの子どもたちの学びやすさを支えた手立てを、アナログ・デジタル両方でたくさん紹介します。ご参加の皆様にとって「これならあの子とやり続けられるぞ」と感じていただけるものが共有できる時間になれば嬉しいです。

【井上賞子先生のプロフィール】
通常学級、通級指導教室を経て、現在に至る。特別支援教育士。特性のある子どもたちの学びを支える方法を模索しながら教材開発を行っている。平成23年度より、東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが実施する情報 端末の活用が障害を持つ子どもたちの生活や学習支援に役立つことを目指した実証研究「魔法のプロジェクト」に参加、ICTを活用しての支援にも取り組む。著書に、『特別支援教育 はじめのいっぽ!』、『はじめのいっぽ! 算数のじかん』、『はじめのいっぽ! 国語の時間』(学研)などがある


 






 <7/24 セミナー終了後 16:45-18:15> 
スペシャルワーク「iPadで繰り返しの学習がしやすくなる教材を作ってみよう!」
 「井上スペシャル(7/24)」は満席のため受付終了
     セミナー終了後の「井上スペシャル」は、定員に達しましたので受付を終了しました

 セミナー終了後、iPadでの教材作成のワークを行います。
 実際に端末を操作するため先着25名となります。
 参加希望者は下記の参加条件に承諾の上、セミナーと併せてお申込ください。

参加条件 :  ①本セミナー(井上賞子先生のセミナーコード105)にご参加の方 
  ②iPadの基本操作がご自身で出来る方 
  ③iPadを利用されている方で、当日ご自分のiPadを持参できる方 
  ④事前に指定された無料・有料アプリをインストールできる方
(お手続き完了後、セミナー事務局からご案内します) 
申込方法 :    ネット申込限定となります。 (受付終了)
参加費   :  3,000円 ※セミナー参加費と合わせてお振込みください。

 


 



 



7月25日(木) セミナーコード106 / 研修室121-123(12階) 実践ワーク


いつもの授業にワクワクとドキドキを織り込む -子どもの思考が広がる学習活動


10:00-11:15 講義とワーク1 
子どもの「不思議だなぁ~?」を育てる
11:30-12:45 講義とワーク2 
学級づくり・授業づくりの実践から学ぶ
13:45-15:00 講義とワーク3 
不思議のタネをつくる・問いを創る-問いを創る授業の体験-
15:15-16:30 講義とワーク4 
問いを創る授業の実際と2学期からの取り組みに向けて


Invited Speaker
 鹿嶋真弓先生(立正大学心理学部臨床心理学科 教授


鹿嶋先生からのメッセージ

 
子どもたちにとってこれまでの授業の多くは、受身でした。先生に言われるまま、与えられた課題をひたすらこなすか、答えを覚えるか、何もしないで静かに机に伏して過ごすか、はたまた暴れたり、教室から抜け出すか…。情報を詰め込むだけ詰め込んで、それを使うのはテストのときだけ。授業中の先生からの発問やテストで、暗記したことをひたすらアウトプットしていくのです。
 
 暗記が苦手な子どもやせっかく暗記してもすぐに忘れてしまう子どもにとっては、苦痛の時間でしかありません。今こそ、いつもの授業にワクワクとドキドキを織り込むときです。子どもたちは、誕生から小学校入学前までの間、どのように知識を獲得し、知恵をつけてきたのでしょう。そのヒントは「問うこと」にあります。先生から与えられた「問い」と自らが不思議だなぁ~と思った「問い」

 さて、子どもたちはどちらの「問い」に対してワクワクしながら自ら「問うこと」を始めるでしょう。その重要性に気づいた教師なら変えられます。教育界を揺るがす教師の発想の転換と指導方法のスゴ技!多くの実践事例も紹介します。さあ、2学期からの授業を、目からうろこのワクワクとドキドキの授業に変えてみませんか?

【鹿嶋真弓先生のプロフィール】
広島県生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。博士(カウンセリング科学)。公立中学校教諭、逗子市教育委員会教育研究所長、2013年1月より高知大学教育学部准教授、教授を経て、2019年4月から現職。専門は、カウンセリング心理学、教育相談、学級経営。学級づくり、授業づくり、人づくりについてのワークショップを実施。主な著書は『中学生の自律を育てる学級づくり』(金子書房)、『ひらめき体験教室へようこそ』(図書文化)、『教師という生き方』(イーストプレス)、『問いを創る授業』(図書文化)他、著書論文多数。2016年秋、TILA教育研究所を高知市にて設立。http://tila.main.jp/

 



 




7月26日(金) セミナーコード107 / 研修室121-123(12階) 実践ワーク


保護者と上手にかかわる4つのステップ -子どもの未来を真剣に考えるため


10:00-11:15 講義とワーク1 
保護者の想いに気づく
11:30-12:45 講義とワーク2 大切にしたいあなたの想い
13:45-15:00 講義とワーク3 
よい関係をつくるテクニック
15:15-16:30 講義とワーク4 
ココロを伝えることば


Invited Speaker 
有川宏幸先生(新潟大学教育学部教育科学講座 教授



有川先生からのメッセージ

 
子どもたちが幸せに暮らしていくために、私たちは保護者と上手にかかわりながら、よい「話し合い」をしていくことが大切です。しかし、最近では、学校において、保護者への対応が難しくなり、その結果、疲弊している先生方の姿を目にするようになりました。私たち教育者も子どもの未来のことを真剣に考えています。ならば、その思いや考えを曲げてはいけないと思うのです。それでは、どうしたらいいのでしょう。

 私たちがすべきことは、子どもの成長や発達に対する願いや思いを曲げることではなく、保護者の方たちと、よい「話し合い」をするための立場の違いを認識することと、上手にかかわれる具体的な技術であると考えます。国連の障害者権利条約批准後、さまざまな場面で 障害のある子どもたち・人たちの権利を尊重する社会の在り方について議論され始めています。そして「合理的配慮」の重要性が言われています。この「合理的配慮」は、共に暮らしやすい社会をつくるために「話し合った」結果、生まれてくるものだと思います。

 
このセミナーでは、保護者の方たちとよい「話し合い」をするために大切にすべきことを考えていきましょう。この夏も、皆さんと一緒に楽しく学んでいきたいと思います

【有川宏幸先生のプロフィール】
千葉県生まれ。筑波大学大学院修了後、1995年4月より発達相談員として大阪府岸和田市保育課、 同保健センター勤務。乳幼児健診やその後の保護者対応、心理面のフォロー、療育・保育の助言やコーディネート、就学までの引継ぎ等幅広い業務に携わる。2006年10月より現職。著書『発達が気になる乳・幼児のこころ育て、ことば育て』(ジアース教育新社)、『障害児保育』(分担執筆、建帛社)、DVD『DVDで学ぶ応用行動分析学入門』(監修、中島映像教材出版)など

 
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満席のため受付終了

7月27日(土)
 
★セミナーコード108★ / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


読み書きが苦手な子どものアセスメントと学び支援 -誤り分析の結果を指導に活かす-


10:00-11:15 講義1 読み書きのつまずき -かな文字を中心に-
11:30-12:45 講義2 読み書きのつまずき -漢字を中心に-
13:45-15:00 演習1 漢字の誤り分析にチャレンジ!
15:15-16:30 演習2 事例分析 -誤り分析から具体的支援へ-



Invited Speaker 村井敏宏先生(学校法人青丹学園 発達・教育支援センター フラーテルL.C. 所長・言語聴覚士)


村井先生からのメッセージ

 読み書きのつまずきは、いろいろな段階で起こってきます。文字を覚えはじめる段階、ことばを読んだり書いたりする段階、読解・作文の段階など…。また、かな文字と漢字でもつまずきの現れ方は違ってきます。読み書きのつまずきの背景にはいろいろな問題があります。文字の読みの困難さ、注意集中の苦手さ、視覚的な弱さ…、その背景の問題を的確にアセスメントする事が重要です。

 心理検査をするにはハードルが高い…、日常の指導の中で実態把握がしたい…、そんなとき役立つのが「誤り分析」の視点です。日常的な日記や作文を通しても「誤り分析」はできますが、もう少し客観的な視点を入れるとそれがより確かになります。

 このセミナーでは、まず最初に講義形式で「読み書きのつまずきは、どうして起こってくるのか」、「読み書きのつまずきは、どのような形で現れるのか」について、かな文字と漢字に分けてお話します。

 午後の演習では、「誤り分析」を取り入れ、通常学級の中で行える簡便なテストをご紹介し、実際に子どもの誤りを分析していく演習を通して、子どもの特性に応じた教材の選択や指導法を考えていきます。
 
 読み書きの学習は、すべての子どもたちが日々行っていくものです。そのつまずきに対する支援を考えていくことは、どの子にもやさしいユニバーサルデザインの教育につながります。多くの方のご参加をお待ちしています。

【村井敏宏先生のプロフィール】
奈良県生まれ。広島大学教育学部卒。特別支援教育士スーパーバイザー・言語聴覚士。大阪教育大学特別専攻科(竹田契一研究室)に内地留学後、1986年より奈良県内の小学校通級指導教室「ことばの教室」を担当、2018年春より現職。発達障害の子どもの相談・支援とともに、読み書き障害(ディスレクシア)の研究、教材開発にあたる。著書は、『読み書きが苦手な子どもへの〈つまずき〉支援ワーク』(明治図書)、『誤り分析で始める!学びにくい子への「国語・算数」つまずきサポート』(共著、明治図書)など

 




 




満席のため受付終了

7月28日(日) ★セミナーコード109★ / 研修室121-123(12階) きほんのき講座



一人ひとりに配慮した授業づくりとクラスづくり -2学期から意識したい18のこと-


10:00-11:15 講義と演習1 
発達につまずきがある子どもの輝かせ方
11:30-12:45 講義と演習2 学級経営を安定させる教師のあり方と見方
13:45-15:00 講義と演習3 子どもどうしの関係性のつなぎ方
15:15-16:30 講義と演習4 子どもの「学びにくさ」から出発する授業づくりとクラスづくり



Invited Speaker 川上康則先生(東京都立矢口特別支援学校 主任教諭)


川上先生からのメッセージ

 
このセミナーでは、特別支援教育の視点を生かした「クラスづくり・授業づくり」について取り上げます。主に、通常の学級を想定していますが、それ以外の場(特別支援学校や特別支援学級、通級指導教室など)でも活用していただけるような見方・考え方・教育技術を盛り込み、講義と演習そのものが実践的な内容になるよう工夫する予定です

 ここ最近、いたるところで「一斉指導が難しくなった」、「子どもたち同士の関係づくりが希薄になった」という話を耳にします。ベテランと呼ばれる経験豊富な教員もかなり苦戦している状況を目にします。こうした学級経営や授業づくりについての課題は、以前は若手の教員ほど陥りやすく、年数とともに熟達するものだと考えられてきましたが、今は決してそのようには言えない現実があります。また、教育観や子ども理解に関する職員室内の対話の時間も、ここ数年でずいぶん減りました。放課後の職員室はみんなパソコンに向かって作業していて、日々の実践がなかなか共有されません。

 今、学級づくりに必要とされるのは、一斉指導における効果的なスキルと個別的な関わりのスキルを両立させる引き出しを多くもつこと、そして、子どもたち同士が関わりを通して学ぶことを支援することです。セミナーの中でみなさんにもそれらの大切さを実感していただけるようにしたいと思っています。また、学習につまずきのある子どもの多くが、「授業のおもしろさ」に敏感なところがあります。「わかる」授業をつくることも支援の一つです。夏休み明けから年度末までの実践に役立つセミナーになることを期待しつつ、皆さんとともに、一人ひとりに配慮したクラスを育てることや、授業をとおして子どもたちをつなぐことを考えていきたいと思います。この夏も、よろしくお願い致します


川上康則先生のプロフィール】
東京都生まれ。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士SV。特別支援学校の地域支援コーディネーターとして、長年、地域の相談支援に携わる。教育系の雑誌・ウェブマガジンなど3誌に連載をもつ。『通常の学級の特別支援教育 ライブ講義 発達につまずきがある子どもの輝かせ方』(明治図書出版)、『こんなときどうする?ストーリーで学ぶ特別支援教育の実践 ケーススタディからのアプローチ』(学研プラス)、『通常学級でできる 発達障害のある子の学習支援』(ミネルヴァ書房)など著書論文多数

 




 




7月29日(月)
 
★セミナーコード110★ / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


行動問題のある子どもの理解と対応 -教育現場で生かす応用行動分析-


10:00-11:15 講義1 行動問題をABCから理解する
11:30-12:45 講義2 行動問題をABCから支援する
13:45-15:00 ワーク 支援のアイディアをひろげよう! 
15:15-16:30 講義3 学校における支援のポイント


Invited Speaker 井澤信三先生(兵庫教育大学大学院特別支援教育専攻 教授)


井澤先生からのメッセージ

 学校等の教育現場における子どもの行動問題は、本人もたいへん困っているでしょうし、まわりも困ってしまいます。何とかしたいものですが、実際には、何とかしようとすればするほどエスカレートしていくといった悪循環に陥ってしまうことも多々あります。そのような時には、ちょっと立ち止まって、いったん落ち着いて考えてみましょう

 その際、役立つ考え方に、応用行動分析(ABA:Applied Behavior Analysis)があります。ABAでは、行動を個人と環境の相互作用から紐解いていきます。支援する側の考え方やかかわり方を変更することにより、クラスでのやりとりは、よりよいサイクルに導かれていきます。その紐解きの基本的な枠組みは、応用行動分析のキモであるABC分析です。
 
 このセミナーでは、ABC分析の枠組みから、「なぜ行動問題が生じているのか」「では、どのように対応していけばよいのか」、さらに「多くの子がいる学校では、どのような工夫が求められるのか」などについて、一緒に考えていけたらと思います。「2学期から、こうやってみよう!」と思えるような研修になればと考えています。今年の夏も、よろしくお願い致します。

【井澤信三先生のプロフィール】
山形県生まれ。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)修了。博士(教育学)。臨床心理士・特別支援教育士SV。2000年、兵庫教育大学助手、講師、准教授を経て、2014年より現職。専門は、自閉症・知的障害等の応用行動分析に基づいた指導・支援方法。特に、社会的コミュニケーション行動や行動障害への指導・支援アプローチに関する研究。著書には、『自閉症支援 -はじめて担任する先生と親のための特別支援教育-』(明治図書)等

 




 




7月30日(火) セミナーコード111 / 研修室121-123(12階) きほんのき講座

つまずき場面から考えるアセスメントと子どもの支援プログラム

                        -困難さの背景にある原因に基づいた具体的な対応を学ぶ-


10:00-11:15 講義とワーク1 つまずきの原因に基づく支援の大切さ・本人に向き合うことの大切さ
11:30-12:45 講義とワーク2 発達障害のある子どもが抱える7つのつまずきパターン1
13:45-15:00 講義とワーク3 発達障害のある子どもが抱える7つのつまずきパターン2
15:15-16:30 講義とワーク4 気持ちの調整・発達段階に応じた行動の調整


Invited Speaker 
霜田浩信先生(群馬大学教育学部障害児教育講座 教授


霜田先生からのメッセージ

 
子どもが抱えるつまずきへの支援は、周囲の大人がそのつまずきに気づくところからはじまります。そこで大切なのが、ただ表面的な困難さに気づくだけではなく、「なぜつまずくのか」といったつまずきの原因を探ることです。たとえば、「指示通りに行動ができない…」といった表面的なつまずきにのみ着目するのではなく、その原因を探していくことが大切です


 その原因は、「指示の内容が分からなかった」、「指示を聞き逃した」、「指示に従いたくない」などさまざまでしょう。つまずきの原因をアセスメントすることによって、適切な指導や具体的な支援の工夫につながりますつまずきの原因を探るためには、標準化された検査がその1つの方法となります。しかし、このセミナーでは、そのような標準化された検査結果からではなく、学習面や日常生活などで子どもが示すつまずき場面を見ていくことから、その原因をアセスメントする視点やポイントをお話していきます


 そして、つまずきの原因に基づいた支援方法のいくつかをご紹介します。子どもたちの「できた!」、「わかった!」を目指して、私たち自身の子どもを見る目を一緒に磨きましょう。

【霜田浩信先生のプロフィール】長野県生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修了。都内知的障害児通所施設指導員、東京学芸大学附属特別支援学校教諭、文教大学教育学部学校教育課程特別支援教育専修講師、准教授を経て、2009年より群馬大学教育学部准教授、2016年より現職。専門は、発達障害児者の自己管理行動の形成・要求言語行動の形成。自閉スペクトラム症のある子どもたち及び成人の心理・行動特性に基づいた指導など。著書は、『ちゃんと人とつきあいたい』(共著、エンパワメント研究所)他

 




 




7月31日(水) セミナーコード112 / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


貧困など生活課題を抱える子どもと保護者への支援

                              -しんどい状況の中で育っている子どもたちを中心に-



10:00-11:15 講義とワーク1 子どもの貧困
11:30-12:45 講義とワーク2 家族支援のための家族理解
13:45-15:00 講義とワーク3 逆境的な環境で生きる子どもたちの困難さとレジリエンス
15:15-16:30 講義とワーク4 事例から学ぶ



Invited Speaker 浦田雅夫先生(京都造形芸術大学芸術学部こども芸術学科 教授・社会福祉士・臨床心理士)


浦田先生からのメッセージ

 
子ども時代に貧困などの生活課題を抱えながら過ごしてきた子どもたちは、さまざまな理由によって施設等の社会的養護を受けながら育つ場合があります。虐待などを理由に家族から離れて暮らす子どもや青年とかかわる中で、何気ないことかもしれませんが、実は、自由にゆったり自然体でいられる空間がとても大切であることを感じています。

 このセミナーでは、生活課題を抱える子どもにかかわる際に知っておきたい事柄についてお話をさせていただきます。午前中は、「子どもの貧困と家族支援のための家族理解」と題し講義とワークを行います。今、7人に1人が「子どもの貧困」だといわれていますが、多くの方があまりピンとこないのではないでしょうか?「親の経済的貧困」によって、子どもの育ちにどのような影響があるのでしょう。貧困状態の家庭や子どもに対して学校や教師は何ができるのか、できないのか。

 生活困窮家族のなかには、精神疾患、発達障害等を併せ持つこともめずらしくはありません。家族をどう見立て、支援を行うのか。貧困を問い直し、実際的な支援に役立つお話をしていきたいと思います。

 午後からは、虐待など逆境的環境の中で生きる子どもたちの困難さとレジリエンス(回復力)について学びます。しんどい家庭状況の中、傷ついた子どもたちも、たったひとりの信頼できる教師との出会いでポジティブな変化が生じることがあります。

 たとえ今すぐでなくても、いつか彼らが「いろんなことがあったけど、生きててよかった」と思えるような支援を考えていきましょう。


【浦田雅夫先生のプロフィール】大阪府出身。児童心理治療施設セラピスト、児童相談所職員、スクールソーシャルワーカー等の臨床経験の後、奈良佐保短大教員を経て現在に至る。保育所、学校等における子ども・家庭の包括的アセスメント、家庭支援、ソーシャルワークが専門。いじめ第三者委員、子どもシェルターの運営、社会的養護を終えた若者支援等を行う。主な著書は、編著『知識を生かし実力を身につける子ども家庭福祉(第4版)』教育情報出版、共著『よくわかるスクールソーシャルワーク』ミネルヴァ書房ほか

 







 第Ⅱ期 8月1日(木)~8月16日(金)


8月1日(木) セミナーコード201 / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


子どもの性問題行動の理解と支援 -安全・安心な環境づくりと対等な関係性-

10:00-11:15  講義1  子どもの性の発達
11:30-12:45  講義2  年齢相応の性行動と問題となる性行動 
13:45-15:00  講義とワーク3 性問題行動のアセスメント 
15:15-16:30  講義とワーク4  安全・安心な環境づくり 


Invited Speaker 野坂祐子先生(大阪大学大学院人間科学研究科 准教授



野坂先生からのメッセージ

 
「子ども同士で性的なタッチがあった」「他の子どもに性器をみせたり、触らせたりする」「性にこだわったり、安全ではない性交渉をする」-児童・思春期の子どもに、こうした気になる性行動がみられることはありませんか?どこまでOKなのか、どんなふうに指導したらよいのか? それが不適切な性行動であったり、性暴力であった場合、被害と加害のそれぞれの子どもや保護者への対応が求められます

 
子どもの性の発達は、乳幼児期から始まります。自分のからだの感覚や仕組みに関心を示し、さまざまな探索行動をとりながら、自分のからだやこころの欲求をコントロールできるようになっていきます。また、お互いを傷つけない他者との関係性を学んでいきます。そのため、子どもに年齢不相応な性行動がみられたり、自分や他者を傷つけるような行為をしたりするときは、これまでの育ちや環境になにか課題があるのかもしれません。

 性問題行動は、「性衝動」だけで起こるものではなく、子どもが満たされていないさまざまなニーズの表れと捉える必要があります。トラウマインフォームド・ケアのアプローチに基づき、子どもや家族の回復と成長を支えていくことが役立ちます。

 このセミナーでは、子どもの性の発達をふまえながら、年齢相応の性行動と問題となる性行動の見極めのポイントを理解し、学校で早期に適切な介入ができるようになることをめざします。また、どんなふうに子どもや家庭をケアするのか、学校でできる取り組みを紹介します。安全で安心な環境をつくること、対等でお互いを尊重する関係性を築くことは、性問題行動への対応に限らず、どの子どもにも広く役立つものになることを願っています。皆さんとお会いできることを楽しみにしております


野坂祐子先生のプロフィール】お茶の水女子大学大学院博士課程修了。臨床心理士・公認心理師・博士(人間学)。大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンターを経て、2013年より現職。性暴力に関する研究と臨床が専門。子どもの安全と健康の観点から、教育現場や児童福祉分野で「被害-加害」への支援を行う。主な著書は、『マイステップ:性被害を受けた子どもと支援者のための心理教育』(誠信書房)、『あなたに伝えたいこと:性的虐待・性被害からの回復のために』(誠信書房)他。子どもの性の健康研究会HPにて、心理教育教材を公開中。http://csh-lab.com/




 




満席のため受付終了

月2日(金) ★セミナーコード202★ / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


見る力を育てるビジョン・アセスメント: 基礎編 -WAVESの基本的な理解を中心に


10:00-11:15 講義1 視機能と視知覚・視覚認知
11:30-12:45 講義2 WAVESを活用した見る力のアセスメント・検査法演習
13:45-15:00 講義3 アセスメントの結果を踏まえた合理的配慮と支援
15:15-16:30 講義4 事例紹介・事例分析演習


Invited Speaker 
奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト


奥村先生からのメッセージ


 学習や運動につまずきのある子どもは、感覚・知覚・認知や運動の問題を抱えていることが多く見られます。視覚に関する問題である「見えにくさ」もそのひとつです。しかし、「見えにくさ」といっても、発達障害のある子どもの「見えにくさ」は多種多様です。

 具体的には、「ボールをキャッチするタイミングがわからない」「黒板を書き写すのが苦手」「算数の図形の問題が苦手」「定規の目盛りが読みにくい」「本読みをするとき場所を見失う」などの問題が「見えにくさ」と関係している可能性があります。これらのつまずきの要因には、眼球運動、空間知覚・認知、目と手の協応など様々な視覚に関する能力が関連します。

 このセミナーでは、見る力に関する理論的な講義、実際に体験しながら楽しく学べる演習を行い、見る力を育てるビジョン・アセスメント-WAVES(ウェーブス)-の活用例を中心に「見る力」のアセスメントと支援について解説します。最近では、ビジョントレーニングや個別の支援の手法が書籍などで紹介され、発達障害への実践が広がりを見せています。しかし、合理的配慮、個別の支援、専門的なトレーニングなどの支援は、子どもの特性やニーズに応じたものでなければ効果はありません。そこで、この夏は、「視覚認知」をテーマに、子どもの特性を捉えた有効な支援に必要なアセスメントについて、ご参加される皆さんと一緒に考えていきたいと思います



 




満席のため受付終了

8月3日(土) ★セミナーコード203★ / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


見る力を育てるビジョン・アセスメント: 実践編 -現場でのWAVES活用例

10:00-12:45  午前の部    講義     WAVES検査実施にあたって
  実践報告   学校で実際に実施して見えてきたこと(協力:杉本陽子先生)
13:45-16:30 午後の部 実践報告 検査結果を日常の教育指導につなげる(協力:   〃    
  講義  WAVESの検査結果にもとづいた支援 


Invited Speakers 奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト
  杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)※実践報告・ワーク協力者



奥村先生からのメッセージ


 見る力を育てるビジョン・アセスメントは、3領域の視覚関連基礎スキル(視知覚、目と手の協応、眼球運動)のアセスメントができる検査「WAVES」と同領域の初期トレーニングができる「はじめてのトレーニングドリル」がセットになっているコピーフリーのパッケージです。このパッケージは、教育機関、療育機関、医療機関、その他の子どもに関わる施設で、多くの実践者の皆様に活用していただいております。

 このセミナーでは、実践編として「現場でのWAVES活用例」を紹介します。専門機関や学校での実践事例を紹介し、検査実施の際の工夫や結果の読み取りのポイント、具体的なトレーニングや指導のアイデアなど、マニュアルには書いていない手立てや工夫のアイデアを紹介していきたいと思います。

 午前の前半で概要を説明した後に、小学校での実践に関しては、経験豊富な杉本陽子先生にご協力いただき、実際に学校で実施した際の解説や日常の教育的指導につなげるための手立てについてお話とワークを行っていただく予定です。

 なお、このセミナーは、前日の基礎編をすでに受講いただいた方、WAVESを持っているが十分に活用できていないとお感じになられる方、すでに基本的な活用方法はマスターしてスキルアップしたい方におすすめです。皆さんのご参加をお待ちしております

奥村智人先生のプロフィール】
三重県出身。オプトメトリスト。特別支援教育士SV(SENS-SV)。American Academy of Optometry認定(FAAO)。米国パシフィック大学オプトメトリー修士および教育学修士課程修了後、現職。著書に『学習につまずく子どもの見る力-視力がよいのに見る力が弱い原因とその支援-』(明治図書、2010年)、『見る力を育てるビジョン・アセスメント-WAVES-』(学研、2014年)など

【杉本陽子先生のプロフィール】福岡県飯塚市生まれ。特別支援教育士。飯塚市発達支援アドバイザー。小学校の通常学級担任、特別支援学級担任を経て平成19年度からLD・AD/HD通級指導教室の担当。子どもの「困った」姿を見ると、その「困った」を応援する教材アイデアが自然に溢れ出すのが特技。その溢れるアイデアが本当に使える教材になるまでには、試しては何度も作り直しをしてくれる最強の通級スタッフや教材作成ボランティアに囲まれているからでもある。著書は『特別支援教育はじめのいっぽ』、『国語のじかん』、『漢字のじかん』(学研)など

 




 




8月4日(日) セミナーコード204 / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


本当はあまり知られていないダウン症のはなし -ダウン症は分かっていない-


10:00-11:15 講義1 
ダウン症 -「知的障害」ではすまされないその「特性」-
11:30-12:45 講義2 
ダウン症支援の課題 -青年期から成人期を見通して-
13:45-15:00 講義3 ダウン症の家族支援
15:15-16:30 講義4 出生前診断をめぐって -近代科学と障害者観-


Invited Speaker 玉井邦夫先生(大正大学心理社会学部臨床心理学科 教授・日本ダウン症協会 代表理事)


玉井先生からのメッセージ


 近年、ダウン症を中心とした新しい出生前診断技術の登場が報道されました。その後、「ダウン症薬の治験開始」という報道もなされました。当事者にとって騒動としか言いようのないこの事態に対処する中、ダウン症がいかに知られていないかということを痛感させられました。そして、それは決して一般市民の問題ではなく、実は支援者と呼ばれる方たちでも同様の実態があるのではないかとも思わされました

 ダウン症はその数の多さもあり、早くから早期療育が唱えられ、あたかも解明されたかのような印象を持たれています。しかし、この10年ほどの間に、成人期を中心にあらためて「ダウン症は難しい」という声が現場から聞かれるようになりました。ダウン症はどうしても「知的障害」という括りで語られてしまいますが、支援の実態を細かく検討していくと、決してそうではないことに気づきます。

 このセミナーでは、ダウン症についてさまざまな角度から見直す機会を提供したいと考えています。そのため、ダウン症を「知的障害」という括りから解き放って、生涯発達の視点からさまざまな支援の糸口を検討します。特に成人期については、「40代で地域生活」というモデルがほとんどない中で支援者の模索が続いていますので、いかに可能性のある年代かということを伝えたいと思います。また、常にダウン症が出生前診断の対象として取りざたされる背景に何があるのかについても私見を述べたいと思います。

 LD協会のセミナーとしてはテーマが異質と思われるかもしれませんが、ダウン症ほど知られた状態についてすら今も多くの誤解に囲まれているという発見を通じて、「発達障害」についても思いをはせていただきたいと思います。一人ひとり違うダウン症の子ども/成人に対しての支援方法を編み出していくための考え方、といったものをお伝えしたいと思っています。



 




8月5日(月) セミナーコード205 / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


虐待やネグレクトを受けた子どもへの対応 -学校や幼稚園・保育所でのかかわりを中心に-


10:00-11:15 講義1 
子ども虐待の基礎知識
11:30-12:45 講義2 
発達障害と子ども虐待
13:45-15:00 講義3 機関連携の中での虐待対応
15:15-16:30 講義4 保護者にかかわるために


Invited Speaker 玉井邦夫先生(大正大学心理社会学部臨床心理学科 教授)


玉井先生からのメッセージ


 子ども虐待は、増加の一途をたどっていて、現場にもその対応は待ったなしの課題として突きつけられています。しかし、現実の問題として、今、何を見て、何を考えていけばいいのかということに困惑している先生方も多いと思われます。

 私は、これまでに5つの市区町村の虐待防止スーパーバイザーとして、学校を含めたケース会議や個別的な対応に当たってきました。そこでの経験から言えるのは、虐待の問題は、実は特別支援教育とも不可分の問題だということです。発達障害と虐待的養育との結びつきは、さまざまな意味で、そして、きわめて密接なのです。

 その意味で、学校や保育園は子ども虐待の問題と無縁でいることはあり得ません。しかし、それと同時に、学校や保育園が子ども虐待の問題に単体で取り組むということも、不可能なことなのです。虐待が子どもに及ぼす影響を「トラウマ」という言葉で語るとすれば、学校が直面する子どものトラウマとは、虐待のみならずいじめの対処や自然災害で被災した子どもたちへの対応とも本質的な関連を持っています。発達障害、子ども虐待、いじめ、被災でのトラウマなど、そのすべてに共通する枠組みが「こころの安定」ということになるのではないでしょうか。

 今回のセミナーでは、こうした広範囲の一見して別々に見える課題をひとつの視点で統合していく考え方をご紹介します。当日は、被虐待児童生徒の事例をとりあげながら、児童生徒指導・進路指導・特別支援教育などとの深いつながりを理解していくことで、参加される皆さんのそれぞれの立場によって、実践に活用していただける知見をお届けしていきたいと思っています。

【玉井邦夫先生のプロフィール】
1959年生まれ。東北大学大学院修了後、情緒障害児短期治療施設にセラピストとして勤務。その後、山梨大学教育人間科学部准教授のあと現職。公益財団法人日本ダウン症協会代表理事。著書に『発達障害の子どもたちと保育現場の集団づくり 事例とロールプレイを通して』(かもがわ出版、2009年)、『ダウン症の子どもたちを正しく見守りながらサポートしよう』(日東書院本社、2012年)、『本当はあまり知られていないダウン症のはなし』(神奈川LD協会、2015年)、『保育所における保護者支援』(明石書店、2018年)など。


 




 



8月6日(火) セミナーコード206 / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


日常の保育場面で気になる子どもの理解と支援 -インクルーシブ保育のノウハウを知る


10:00-11:15 講義とワーク1 
子どもの「気になる行動」を読み解く -発達障害の基本的な理解-
11:30-12:45 講義とワーク2 
こんな時どうする? -インクルーシブ保育場面での実践的対応を考える-
13:45-15:00 講義とワーク3 
もっと分かち合いたい! -保護者理解と支援-
15:15-16:30 講義とワーク4 
うちの園は大丈夫? -担任保育者の安心と自信を支える園の体制づくり-


Invited Speaker 
遠藤 愛先生(星美学園短期大学幼児保育学科 准教授)


遠藤先生からのメッセージ

 
インクルーシブ保育とは、障害や国籍の違いにかかわらず、その多様性を認め合いながらともに過ごす保育のことをさします。近年、幼稚園・保育所では、発達障害をもつ子どもへのかかわりに関するニーズが高まり、「生じる問題にどのように対応するか」という話題に陥りがちです。インクルーシブ保育の目的は、「問題に対応すること」ではなく、子どもたち同士が個人差や多様性を認め育ちあう保育環境を作ることにあります。保育者がそのモデルになるために、子どもを理解し支援するための「引き出し」は、たくさん持っていたいものです。このセミナーでは、発達障害の子どもの基本的な特徴を確認しながら、現場で具体的に実践できる「インクルーシブ保育」の手法について考えていきたいと思います。

 また、子どもの発達をめぐる話題は、保護者にとって大変ナイーブな問題です。発達の個人差が大きく、子育てそのものが大変な時期であるからこそ、幼稚園・保育所の先生方は、保護者と子どものニーズを共有し支え合う関係を作る上で、さまざまな壁に直面するでしょう。午後のプログラムでは、こうした壁を取り払うための「かかわり」や、担任保育者が子ども・保護者の支援に力を十分に注いでいくための園の体制づくりについて考えていきたいと思います。

【遠藤 愛先生のプロフィール】
東京都八王子市出身。立教大学大学院現代心理学研究科博士後期課程満期退学。心理学修士。専門は、応用行動分析、幼稚園・保育所・学校におけるコンサルテーションによる支援。現職の傍ら、臨床心理士として、神奈川LD協会の土曜担当心理士、東京都や埼玉県内の幼稚園・保育所、小・中学校での巡回相談を行う。研究分野は、特別支援教育、スタッフトレーニング。共著に 『カンファレンスで深まる・作れる―配慮を要する子どものための個別の保育・指導計画―』(学苑社 2018年)などがある





















 



8月7日(水) ★セミナーコード207★ / 研修室121-123(12階) 実践ワーク


はじめてみました・やっていますMIM -初期段階での確認と軌道修正-


10:00-11:15 講義1      
基礎理論の復習・1stステージ指導の振り返り(確認と修正)
11:30-12:45 講義2と演習1 
アセスメント概要演習①(アセスメントの見方と討議)
13:45-15:00 講義3と演習2 
アセスメント概要演習②(     〃      )
15:15-16:30 講義4      
2学期3学期に向けて・2nd/3rdステージ指導を中心に -通常学級での取り組み-


Invited Speakers  海津亜希子先生(国立特別支援教育総合研究所 主任研究員
   栗原 光世先生(東京都西東京市立住吉小学校 主幹教諭)


海津先生・栗原先生からのメッセージ

 
多層指導モデルMIM(ミム)とは、通常の学級において、異なる学力層の子どものニーズに対応した指導・支援を提供していこうとする学力指導モデルです。数年にわたる研究をもとに開発しました。このモデルでは、子どもが学習につまずく前に、また、つまずきが深刻化する前に、指導・支援を行うことを目指しています。

 そこで、通常の学級の中で、簡便に実施可能なアセスメントとリンクさせながら、いつもの授業の中で、質の高い、科学的根拠(エビデンス)に基づいた指導を、いかに実施していくのかについて焦点を当てます。特に、学習の入門期でもあり、その後の学習の土台を築く上で重要である低学年での読みの指導を取り上げ、教材などもご紹介していきます。

 
このセミナーは、4月から実際にMIMをはじめられた先生方に向けて企画をしました。MIMの基本的な理念を再度確認するとともに、効果をあげる上で欠かせないMIM-PMアセスメントについて重点的に学ぶ機会とします。アセスメント結果をどう見取り、指導につなげていくか学んでいきます。

 また、2学期から本格的に開始される2nd・3rdステージ指導に向けてのポイントについても取り上げます。なお、最初にMIMの基本についてもおさらいしますので、2学期からMIMをはじめてみたいと思っておられる先生方も大歓迎です

【海津亜希子先生のプロフィール】東京都生まれ。博士(教育学)。特別支援教育士スーパーバイザー、臨床心理士、学校心理士。文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」協力者会議特別協力者。東京都教育委員会「発達障害のある児童・生徒の指導方法の研究・開発事業」検討委員会委員。日本LD学会副理事長。著書は『多層指導モデルMIM読みのアセスメント・指導パッケージ』(学研教育みらい)、『個別の指導計画作成と評価ハンドブック:学習障害(LD)のある小学生・中学生・高校生を支援する』(学研教育みらい)など著書論文多数。

【栗原光世先生のプロフィール】東京都生まれ。修士(教育学)。特別支援教育士。東京都公立小学校教諭。MIM開発初期より研究に参加。MIMの考えに基づく、通常の学級における効果的な指導方法について実践。MIMの研修会講師多数。『多層指導モデルMIM読みのアセスメント・指導パッケージ』(学研教育みらい)、『多層指導モデルMIMアセスメントと連動した効果的な読みの指導』(学研教育みらい)にて分担執筆、MIM特殊音節指導の工夫DVD(東京書籍)






 




満席のため受付終了

8月8日(木) ★セミナーコード208★ / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


親と子の愛着形成の問題と対応 -愛着障害がこころと行動に与える影響-


10:00-11:15 講義1 愛着の発達と愛着形成
11:30-12:45 講義2 愛着障害の基本的な理解
13:45-15:00 講義3 愛着障害から生じるこころと行動の問題
15:15-16:30 講義4 親と子どもの関係とこころの問題への対応


Invited Speaker 宮本信也先生(白百合女子大学発達心理学科 教授 ・ 小児科医


宮本先生からのメッセージ


 愛着は、もともとはほ乳類の子どもと母親が密着することで子どもの安全を保つ状況に対して使われたといわれていますが、今では子どもと親、特に母親との間につくられる強い情緒的なつながり感を指す用語として使われることが多くなっています。親と子どもの愛着形成が阻害される背景にはいろいろなものがあり、最も深刻なものは子ども虐待です。子ども虐待までいかなくても、親と子どもの物理的距離や心理的距離の拡大が持続する状況は、愛着形成を不安定にしがちです。また、最近は、過剰な教育の強制など、子どもの教育と関連した行為を、不適切な対応の視点から捉える考え方も出てきています。

 いずれにしても、心理的な意味での愛着は子どもの自尊心と密接に関連を持っており、そのため、結果として、さまざまなこころの問題と関連することになります。そのようなこころの問題の特徴は、不安定な自己コントロールであり、結果として、情緒の不安定さや、自分や他者を攻撃する行為が生じやすいということでしょう。具体的には、大きな感情起伏、両価的行動、自傷・他傷、反社会的行動、摂食障害、解離性障害などがその例です。このセミナーでは、皆さんとともに子どものこころの問題を理解する重要なキーワードとしての愛着問題について考えていきたいと思います。

【宮本信也先生のプロフィール】青森県弘前市出身。金沢大学医学部卒業。医学博士。自治医科大学小児科入局、同助手、講師を経て、筑波大学心身障害学系助教授、教授、附属聴覚特別支援学校校長、附属特別支援教育研究センター長、副学長を経て、2018年4月より現職。専門は、発達行動小児科学。子ども虐待への対応、ASDへの対応、小児心身症への対応を中心に臨床研究活動を展開している。趣味は、山歩きと日本各地の銘酒巡り。『アスペルガー症候群・高機能自閉症の本-じょうずなつきあい方がわかる』(主婦の友社)等著書・論文多数。

 




 




満席のため受付終了

8月9日(金) セミナーコード209 / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


読み・書きに困難を示す子どもたちはどう学び進めていったのか? 

                  
  -
早期介入できたケースと不適応から回復したケースに学ぶ


10:00-11:15 講義1 特別支援対象とされているのに「特別な支援」に出会えない子どもたち

11:30-12:45 講義2 実際の支援① -読めない書けない状態から、自学年の学習に取り組めるようになるまで-
13:45-15:00 講義3 実際の支援② -激しい不適応から、自分の学び方を取り戻すまで-
15:15-16:30 講義とワーク 個に応じた支援の切り口の探し方


Invited Speaker 井上賞子先生(島根県松江市立意東小学校 自閉症 ・ 情緒障害 特別支援学級教諭)


井上先生からのメッセージ

 
読みや書きに困難を示す子どもたちとの学びは、「待ったなし」で始まることがほとんどです。学校は「読んで理解し」「書いて評価を受ける」ことが圧倒的に多い場所であり、相談にあがってきた子どもたちが「今」何に困っているのかを探ってすぐに支援を始めなくてはなりません。「漢字をなんとかしないと」「読んでの理解を支えないと」と慌てるあまり、ともすると「この学びがこの子の成長にどうつながっているのか」が二の次になってしまうこともあるのではないかと、最近自戒することが増えました。一方で、長く関わってきた子どもたちからは、「次のステージに学び進んでいく」中で必要な支援のあり方を考えさせられています。そうしたケースを見直していくと、個人的な学びでありながら、「学びの広がりやつながり」といったどの子にも共通した課題も見えてきます。

 今回のセミナーでは、入学前に一文字も読むことも書くこともできず、コミュニケーションにも課題が大きかった子と、出会った時にはすでにぼろぼろに傷ついていて、学習はもちろん人と関わることに対しても強い拒否感を持っていた二人の事例を取り上げます。前者は入学から4年生になるまで、後者は6年生から高校に入るまでの期間の成長を追いながら、彼らがいかに自分の学び方と向きあい、学び進めてきたのかについてお話していきたいと思います。どちらも私にとってたくさんのことを教えてくれた子どもたちです。皆さんと彼らの成長を感じつつ、その時々に何が必要だったのかについて一緒に考えていける時間になれば嬉しいです。なお、午後の後半は、そうした個のニーズにそった支援の視点の絞り方について、ワークを交えて取り組みたいと考えています。

【井上賞子先生のプロフィール】
通常学級、通級指導教室を経て、現在に至る。特別支援教育士。特性のある子どもたちの学びを支える方法を模索しながら教材開発を行っている。平成23年度より、東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが実施する情報端末の活用が障害を持つ子どもたちの生活や学習支援に役立つことを目指した実証研究「魔法のプロジェクト」に参加、ICTを活用しての支援にも取り組む。著書に、『特別支援教育 はじめのいっぽ!』、『はじめのいっぽ! 算数のじかん』、『はじめのいっぽ!国語の時間』(学研)などがある


 






 <8/9 セミナー終了後 16:45-18:15> 
スペシャルワーク「iPadで音声つきの英語教材を作ってみよう!」

 
iPadを使った人数限定(先着25名)のワークです。
 参加希望の方は、下記の参加条件に承諾の上、セミナーと合せてお申込み下さい。

参加条件 :  ①本セミナー(井上賞子先生のセミナーコード209)にご参加の方 
  ②iPadの基本操作がご自身で出来る方 
  ③iPadを利用されている方で、当日ご自分のiPadを持参できる方 
  ④事前に指定された無料・有料アプリをインストールできる方
(お手続き完了後、セミナー事務局からご案内します) 

申込方法 :    ネット申込限定となります。
参加費   :  3,000円 ※セミナー参加費と合せてお振込みください。

 


 




 




8月10日(土) ★セミナーコード210★ / 研修室121-123(12階) 実践ワーク 


こんなときどうする? 特別支援教育の実践 -ケーススタディからのアプローチ-

10:00-12:45  午前の部   講義     極めれば極めるほど「その次」が見たくなる、ケーススタディの世界
  ケーススタディ(1)  実際の事例から学び、実践の精度を高める
13:45-16:30 午後の部 ケーススタディ(2) 実際の事例から学び、実践に自信を持つ
  まとめ  奥深きケーススタディの世界へ 



Invited Speaker 川上康則先生(東京都立矢口特別支援学校 主任教諭)


川上先生からのメッセージ

 
教育現場では、とかく「どうすればよいか?」というハウツーに関心が集まりがちです。そして、結果的に成功モデルを追い求めようとしてしまいます。しかし、Aさんに通用したことが、似たような特性をもつBさんにも通用するかというと、むしろうまくいかないことのほうが多いように思います。子どもは一人ひとり違います。背景要因が異なれば、取るべき手立ても変わります。

 ケーススタディとは、単なる実践報告ではありません。また、「こうすればうまくいく」といった方法論の伝授でもありません。文字どおり、事例を通して学ぶことを言います。「どうすればいいか?」を追い求めるのではなく、「なぜなのか?」を考えぬくプロセスを大切にします。

     経験や勘にたよった指導をしている人はいませんか? 

     子どものつまずきを読み解けずに苦戦している人はいませんか?

     指導の行き詰まりを感じ、誰かに相談したい人はいませんか?

 ケーススタディを通して、皆さんがすでに持っている実践力をさらに高めるチャンスです。このセミナーでは、ご参加いただく皆さんからの相談をもとに、実際の事例を読み解き、解決策を導き出していきます。悩み多き事例、糸口見えずの事例、大歓迎です。

川上康則先生のプロフィール】
東京都生まれ。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士SV。特別支援学校の地域支援コーディネーターとして、長年、地域の相談支援に携わる。教育系の雑誌・ウェブマガジンなど3誌に連載をもつ。『通常の学級の特別支援教育 ライブ講義 発達につまずきがある子どもの輝かせ方』(明治図書出版)、『こんなときどうする?ストーリーで学ぶ特別支援教育の実践 ケーススタディからのアプローチ』(学研プラス)、『通常学級でできる 発達障害のある子の学習支援』(ミネルヴァ書房)など著書論文多数


 ご参加にあたって  

  1.このセミナーへの参加は、「守秘をお約束いただける方」に限らせていただきます。
 
2.守秘義務厳守の理由により、当日受付にて、誓約書に署名していただきます。
  3.事例の検討を希望される方は、セミナー開催前に川上先生とメールでやり取りしていただきます



 ケーススタディで検討を希望する事例の募集  

  事例の検討を希望される方は、セミナー事務局までメール(kanald@246.ne.jp)にてお知らせください。追って、所定の「実態把握・相談票」の用紙をお送りします。


 




 



満席のため受付終了

8月11日(日) セミナーコード211 / 研修室121-123(12階) 実践ワーク


発達障害のある子どもたちへの実践ワーク -感覚運動あそびの紹介と体験


10:00-11:15 講義1   子どもの困難さを体感を通して理解す

11:30-12:45 講義2   
困難さに“共感”するための体験プログラム
13:45-15:00 実技実習 
支援につながる遊びの体験とうんちく-みんなで遊んでみよう!-
15:15-16:30 講義3   
実践で役立つ支援の組み立てと工夫


Invited Speaker 松本政悦先生(よこはま港南地域療育センター 作業療法
士)


松本先生からのメッセージ

 
発達障害がある子どもたちは、姿勢を保つことや、なめらかに体を動かすこと、必要な情報を選択して取り込むこと、などが苦手です。本来であればこれらは脳が意識下で自動的に行っている働きです。脳の活動全体の9割以上はこのような意識下の働きで占められており、この「下支え」が働くからこそ私たちは読み書きや体操などをスムーズに実行できるのです

 
感覚統合の考え方では、発達障害のある子どもは、この意識下の機能に未熟さがあるため、なぜかわからないがうまくできない状態になっていると捉えます。私たちの脳には個人差があり、得意なことと苦手なことがあります。私たちは、人生のさまざまな場面で自分の得意なことを選択し、苦手なことをどうにかカバーして生きています。このように考えると、発達障害のある子どもたちの問題点は、苦手なことそれ自体というよりむしろ、苦手なことを補う方法が自分ではわからないことであり、自分の得意な機能を活かしきれないことだといえます。したがって支援の目標は、「苦手な課題の克服」ではなく、機能不全に対する代償手段を見つけることや、得意な部分を活かして生きる力を育てていくことが中心になると思われます。

 このセミナーでは、子どもたちの脳機能の問題についてわかりやすく解説します。そして「体験プログラム」を通して困難さを実体験し、子どもたちを「共感的に理解する」ことを目標にします。また現場で有効と考えられる支援のアイディアもいくつか紹介します。

 当日は、実技や実習で体を動かしますので、動きやすい靴・服装(スポーツウェア等)でご参加ください。

【松本政悦先生のプロフィール】
宮城県仙台市生まれ。なぜか幼児期から運動や楽器演奏が苦手。大学は工学部に進学したが、(今考えてみると)周囲には発達障害圏の学生が多かった。学生ボランティアで自閉症の子どもたちと関わり、思いがけず楽しい経験(自分の中の自閉症的な部分が共鳴?)。その後電機メーカーに就職し、4年間研究開発に携わるも、機械相手の仕事に満足できず退職。作業療法士が障害のある子どもに関わる場面をたまたま目にして衝撃を受け、養成校に入り直す。以後20年以上、障害のある子どもたちに関わり続け現在に至る

 



 




満席のため受付終了

8月12日(月) ★セミナーコード212★ / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


自閉スペクトラム症(ASD)とADHD支援のエッセンス -現場で起こっている混乱とナゾを解き明かす-


10:00-11:15 講義1 変異として理解する自閉スペクトラムとADHD
11:30-12:45 講義2 
二次的に生じやすい併存障害
13:45-15:00 講義3 自閉スペクトラム・ADHDの人の育て方、つきあい方
15:15-16:30 まとめ こんなとき、皆さんの現場ではどうする?


Invited Speaker 本田秀夫先生(信州大学医学部子どものこころの発達医学教室 教授



本田先生からのメッセージ

 自閉スペクトラム(ASD)の人たちやADHDの人たちは、多くの人たちにとって理解が難しく、接し方がわからないとの声をよく聞きます。彼らの物の考え方、感情の動き、そして発達のプロセスを、従来の認知心理学や発達心理学の枠組みに当てはめて理解しようとすると、さまざまな不可解な現象に出会います。

 ASDやADHDの子どもたちをこうした既存の枠組みに当てはまるように育てることは二次障害の原因となりますし、ASDやADHDの大人の人たちに非ASD・非ADHDの文化を押しつけることは重大な人権侵害です。ASDの人たちやADHDの人たちに関わる皆さんが現場で漠然と感じる違和感は、ASDやADHDを「病気」ではなく「変異」と考えることによって解消するかもしれません。

 このセミナーでは、変異としてのASDおよびADHDの特性を解説し、具体的な生活上のエピソードを挙げながらASDおよびADHDの人たちの発達プロセスと認知および感情の特徴について理解を深めます。後半では、現場でよく遭遇する問題についてワークを行いながら考えていきます。

本田秀夫先生のプロフィール】大阪府出身。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科および国立精神・神経センター武蔵病院を経て、横浜市総合リハビリテーションセンターで約20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。山梨県立こころの発達総合支援センター所長を 経て、2014年より信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部長。2018年より現職。専門は発達精神医学。著書は、『発達障害-生きづらさを抱える少数派の「種族」たち-』(SB新書)、『子どもから大人への発達精神医学-自閉症スペクトラム・ADHD・知的障害の基礎と実践-』(金剛出版)等。

 



 




セミナーコード213と214は同じ内容です。どちらか一日をお選び下さい

満席のため受付終了(213)

8月13日(火) ★セミナーコード213★ / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座

満席のため受付終了(214)


8月14日(水) ★セミナーコード214★ / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座



WISC-Ⅳの結果を学校現場で活かす -検査結果の解釈と支援-


10:00-11:15 講義1 (1)知能検査活用の基本姿勢 (2)全検査IQの解釈 (3)言語理解(VCI)の解釈
11:30-12:45 講義2 (4)知覚推理(PRI)の解釈
13:45-15:00 講義3 (5)ワーキングメモリー(WMI)の解釈 (6)処理速度(PSI)の解釈
15:15-16:30 講義4 (7)自閉スペクトラム症に特有の解釈


Invited Speaker 大六一志先生(日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)


大六先生からのメッセージ

 WISC-Ⅳは、学齢児(5~16歳)に使用される代表的な知能検査であり、世界中で使われています。知的能力の個人内差(得意不得意)の特徴を把握できることから、知的障害、発達障害のアセスメントに広く活用されています。また、結果の解釈においては、全検査IQ(FSIQ)、および、言語理解(VCI)、知覚推理(PRI)、ワーキングメモリー(WMI)、処理速度(PSI)という4つの指標得点が中心になります。
 
 知能検査というと数値が注目されがちですが、実際にはWISCの数値だけでは正しい解釈にたどりつけないことが多く、他検査の結果、および行動観察や背景情報も収集することが不可欠です。また、本来アセスメントというものは、問題(主訴)の原因および対応を明らかにするのが目的であり、WISC-Ⅳも例外ではありません。したがって、得点が高いとか低いとかいうことを報告したり、それを教科書通りの何パターンかの解釈に置き換えたりするだけでは、WISC-Ⅳを活用したとは言えないのです

 WISC-Ⅳを活用するためには、得点が意味することを他検査の結果や行動観察、背景情報に照らして正確に読み取るとともに、各種能力のメカニズムや、その日常生活との関係、多くの支援法や補償法を知っている必要があるのです。そこで、このセミナーでは、FSIQおよび指標得点を中心に、典型的な解釈とそのメカニズム、日常での現れ、支援法・補償法をパッケージ化してお伝えしようと考えています

【大六一志先生のプロフィール】博士(心理学)。臨床心理士。臨床発達心理士。特別支援教育スーパーバイザー。東京大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻修了。東京大学大学院助手、武蔵野女子大学人間関係学部専任講師、助教授、筑波大学講師、准教授、教授を経て、2016年3月退職。WISC-IV、WAIS-III、WAIS-IV、WPPSI-IIIでは日本版刊行委員を務める。各地で健診委員、巡回相談員、特別支援教育アドバイザー、顧問等。著書・論文多数。

 



 



8月15日(木) セミナーコード215 / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


子どもへの性的虐待・性暴力の理解と支援 -学校における対応を中心に

10:00-11:15   講義1       逆境的小児期の体験・子どもの性暴力被害の理解 
11:30-12:45 講義2 家庭内性暴力の兆候と発見・ケアの考え方 
13:45-15:00 実技練習 子どもから話を聴く ロールプレイによる練習 
15:15-16:30 講義3 学校で家庭内性暴力への対応:児童福祉との連携







Invited Speaker 山本恒雄先生(
愛育研究所 客員研究員・NPO法人「性暴力救援センター・大阪SACHICO」理事


山本先生からのメッセージ

 
子どもの性暴力被害の実態については、まずその潜在率の高さに特徴があります。家庭内で起こる子どもへの性暴力は、一般に性的虐待と呼ばれていますが、他の虐待と性的虐待は大きく違います。それは、いわゆる「子ども虐待」が、保護者の養育における親子関係の不調に核があるのに対して、家庭内性暴力は、性加害・性的搾取という、養育動機とは異なる加害性が核になっていて、家庭においても多様な加害者がいる点です。

 それは、子どもの非行問題や性産業による権利侵害と搾取の問題、さらには様々な形での性犯罪問題にもそのままにつながっています。この点で最近、刑法改正に重要な動きがありましたが、残された課題もたくさんあります。

 このセミナーでは、子どもが毎日の生活をおくる重要な居場所である学校において、子どもの性暴力被害について出来ること、気づいておくことは何か、発見と対応、特に児童相談所への通告と対応体制についても紹介したいと思います。

 そこでまずは、子どもの変化や異変に気づくこと、つまり家庭内性暴力・性的虐待の兆候と発見の課題を理解していくことです。それは単に初期の発見だけでなく、重大な権利侵害である性暴力の被害によって傷ついた子どもへのケアの考え方、激しいストレスによる過覚醒反応への対応とコミュニケーションの持ち方にもつながっていく事柄です。

 午後は、初めて何かを語り出そうとする子どもから、情報汚染せずに、自発的な開示、子どもの話を正確に聴く技術についても、ロールプレイを通じて紹介したいと考えています。よろしくお願い申し上げます。

【山本恒雄先生のプロフィール】
2008年まで33年間、大阪府児童相談所で心理判定員(現・児童心理司)、青少年相談担当児童福祉司、健全育成課長、次長兼虐待対応課長として勤務。2008年より社会福祉法人恩賜財団母子愛育会・日本子ども家庭総合研究所部長として厚生労働省等の科学研究や調査事業に従事。全国児童相談所における性的虐待対応ガイドライン2011年版の策定や司法面接のトレーニング等を担当。2015年より現職。その他、日本子ども虐待防止学会常務理事・副理事長、虐待防止協会理事、厚生労働省児童福祉審議会委員などとして活動中

 


















 





<佐々木正美先生から学ぶ ビデオセミナー> 


【タイトルやメッセージなどは、収録時点 (2010年) のものとなります】

8月16日(金) 佐々木正美先生から学ぶビデオセミナー① (V1) / 研修室121-123(12階)


自閉症の理解・子どものこころの世界・家族を支える


10:00-12:45 午前の部 自閉症の理解 ・ 子どものこころの世界
13:45-15:00 午後の部 家族を支える


<自閉症の理解 -どこからが自閉症?どこまでが自閉症?->
 自閉症を理解することの大切さ、また、何をもって自閉症というのか、自閉症スペクトラム(連続体)の意味するところなどについて、佐々木先生の豊かな臨床経験と科学的データを絶妙なバランスで織り交ぜながらお話いただいています。やさしく楽しい語り口でありながらも、児童精神科医としてのプロフェッショナルな厳しいまなざしで、自閉症をはじめとする発達障害の人たちの基本的な理解と対応について本質に迫ります。

子どものこころの世界 -臨床家として子どものこころの声に耳を傾ける意味-
 子どものこころの声に耳を傾けることの真の意味と大切さについて、お話されています。発達障害のあるなしに関わらず、子どもたちの発することばやさまざまな行動について、子どもの発達や人間の成長に焦点をあてながら、具体的な事例を取り上げて解説をしています。

<家族を支える -親に求めること・親から求められること->
 家族について静かに語りかけます。佐々木先生ご自身のこと、幼少期のこと、日本の家族の形態、日本人の孤立主義、自己中心主義、人間関係の中で生きる人間の家族との関係について、現代を生きる家族の抱える問題に照らしながら家族を支援することの意味についてお話しています。

プレミアムDVD “ファースト1st” 全巻の上映です。資料の配布はありません。














 





 第Ⅲ期 8月17日(土)~8月25日(日)



8月17日(土) セミナーコード301 / 研修室121-123(12階) 実践ワーク


子どものこころの理解と問題解決のワーク -子どもの抱える問題を丁寧に扱うために

10:00-11:15 講義1       「頭が痛い」「おなかが痛い」は、子どもの「大変!」「困った!」のバロメーター 
11:30-12:45 講義2 子どもが困っているとき、大人にできること(発達心理学の視点から) 
13:45-15:00 ワーク1       問題解決のステップ:まず、自分の問題解決のワーク 
15:15-16:30 ワーク2       問題解決のステップ:チームで取り組む問題解決のワーク








Invited Speaker 松嵜くみ子先生(
跡見学園女子大学心理学部臨床心理学科 教授・同大学心理教育相談所長


松嵜先生からのメッセージ

 
時代の流れとともに、子どもたちが、健やかに育っていく中で、妨害的な要因がたくさん増えています。例えば、大人が忙しくて、子どもからの「ねえ、ねえ」との呼びかけに、しっかり答えてあげられないこと、思いっきり大声を出し、笑い、走り回り、人と関わり、生きる喜びを体験する機会が減っていることなどです。皆さんのかかわっている子どもたちの状態はいかがでしょうか?

 子どもたちの生活は便利になって、快適になっていますが、そのことは「自分がこうやってみたから、こうなった」という実感、自己効力感を得にくくしているともいえます。子どもたちと関わる大人は、このことにしっかりと気づき、意識をして、子どもたちにとって発達促進的な環境、働きかけを提供する必要がある…私はそう感じています。

 このセミナーでは、学校の先生方のみならず、子どもにかかわるすべての皆さんを対象に、このような現代の子どもたちの状況に何とか取り組むために役立ちそうな心理学的な知識と工夫を、わかりやすくお伝えできればと思います


【松嵜くみ子先生のプロフィール】
東京都品川区出身。青山学院大学大学院心理学専攻博士課程単位取得修了。医学博士。公認心理師。臨床心理士。国立小児病院アレルギー科心理士、青山学院大学非常勤講師、東京都スクールカウンセラー、昭和大学病院小児科心理士、埼玉医科大学病院小児科心理士などを経て、2008年より現職。2018年から同大学心理教育相談所長兼務。専門は、臨床心理学、小児医療心理学。基礎疾患をもつ子どもとその家族の心理的支援、小児科外来における心理臨床(不登校、発達障害など)、子どものQOL研究などに取り組んでいる。趣味は、散歩、カフェめぐり、スキー。

 




 




8月18日(日) セミナーコード302 / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


発達障害のある子どもたちと保護者対応のコツ


10:00-11:15 講義1 
発達障害の支援の基本について
11:30-12:45 講義2 
あえて確認しておきたい保護者“対応”の基本
13:45-15:15 ワーク 
レジュメのない事例検討会
15:30-16:30 講義3 
事例検討を日常の支援につなげる


Invited Speaker 広瀬宏之先生(横須賀市療育相談センター 所長 ・ 小児精神神経科医)


広瀬先生からのメッセージ

 
発達支援は保護者支援でもあります。せっかく勇気を振り絞って相談に行ったものの、「お母さんのやり方が…」と非難され、「二度と相談には行かない!」なんてことになったら、子どもも親も支援者もみんな不幸になります。

 発達障害の子育てはとてもとても大変で、人一倍以上の苦労が伴います。例えば、泣いている幼児を良かれと思って抱きしめても、感覚過敏の強い子どもでは余計に泣いてしまい、途方に暮れることも少なくなくありません。

 発達障害があっても、保護者や本人はそれなりの対処行動をしてきています。支援者から見ると適切なやり方とは思えなくとも、何とかしたいという気持ちを否定しては共同作業になりません。保護者を責めることは厳に慎む必要があるのです。まず子育ての大変さを傾聴し、保護者なりに工夫してきた対処行動を労って、特性に見合ったより良い対処行動を一緒に考えていくのです。対処行動のバージョンアップが、支援の醍醐味です。

 このセミナーでは、まずはじめに発達障害の支援の原則をお話して、それを踏まえての保護者対応の基本についてお話します。

 午後は恒例のレジュメのない事例検討会と、その振り返りです。実際のケースを題材にして、午前中にお話しした内容をどのように実践していけるのか、保護者対応の実際をお伝えれできればと思います

【広瀬宏之先生のプロフィール】
1995年に東京大学医学部卒業。同小児科・大学院、国立成育医療センターこころの診療部、米国フィラデルフィア小児病院などを経て、2008年より現職。2015年から放送大学客員准教授兼務。医学博士、小児神経専門医、小児精神神経学会認定医、子どものこころの専門医。著書に『発達障害支援のコツ』『「ウチの子、発達障害かも?」と思ったら最初に読む本』、『図解 よくわかるアスペルガー症候群』、『もしかして、アスペルガー?と思ったら読む本』、『自閉症のDIR治療プログラム』(翻訳)、『こころの病への発達論的アプローチ』(監訳)、『発達障害とのかかわり』(神田橋條治氏との共著)など。


 ご参加にあたって  

  1.このセミナーへの参加は、「守秘をお約束いただける方」に限らせていただきます。
 
2.守秘義務厳守の理由により、当日受付にて、誓約書に署名していただきます。

 




 




8月19日(月) セミナーコード303 / 研修室121-123(12階) きほんのき講座


ことばとコミュニケーションの発達 と 発達性ディスレクシアの理解 

                                      -指導・支援を適切に行うために-

10:00-11:15  講義1  とばとコミュニケーションの発達(定型発達について)
11:30-12:45  講義2  文字言語の発達とその障害(発達性ディスレクシアについて) 
13:45-15:00  講義3とワーク 学校で気づく発達性ディスレクシアの特徴とその基本的な理解 
15:15-16:30  講義4とディスカッション  事例から学ぶ実際の指導・支援と皆さまとの意見交換 



Invited Speaker 石坂郁代先生(北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻 教授


石坂先生からのメッセージ


 子どもは生まれてから1年経つと話せるようになり、3歳くらいになるとうるさいくらいおしゃべりをし、学校に上がるころには文字の読み書きができるようになる…。すごい力ですね!この不思議ですごい力の中で大事なのは、音声言語の発達という土台がしっかり育ってこそ、読み書きなどの文字言語が発達していくということです。ですから、読み書きに苦手さのある発達性ディスレクシアについて考えるには、まずはことばの発達について知っていただきたいと思ってお話しいたします。

 さて、読み書きが苦手な発達性ディスレクシアのある子どもたちは、一人ひとりが異なっているので、その子どもに合わせた指導・支援が重要です。では、どうしたら「子どもに合わせた指導・支援」ができるのでしょうか。

 セミナーの中では答えの一つとして、特に「読み」について、指導・支援の前の実態把握(評価)の大切さについてお話しし、何種類かの検査をご紹介します。指導・支援については原則を述べ、その手立てについて考えます。また、低学年から大学生までの事例を簡単にご紹介し、その中で発達性ディスレクシアの指導・支援の大切な点は何かを、皆さまと一緒に考えてみたいと思います。

 このセミナーは、「きほんのき」講座です。ですから、ことばの発達って?読み書き障害って?と思っている方にこそおいでいただきたく思っております。


石坂郁代先生のプロフィール】
東京都生まれ。言語聴覚士。上智大学大学院言語障害研究コース終了後、東北大学大学院博士後期課程に進学。東北厚生年金病院で言語聴覚士として成人の失語症のリハビリテーションに携わる。その後、福岡教育大学教育学部特別支援教育講座勤務を経て、現職。著書は、『言語発達障害学第2版』(編者、医歯薬出版)、『ディスレクシア入門』(共同執筆、日本評論社)、『発達的視点からことばの障害を考える』(共訳、上智大学出版会)など


 




 




満席のため受付終了

8月20日(火) ★セミナーコード304★ / 研修室121-123(12階) 実践ワーク


一日まるごと「からだづくり」・「こころほぐし」


10:00-11:15 講義   不器用さを理解する
11:30-12:45 実技1 
不器用さのアセスメント
13:45-15:00 実技2 
不器用な子どもの軸づくり
15:15-16:30 実技3 
からだづくり・こころほぐし


Invited Speaker 中尾繁樹先生(
関西国際大学教育学部 教授


中尾先生からのメッセージ

 最近の子どもたちを見ていると、「ひらがなや漢字がうまく書けない」、「姿勢がすぐに崩れてしまう」、「休み時間からの切り替えができにくい」、「人の話が最後まで聞けずすぐに騒ぎ出す」など、学習や規律に関する問題も見られるようになってきました。

 特に小学校低学年において、話を聞くための姿勢保持が難しい、鉛筆をうまく握れずに力の加減ができにくい、階段では手すりを使い、靴はしゃがみ込んで履くといった、身体や運動発達の未熟さを感じる状態がよくあります。それらの背景として、子どもたちは乳幼児期から便利なものが増え、身体の軸を作る学習が減少傾向にあります。また、小学生は塾や習い事も多く、帰宅時間が遅いことや、テレビやゲームの影響などから遊びそのものが成立していません。さらに幼児期から子ども部屋があったり、日本人全体が夜型の生活になり、生活リズムを親に合わせたりして、子どもたちが遅くまで起きていることも問題としてあげられます。

 結果的に、子どもたちの睡眠の不安定さが助長され、脳の覚醒レベルを下げてしまうことにつながり、これらのことが、不器用な子どもたちが増えたり、行動抑制できなかったりということの原因のひとつとして考えられるのです。

 この夏、皆さんと一緒に、楽しく体を動かす中で、体の軸作りや覚醒レベルをあげることで、不器用さの改善を図り、体をつくり、こころをほぐす運動の紹介をしたいと思います。当日は、ご参加いただく皆さんご自身の体を動かしてもらいながら実技を行いますので、動きやすい靴・服装(スポーツウェア等)でお越しください。また、実技で浴用タオル(旅館でもらうような普通のタオル)を使いますので、各自タオル1本ご持参ください。

【中尾繁樹先生のプロフィール】
特別支援教育士スーパーバイザー。大阪教育大学卒業後、神戸市立養護学校や小学校に勤務。その後、神戸市教育委員会特別支援教育課指導主事、2004年こうべ学びの支援センター指導主事兼務を経て、2008年から現在に至る。現職のほか、同志社女子大学、神戸親和女子大学、九州医療スポーツ専門学校他非常勤講師。前文部科学省「学習指導要領改善のための調査研究」委員。日本小児科学会「学校保健と心の問題委員会」専門委員など。

 




 



8月21日(水) セミナーコード305 / 研修室121-123(12階) スキルアップ講座


起立性調節障害の理解と対応 -二つの「心」にいかに向き合うか?今こそ求められる多職種の協働-


10:00-11:15 講義1 
起立性調節障害の概要:症状、検査と診断、4つのサブタイプ

11:30-12:45 講義2 起立性調節障害の治療:生活指導から薬物療法まで
13:45-15:00 講義3 
事例紹介と外来診療の様子
15:15-16:30 講義4 
学校・家庭・医療機関での対応とその工夫、今後の課題、まとめ


Invited Speaker 
田中大介先生(昭和大学保健管理センター所長 ・ 教授)


田中先生からのメッセージ

 起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation: OD)は、起立時に血圧や脈拍に異常が生じ、立ちくらみや頭痛、嘔気などの症状を認める自律神経系の疾患で、中には失神することもあります。発症頻度は中学生の約1割に及ぶものの、案外知られていないのが実状です。その理由の一つに「午前中は具合が悪いけど、午後から夜にかけては調子が良くなる」ため、疾患として捉えにくいことが挙げられます。外来でも、本人や保護者から「この疾患を知らなかった」「受診したけど診断されなかった」と話されることも少なくありません。さらに、朝起きられず、学校に行けないのに、午後から夜にかけては元気になることが多いため、怠けやさぼりなどと誤解されます。しかし、殆どの子は「学校に行きたい」と言います。でも、「学校に行きたくても行けない」状態が続くと、身体的のみならず、心理的にも居場所が無くなり、自尊感情は低下し、自暴自棄になることもあります。

 ODの治療やサポートは医療機関のみでは難しく、多職種の協働が求められます。私の外来に来院する患者さんも、学校の担任、養護教諭、スクールカウンセラー、そして校長先生はじめ、多くの先生方に助けられ、励まされたケースは少なくありません。学校に通えないことは、実は本人が一番気にしていると感じています。進学や進級の相談も大切です。また、ODの子どもをサポートする上では、二つの「心」に向き合うことが重要です。血圧や脈拍など心臓に関わる身体面の「心」、メンタル面の「心」です。そして、辛いときはその辛さに共感して休ませ、一方、様子を見計らって、次の半歩を踏み出すためのエネルギーを蓄えるよう背中を押すことも必要です。そして、「あせらず、あきらめず、愛情を注ぐ」ことが大切です。

 このセミナーでは、ODの病態やサブタイプの診断法、治療法、さらに、私がこれまでに経験してきた子どもたちの事例や、学校の先生方との話し合い、また、高校生や高校卒業後のODサポート体制の課題、通信制高校などの説明会、親の会の力も紹介します。さらに、「ヘルスリテラシー」、「ナッジ」、「季節別、学年別のODへの対応のポイント」についてもお伝えしたいと思います。

 ODの子どもを理解し、心身の居場所を作ること、対応について、皆さんと一緒に考えることができれば幸いです

【田中大介先生のプロフィール】
東京に生まれ、埼玉、神奈川で育つ。同志社大学文学部中退、昭和大学医学部・同大学院卒業。医学博士。昭和大学小児科入局、研修出向等の後、昭和大学小児科専任講師、准教授を経て、2015年より昭和大学横浜キャンパス校医、2016年より  同キャンパス産業医、2018年より昭和大学大学院保健医療学研究科教授、2019年4月より現職。昭和大学病院小児科、戸塚共立おとキッズ クリニック等で診療にあたる。専門は、起立性調節障害、低身長、肥満、夜尿症、いじめ問題など。学生時代はラグビー部と合唱部に所属。  趣味は、中学の頃から多重録音、合唱(現在も職場の仲間と歌っています)。パソコンはAppleⅡe時代からMac党。著書『やさしくわかる子どもの起立性調節障害』(洋泉社)、『お母さんの悩みがなくなる「子育てナビ」』(マキノ出版)など

 





























 



満席のため受付終了

8月22日(木) セミナーコード306 / 研修室121-123(12階) 実践ワーク


子どもをワクワクさせる“音”を使ったかかわり -“だれでも”できる音楽のワザ


10:00-11:15 講義とワーク1 
“音”を使って注目させるワザ
11:30-12:45 講義とワーク2 
“音”を使ってコミュニケーションを育てるワザ
13:45-15:00 講義とワーク3 
“音”を使って社会性をはぐくむワザ
15:15-16:30 講義とワーク4 
“音”を“音楽”にするワザ


Invited Speaker 二俣 泉先生(
昭和音楽大学音楽学部音楽療法コース 准教授


二俣先生からのメッセージ

 「音を使った遊び・かかわり」や「音楽活動」は、子どもの注意を引きつけ、自発性を高め、楽しみながら学習が進んでいく上で、とても有用なツールです。ただ、「音楽を活用した指導」と聞くと、指導者が「高い音楽技術」を持っていなければできないので、自分には とても無理…と思う人も多いかもしれません。もちろん「音楽技術」があればそれに越したことはありませんが、ちょっとした工夫があれば、特別な技術などなくても、十分に「音」や「音楽」は使いこなせるものなのです。

 このセミナーでは、子どもたちの学習に向かう姿勢、コミュニケーション、社会性、その他の能力を高めるための「音・音楽を用いた指導」のノウハウをご紹介します。このセミナーに参加するにあたって、「音楽の技術」は問いません。

 音楽が得意な方でも、そうでない方でも、「音・音楽」を使って、子どもの学習を楽しく進めたい!と思われる方ならば、どなたでもご参加ください。なお、当日は、ご参加いただく皆さんご自身にもワークを行っていただきますので、動きやすい服装でお越しください。新学期から使える子どもをワクワクさせる“音”たちをどうぞお持ち帰りください。

【二俣 泉先生のプロフィール】
国立音楽大学音楽学部器楽学科(ヴァイオリン専攻)卒業。同大学院修士課程(音楽教育学専攻)修了。筑波大学大学院修士課程(障害児教育専攻)修了。ノードフ・ロビンズ音楽療法オーストラリア・グライジュエイト・ディプロマ卒業。ディプロマ(ノードフ・ロビンズ音楽療法)取得。日本音楽療法学会認定音楽療法士。神経発達症の子どもたちへの音楽療法の実践・研究を行っている。著書『音楽で育てよう子どものコミュニケーション・スキル』(共著、春秋社)、『音楽療法を知る』(共編著、杏林書院)、『音楽療法士サバイバル・ブック』(杏林書院)、『音楽療法曲集・静かな森の大きな木』(共編著、春秋社)ほか。

 



 



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8月23日(金) セミナーコード307 / 研修室121-123(12階) 実践ワーク


子どもの学びを支える支援教材!「国語編」 

                 -子どもたちに「読めた!」の自信と「書けた!」の笑顔を届けよう-


10:00-12:45 午前の部  ・「ひらがな」「カタカナ」の読み書きで困っている子どもへの具体的な支援方法
  ・支援教材を活用した授業や学習ゲームの体験から支援のヒントをつかもう 
13:45-16:30 午後の部 ・「漢字」の読み書き、「音読」などで困っている子どもへの具体的な支援方法
  ・支援教具を活用した授業や学習ゲームの体験から支援のヒントをつかもう


Invited Speaker 杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)


杉本先生からのメッセージ

 
読み書きで苦戦している子どもに出会ったとき、この子が「すらすら読めるには?」「正しく書けるには?」「もっと楽に覚えられるには?」 と悩むことはありませんか?

 でも…なかなか上手く行かない…。そんな時間を過ごすうちに子どもは、「読めない自分が駄目なんだ」「書けない自分が悪いんだ」と自分を責めたり自信を失ったりするかもしれません。

 こんなとき教師が、「この方法では難しいから次の方法を試してみよう」「この教材は効果がなかった。次はあの教材で教えてみよう」のように、『読めない』 『書けない』という姿を見せる子どもに対して、多くの手立てを手にしていたらどうでしょう?一つの方法で教えることにこだわることなく、子どもを必要以上に追い込むこともなく、子どもたちに学ぶ楽しさやわかる喜びを届けることができるのではないでしょうか?

 セミナーでは、教える先生も、教えられる子どもたちも、笑顔で教え学べるいろいろな方法を提案したいと考えています。読み書きが苦手な子どもたちへの指導を中心に、話す聞くが苦手な子どもたちへの具体的な応援方法についても提案したいと思っています。このセミナーに参加していただくことで、一斉指導や個別指導で日々「目の前のこの子に何ができるかな?」と悩まれている先生方に、「そうか!こんな方法があったのか!」「そうだ!あの子にこれを使ってみよう!」と元気とやる気があふれるような『指導の切り札』をたくさん持ち帰ってもらいたいと思っています。

 今年はいつもより時間を取って、「なぜこの教材が必要なのか」ということや「教材の活用方法」についても丁寧にお話したいと思っています。この夏みなさんと共に過ごす一日を、楽しみにしています



 



満席のため受付終了

8月24日(土)
 セミナーコード308 / 研修室121-123(12階) 実践ワーク


子どもの学びを支える支援教材!「算数編」 

                 -子どもたちに「できた!」の自信と「わかった!」の笑顔を届けよう-


10:00-12:45 午前の部  ・お勧め教材(市販の玩具が、使い方次第でこんな教材に変身します!)
  ・数や計算で困っている子どもの理解、教材紹介、指導のアイデア 
  ・支援教材を活用した授業や学習ゲームの体験から支援のヒントをつかもう
13:45-16:30 午後の部 ・単位や図形が苦手な子どもの理解、教材紹介、指導のアイデア
  ・不器用さのある子どもへの支援教材と指導のアイデア
  ・支援教材を活用した授業や学習ゲームの体験から支援のヒントをつかもう


Invited Speaker 杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)


杉本先生からのメッセージ

 
ひとことで「算数が苦手」と言っても、その姿はさまざまです。文章題の立式はできるけど計算に時間がかかる子どももいれば、九九の暗唱は正確だけど九九の意味は理解できていない子、計算の手順は覚えているけれどその意味はわからない子どももいます。そんな姿に出会ったとき、「この子の計算スピードを上げるにはどんな手立てがあるだろう?」「この子に九九の意味を分かってもらうにはどんな教材が必要かな?」「この子が手順を確実に覚えられるにはどんな練習方法があるかな?」と考えています。

 同じように手順を覚えられない子どもでも、歌で覚えた方が楽な子どももいれば、手順表を使った方がいい子どももいます。また一言で手順表と言っても、1枚に手順をまとめたものが使いやすい子どももいれば、一つひとつの手順を1枚ずつに分け順番にカードをめくりながら確かめた方がわかりやすい子どももいます。同じ教材を使っても、その子が困っている内容によって、言葉のかけ方や使わせ方が変わってくる場合もあります。

 セミナーでは、個々の子どもの学び方に目を向け、算数の指導で使える支援教具の紹介と体験、指導方法の提案をさせていただきたいと思っています。また、なぜその教材が必要なのか、バリエーションのある活用方法や教材の作り方なども丁寧にお話していきます。カードを使った学習ゲームや、不器用さを補う支援教具など実際に手に取って試してみたり、グループで授業体験をしたりしながら支援のヒントをつかんで頂きたいと思っています。

 夏休み明け「あの子にはこれを使いたいな」「この子にはこんな方法で教えよう」と、先生方のアイデアがあふれ子どもたちとの授業が楽しみになるような、そんな時間にしたいと思っています。

 教える先生も教えられる子どもたちも、笑顔で教え学べるために、いろいろな教材を準備して、皆さんのお越しをお待ちしています

【杉本陽子先生のプロフィール】
福岡県飯塚市生まれ。特別支援教育士。飯塚市発達支援アドバイザー。小学校の通常学級担任、特別支援学級担任を経て平成19年度からLD・AD/HD通級指導教室の担当。子どもの「困った」姿を見ると、その「困った」を応援する教材アイデアが自然に溢れ出すのが特技。その溢れるアイデアが本当に使える教材になるまでには、試しては何度も作り直しをしてくれる最強の通級スタッフや教材作成ボランティアに囲まれているからでもある。著書は『特別支援教育はじめのいっぽ』、『国語のじかん』、『漢字のじかん』(学研)など

 



 






<佐々木正美先生から学ぶ ビデオセミナー> 



【タイトルやメッセージなどは、収録時点 (2011年) のものとなります】

8月25日(日) 佐々木正美先生から学ぶビデオセミナー② (V2) / 研修室121-123(12階)


発達障害のある子どもたちの理解と支援


10:00-12:45 午前の部 発達障害のある子どもたちの生きる力を育てる
                やさしいお母さんの力・頼りがいのあるお父さんの力
13:45-15:00 午後の部 これからの時代で活躍する子どもたちへ


<発達障害のある子どもたちの生きる力を育てる>
 高機能自閉症・アスペルガー症候群など発達障害のある子どもたちの特性理解と生活の安定・適応について、具体的な実例を交えながら解説しています。

<やさしいお母さんの力 ・ 頼りがいのあるお父さんの力>
 家庭の中での母性性と父性性が、子どもの発達に与える影響について、母性性と父性性のバランスよりも順序が大切なことの理由についてお話されています。

<これからの時代で活躍する子どもたちへ>
 
人間は人間関係の中で生きること、そしてその人間関係の中で喜びを見い出すこと、子どもはたくさんの大人の手をかけて育ててあげることなどについて深く考えていく内容です。
 

発達障害実践シリーズⅨ 第1巻の上映です。講演当時の資料を配布予定です。













 






■プチ情報


 




■会場&時間



会場:ゆめおおおかオフィスタワー12階 ウィリング横浜 (会場地図はこちら)

時間:10:00~16:30
<午前の部> <午後の部>
 講義・演習など 10:00~11:15  講義・演習など 13:45~15:00
(休憩 15分間)
(休憩 15分間)
 講義・演習など 11:30~12:45  講義・演習など 15:15~16:30
(昼休み)

※時間配分は、当日の進行・内容により変更があります。







<新規入会>
申込

ご入会はこちらから






「入会手続完了」
メール受信後、

ステップ 2
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 A. ネット申込

    このマークの横にある参加区分ごとの申込ボタンをクリック!

正会員 賛助会員 一 般 ユース
正会員・賛助会員での申込には、
「会員番号(4ケタ)」が必要です
  「年齢制限あり」
1993年(平成5年)以降に
生まれた方
 B. メール または FAXによる申込
  →下記の①~⑦を明記の上、送信ください。

① 参加希望のセミナーコード (例.101、102…)
② 氏名 (ふりがな と 漢字)
③ 「一般」・「正会員」・「賛助会員」・「ユース」の区分
④ 所属(学校名、施設名など) ・ 職種(通常学級担任、特別支援学級教諭、通級教諭など)
⑤ 自宅の郵便番号・住所・電話番号(携帯可) 【FAX申込の方は、FAX番号も明記ください】
⑥ 振込先の金融機関名(三菱UFJ銀行 または 横浜銀行 または 郵便振替)
⑦ 【該当者のみ】 SENS番号
(すでに特別支援教育士・同SVの方で、資格更新ポイントが必要な方のみ)

       





■とっても大切なお知らせ


<セミナー開催前>

・ 空席情報は、ホームページ上で随時お知らせします。お電話での確認も承ります。

・ 受講証(参加証)はありません。当日、受付にてお名前をおっしゃっていただくことで入場できますが、
  念のために、振込の控え(コピー可)をご持参されることをおすすめします。

・ 参加費は返金致しかねますが、セミナー3日前まで他セミナーへの振替を電話又はメールにて承ります。

<セミナー当日>

・ 受付開始時刻は午前9時20分です。

・ 悪天候により開催の可否が不明な場合、当協会ホームページ・SNSにてお知らせします。
  また、悪天候によりセミナーが中止となった場合、返金又は振替の対応を致します。

<お支払関係>

・ 学校や機関による公費支払の関係で、事前に請求書などの会計書類が必要な方は、ネット申込の所定欄にご記入いただくか、当協会までお知らせ下さい。なお、領収書は、セミナー受付にてご用意しております。








■参加費



7/20~8/24 セミナーコード101~308
(1つのセミナーコードにつき)



区分


参加費


一般

10,000円 

賛助会員※1
8,500円 

正会員※1
5,000円 

ユース※2

2,500円



 7/24・8/9 井上スペシャル
(セミナーコード105・209 参加者の中で希望の方のみ)



 区分


井上スペシャル


全区分共通


 3,000円




8/16・8/25 ビデオセミナー
(1つのビデオセミナーにつき)



区分


佐々木正美先生 ビデオセミナー
(ワンコイン早割はありません)

一般
 
 
 3,000円

 
正会員※1・賛助会員※1・ユース※2

 1,000円


 ※1  神奈川LD協会の正会員・賛助会員です。
 ※2  「ユース(YOUTH)」は、誕生日が1993年(平成5年)以降に生まれた方を対象にした若手応援型の区分です。受付にて「写真付の生年月日が分かるもの(運転免許証・学生証など)をご提示ください。
 ※3  「ワンコイン早割」は、6月30日振込分まで適用となります。期日以降入金の場合、会場にて差額をお支払いください。



正会員限定パスポート


区分


サマーパスポート7(SP7)
<7セミナーに参加可能>


サマーパスポート10(SP10)
<10セミナーに参加可能>


正会員

 30,000  
40,000円


ネット申込の場合は該当箇所の □ に ✔ を、メール・FAX申込の場合は、
「SP7」または「SP10」+参加希望のセミナーコードを明記してください。
※井上スペシャルは別途参加費が発生します。






■更新資格ポイント(すでに資格をお持ちの方)


●特別支援教育士・特別支援教育士スーパーバイザー

 ・セミナーコードに★印がついているセミナーが、ポイント加算対象のセミナーです。

 ・ポイント希望の方は、SENS番号の登録が必要です。

 ・お申込みの際にSENS番号をメール等でお知らせ下さい。

 ・なお、ポイント加算確定セミナーは、6月中旬頃に当協会ホームページにてご案内します。

●学校心理士

 ・全てのセミナーがポイント加算の対象となります。(ビデオセミナーは除く)




■耳寄り情報


耳より情報コーナー





Information 1


どのセミナーにしようかな?という方へ

正会員限定 サマーパスポート7(SP7)

恒例の正会員限定「サマーパスポート7(SP7)」が今年も登場です。

SP7のお申込方法は、


ネット申込フォーム、該当箇所の □ に チェックを入れるか、

「払込用紙の通信欄」(郵便局からの場合)又は「申込用紙」(銀行からの場合)

SP7

と記し
、参加希望の7セミナーコードを明記するだけでOKです。


サマーパスポート7(SP7): 7セミナーで30,000円







Information 2

 

  沢山のセミナーに参加したいという方へ
正会員限定 サマーパスポート10(SP10)

今年の夏は、新しく「サマーパスポート10(SP10)」が加わりました。

SP10のお申込方法は、


ネット申込フォーム、該当箇所の □ に チェックを入れるか、

「払込用紙の通信欄」(郵便局からの場合)又は「申込用紙」(銀行からの場合)に

SP10

と記し
、参加希望の10セミナーコードを明記するだけでOKです。


サマーパスポート10(SP10): 10セミナーで40,000円







Information 3


「ユース(YOUTH)参加費」のお知らせ
若手の皆さんを全力&最大限に応援します!

新しく社会人になった皆さん、学生の皆さん、

発達障害や子どもたちに関心のあるすべての若手の皆さんを全力で応援するため、

「ユース(YOUTH)参加費」がこの夏も登場です。

“参加費の限界”に挑戦し、最大限の応援をしたいと思います。

誕生日が
1993年(平成5年)1月1日以降の皆さん

MOST Welcomeです!







Information 4


セミナーに2つ以上参加される方へ
複数のセミナーに参加される場合、
正会員・賛助会員がお得です


 年間を通じてセミナーに2つ以上参加される場合には賛助会員が、

3つ以上参加される場合には正会員がお得です。

正会員・賛助会員は、当協会の活動内容に賛同いただける方であれば、

どなたでも入会可能です。




神奈川LD協会 入会案内
<当協会の年会費は、一年度単位(当年4月~翌年3月です>



正会員  初年度納入額 15,000円(内訳:年会費10,000円、入会金5,000円)
     ※入会金は初年度のみ

賛助会員 初年度納入額 3,000円(内訳:年会費3,000円、入会金なし)



入会方法

こちらからご入会いただけます。ご入会
セミナー申込もされる場合は、セミナー参加費と上記の会員別初年度納入額をあわせてお振込み下さい。
会員特典等のご案内はこちらからどうぞ。


会員特典のご案内
正会員限定ポイントカードを受付にてお渡しします。セミナー1つご参加につき、1ポイントを差し上げます。
10ポイントでセミナー1つ無料ご招待。









Information 5


支援を必要とするすべての子どもたちへ

セミナー参加費の一部は、
『相談料補助制度』に活用されています



当協会では、夏のセミナーの参加費収入の一部を

「相談料補助制度」の財源として活用しています。

「相談料補助制度」とは、当協会の相談支援等を希望している子どもたちの中で、

経済的な理由等で継続して通うことが困難なご家庭に対して、

相談料の一部を補助していく制度です。

この制度は、セミナーに参加される皆さん一人ひとりの「よりよい支援を目指したい」という

プロフェッショナルなこころによって支えられています。


※本制度に関するお問い合わせは、当協会事務局(TEL: 045-984-7910)までどうぞ。