Summer Intensive Seminar on Children with Special Educational Needs 2017

夏のセミナー 2017



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メインテーマ

子どものわかりたい気持ちに応えたい 


-発達障害のある子どもたちと特別支援教育・保育-



ごあいさつ

LD(学習障害)、ADHD(注意欠如・多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム症)などの発達障害のある子どもたちの理解と支援をはじめ、教育・保育現場で課題となる虐待・ネグレクトやいじめ、不登校、非行などについても学びます。


この夏は、「子どものわかりたい気持ちに応えたい」をメインテーマに、子どもたちと真剣にかかわり合うこと、子どもたち同士で取り組む学び合いなどについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。そして、秋からの新学期に向けて、ワクワクする楽しさのきっかけづくりと、アッ!と驚くしかけづくりの一歩になることを願っています。

神奈川LD協会の研修会は、これまでも、そしてこれからも、“楽しくなければ、学べない。楽しくなければ、育たない。”にこだわった、じっくりと学ぶ研修プログラムです。この夏も、北は北海道、南は小笠原・九州・沖縄など国内はもとより、海外の日本人学校や現地補習校など多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

※特別支援教育士(SENS)・同SV資格更新ポイント対象のセミナーはセミナーコードに★がついています。


パンフレットのダウンロードはこちらから






■セミナー スケジュール

<カテゴリーの見方> 参加されるセミナーを選ぶ際に活用ください

きほんのき講座 初心者・初級者を対象とした発達障害、特別支援教育の基礎知識の習得を目的とした内容 (基礎知識を再確認したい方歓迎)
スキルアップ講座 話題のトピックや学問的知識、指導方法など実践力のアップグレードを目的とした講義 (一部ワークあり)
中級講座 経験10年以上の中堅層以上を対象としたハイレベルセミナー (ちょっとやそっとの研修じゃ物足りない方向け)
実践ワーク 参加者が実際に行うワーク(演習・実技)の時間を多くとった研修 (適宜、講義の時間もあり)


日程


キーワード / セミナーコード


タイトル・講師名(敬称略)

  第Ⅰ期 きほんのき 4日間集中講座 ※1日ごとの参加が可能です。
 7/22
(土)

きほんのき講座

(発達障害医学・
        二次障害)


★101★ 満席のため受付終了
本当に分かる発達障害 -きほんのきから学ぶ-

     宮本信也 (筑波大学 副学長・教授・小児科医)

 7/23
(日)

きほんのき講座

(授業改善・学級経営)


★102★
やさしさと温かみのある授業づくりとクラスづくり -通常学級での指導を中心に-

     川上康則 (東京都立矢口特別支援学校 主任教諭)

 7/24
(月)

きほんのき講座

(教育支援・
 子どものアセスメント)


★103★ みんなの「特別」支援教育 -子どもの見方を指導支援につなげる-

     中尾繁樹 (関西国際大学教育学部 教授)

 7/25
(火)

きほんのき講座

(つまずき・
    指導プログラム)


104 つまずき場面から考えるアセスメントと子どもの支援プログラム

     霜田浩信 (群馬大学教育学部障害児教育講座 教授)

  第Ⅱ期 
 7/27
(木)

実践ワーク

(学習指導・
   授業の工夫・国語)


201 満席のため受付終了
子どもたちが笑顔になれる 教材づくり&活用のアイディア「国語編」

     杉本陽子 (福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)

 7/28
(金)

実践ワーク

(学習指導・
   授業の工夫・算数)


202 満席のため受付終了
子どもたちが笑顔になれる 教材づくり&活用のアイディア「算数編」

     杉本陽子 (福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)


 7/29
(土)

スキルアップ講座

(子どもの関係づくり・
        集団形成)


★203★
子どもどうしをつなぐコミュニケーションの形成と安心できる集団づくり

     小田浩伸 (大阪大谷大学教育学部 教授・附属特別支援教育実践研究センター長)


 7/30
(日)

きほんのき講座
(幼稚園保育所)

(幼児期・発達障害・
           心理)


204
幼稚園や保育所で発達がで気になる子どもたち -日常の保育場面での丁寧なかかわり-

     遠藤 愛 (星美学園短期大学幼児教育学科 准教授)

 7/31
(月)

スキルアップ講座

(幼稚園保育所)


(幼児期・保護者対応・
           心理)

205
保育現場での保護者との関係づくり -これだけは知っておきたい“ことばの扱い方”-

     有川宏幸 (新潟大学教育学部特別支援教育専修 教授)

 8/1
(火)

スキルアップ講座

(起立性調節障害・
        小児医学)


206
起立性調節障害の理解-二つの「心」にいかに向き合うか?今こそ求められる多職種の協働-

     田中大介(昭和大学大学院・昭和大学江東豊洲病院小児内科 准教授)

 8/2
(水)

スキルアップ講座

(知能検査・発達障害)


★207★ 満席のため受付終了
※208と同じ内容です



WISC-Ⅳの結果を学校現場で活かす -検査結果の解釈と支援-

     大六一志 (日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)


 8/3
(木)
 
スキルアップ講座

(知能検査・発達障害)


★208★ 満席のため受付終了
※207と同じ内容です


WISC-Ⅳの結果を学校現場で活かす -検査結果の解釈と支援-

     大六一志 (日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)


 8/4
(金)
 
きほんのき講座

(読み書き基礎・見る力・
         視機能)

★209★ 満席のため受付終了
読み書きのプロセスの理解と見る力が弱い子どもへの支援:基礎編 

     奥村智人 (大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト)


 8/5
(土)

スキルアップ講座

(視機能アセスメント・
           指導)


★210★
満席のため受付終了
見る力の特性に応じた支援 -WAVESを活用した効果的な指導-

     奥村智人 (大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト)

 8/6
(日)

実践ワーク

(不器用・感覚統合・
       運動あそび)

211
満席のため受付終了
感覚統合の考え方をヒントにした楽しい指導実践 -感覚運動あそびの紹介と体験-

     松本政悦 (よこはま港南地域療育センター 作業療法士)


 8/7
(月)

スキルアップ講座

(学習機会の保障・
        指導方法)

212
満席のため受付終了
学ぶ力が子どもを支える -「子どもの側の問題」と立ち止まらない支援を目指して-

     井上賞子 (島根県松江市立意東小学校 自閉症・情緒障害 特別支援学級教諭)

 8/8
(火)

中級講座

(虐待・愛着の問題・
         トラウマ)


213
子ども虐待の臨床 -トラウマ・アタッチメント・世代間連鎖を中心に-

     西澤 哲 (山梨県立大学人間福祉学部福祉コミュニティ学科 教授)

 8/9
(水)

きほんのき講座

(脳科学・
  小児期の人間発達)


214 満席のため受付終了
発達障害の脳科学講座 -基礎から学ぶ子どもの発達-

     成田奈緒子 (文教大学教育学部 教授・小児科専門医・子育て科学アクシス代表)

 8/10
(木)

スキルアップ講座

(ひらめき体験教室・
        集団づくり)


215 満席のため受付終了
子どもの学びたいという気持ちをくすぐるしかけ -脳に汗をかく体験-

     鹿嶋真弓 (高知大学教育学部附属教育実践総合センター 准教授)


 8/11
(金)

きほんのき講座

(発達障害特性・小児発達)

216
発達障害のある子どもの特性と成長過程での課題 -学校での対応を中心に-

     荒木章子 (北海道こども心療内科氏家医院 副院長・小児科医)


 8/12
(土)

中級講座

(発達障害再考・診断・
        薬物療法)

217
より丁寧な支援を目指す人のための発達障害の理解 -かかわり方と絡み方、考え方-

     広瀬宏之 (横須賀市療育相談センター 所長・小児精神神経科医)


 8/13
(日)

きほんのき講座

(授業力・成功体験・
        自尊感情)


218
“幸せに生きる力”を育む -支援から「共生」へ、障害から「生涯」へ-

     安部博志 (筑波大学附属大塚特別支援学校 主幹教諭・文京区専門家チーム)


  LD協会 夏の特別企画
  8/15
(火)

ゆびとまSG
(このゆびと~まれ スタディ グループ)

 

おさらい夏期講習「いじめのないクラスづくりを目指して」

      ゆびとまSGメンバー&LD協会職員


  第Ⅲ期 
 8/16
(水)

きほんのき講座

(子ども虐待・ネグレクト)

301
虐待やネグレクトを受けた子どもへの対応 -学校や幼稚園・保育所でのかかわりを中心に-

     玉井邦夫 (大正大学心理社会学部臨床心理学科 教授)


 8/17
(木)
 
スキルアップ講座

(ダウン症・
    本人理解と支援)

302
本当はあまり知られていないダウン症のはなし -ダウン症は「わかって」いない-

     玉井邦夫 (大正大学心理社会学部臨床心理学科 教授・日本ダウン症協会代表理事)

 8/18
(金)

実践ワーク

(教材研究・学びのしかけ)

303
子どもの学びや育つ力を支える「楽しい遊び」の教材化を追及する

     清岡憲二 (岡山県玉野市教育委員会 総括副参事)


 8/19
(土)

実践ワーク

(MIM基礎・
    読みのつまずき)

304★
4月からはじめてみましたMIM -初期段階での確認と軌道修正-

     海津亜希子 (国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)

 8/20
(日)

中級講座

(発達障害・児童精神医学)


305
発達障害のある子の育ちにおけるこころの問題の理解と対応

     岡田 俊 (名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科 准教授)

 8/21
(月)

スキルアップ講座

(言語発達・
   コミュニケーション)

★306★
子どもの言語発達とコミュニケーション支援

     川崎聡大(東北大学大学院教育学研究科 人間発達臨床科学講座 准教授)

 8/22
(火)

実践ワーク

(MIM実践・
    読みのつまずき)

★307★
1年以上やってますMIM -アセスメントの実践的な活用と連動した指導-

     海津亜希子 (国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)


 8/23
(水)

スキルアップ講座

(読み書き指導・
        誤り分析)

★308★
読み書きが苦手な子どものアセスメントと学び支援-誤り分析の結果を実際の指導へ活かす-

     村井敏宏 (奈良県平群町立平群小学校 ことばの教室教諭)

 8/24
(木)

中級講座

(自閉スペクトラム・
     ADHDの臨床)

309
ひとつ先を考える自閉スペクトラム(ASD)とADHDの支援

     本田秀夫 (信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部 部長・診療教授)

 8/25
(金)
 
実践ワーク

(不器用・行動・
      アセスメント)

★310★
みんなで「からだづくり」と「こころほぐし」 -体を動かすワークから学ぶ、ちょっと気になる子どもの捉え方-

     中尾繁樹 (関西国際大学教育学部 教授)


  第Ⅳ期 
 8/26
(土)


8/27
(日)

中級講座+実践ワーク

(アセスメント・行動問題・指導プログラム)


401
楽しく学ぶ子どもの個別ニーズに合わせた指導の作り上げ・組み立ての仕方

     向井 義 (薫化舎グループ 代表)





  第Ⅰ期 7月22日(土)~7月25日(火)
満席のため受付終了
7月22日(土) ★セミナーコード101★ / 研修室121-123(12階)

本当に分かる発達障害 -きほんのきから学ぶ-
 

10:00-11:15 講義1 発達障害とは -特性は障害ではありません-
11:30-12:45 講義2 発達障害の成因 -病気?個性? どちらでもありません-
13:45-15:00 講義3 発達障害の種類 -大きく6つの種類があります-
15:15-16:30 講義4 発達障害への支援 -言葉の配慮が大事です-

Invited Speaker 宮本信也先生(筑波大学副学長・教授・小児科医)

宮本先生からのメッセージ


 特別支援教育が始まって10年が経過しましたが、発達障害に対する関心は収まるどころか、最近では、大人の発達障害まで注目されるようになってきています。今では、少なくとも子どもと日常的に関わる仕事に就いている人たちの間では、発達障害という用語を聞いたことがないという人はほとんどいないような状況になってきました。それにも関わらず、「発達障害とはどんなものですか?」と尋ねられると、 ちょっと答えに詰まってしまうのではないでしょうか。自閉症やADHDなどの個々の発達障害の名前は出てきても、発達障害全体の特徴を説明するのは案外難しいものです。今回のセミナー前半では、発達障害とはそもそもどのようなものなのか、あるいは、どのように考えると適切なのかという、発達障害に関する基本的な考え方から説明していきます

 ところで、何か問題があると、私たちは、原因は何だろうと考えがちです。原因が分かれば、対応方法も分かる、考えやすいと思っているからです。実は、「発達障害の原因」については、まだほとんど分かっていないというのが本当のところです。でも、分かっていないところは分かっていないままにして、発達障害の成り立ちを考えることができるのです。今回、発達障害の成因についての考え方についても説明します。発達障害の成り立ちを理解できると、発達障害の多くは、単純に病気としてとらえることも、個性としてしまうのも、どちらも適切ではないことが自然に理解されると考えています
 
 セミナーの後半では、個々の発達障害を取り上げ、その概要を理解していただきます。医学の分類を基に、発達障害の下位分類やその特徴について解説します。全体の解説の後、自閉スペクトラム症(ASD)を取り上げ、その特徴について少し詳しく説明したいと思います。ASDの人たちは、多彩な問題を生じやすく、また、対応も困難なことが多いからです。最後に、発達障害のある人への支援について、日常的に誰にでもできる言葉の配慮を中心に説明していく予定です

【宮本信也先生のプロフィール】青森県弘前市出身。金沢大学医学部卒業。医学博士。自治医科大学小児科入局、同小児科助手、講師を経て、筑波大学心身障害学系助教授、教授、附属聴覚特別支援学校校長、附属特別支援教育研究センター長、2016年4月より現職。専門は、発達行動小児科学。子ども虐待への対応、高機能自閉症への対応、小児心身症への対応を中心に臨床研究活動を展開している。趣味は、山歩きと日本各地の銘酒巡り。『アスペルガー症候群・高機能自閉症の本-じょうずなつきあい方がわかる』(主婦の友社)など著書・論文多数

 



 



7月23日(日) ★セミナーコード102★ / 研修室121-123(12階)

やさしさと温かみのある授業づくりとクラスづくり -通常学級での指導を中心に- 

10:00-11:15 講義と演習1 気になる「あの子」の輝かせ方
11:30-12:45 講義と演習2 気になる「あの子」と周囲の子どもたちの横糸をつなぐ
13:45-15:00 講義と演習3 どの子も大切にされるクラスづくりの極意
15:15-16:30 講義と演習4 発達のつまずきを踏まえた「わかる」授業の作り方

Invited Speaker 川上康則先生(東京都立矢口特別支援学校 主任教諭)

川上先生からのメッセージ

 このセミナーでは、毎年、特別支援教育の視点を生かした「通常の学級のクラスづくり・授業づくり」について取り上げています。通常の学級の担任の先生はもちろんですが、特別支援学級の先生や、地域支援を担当する特別支援学校のコーディネーターの先生方もたくさん参加されています。参加された皆さんの声をうかがうと、「実践的な内容が知りたい」というご意見が多く寄せられます。具体的な手立てや効果的な指導技術への関心の高さを実感します。

 その一方で、「手立てや技術を学んでもなかなかうまくいかない」という先生にもしばしば出会います。一斉指導の中で、個々の子どもに関われる時間やエネルギーは限られています。その中で効果的な支援を行うとなれば、やはりクラスづくりに優先的に取り組む必要があると思います。また、学習につまずきのある子どもの多くが、「授業のおもしろさ」に敏感なところがあります。「わかる」授業をつくることも、実は支援の一つなのです。このセミナーでは、やさしさや温かさで溢れた学級を育てることや、授業をとおして子どもたちをつなぐことを考えていきたいと思います。

2学期からの実践に役立つセミナーになることを期待しつつ、皆さんのご参加をお待ち申し上げます

【川上康則先生のプロフィール】東京都生まれ。臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。特別支援学校の地域支援コーディネーターとして、地域の相談支援に携わってきた。教育系の雑誌・ウェブマガジンなど4誌に連載をもつ。主な著書に『こんなときどうする? ストーリーで学ぶ特別支援教育の実践 ケーススタディからのアプローチ』(学研プラス、2016年)、『〈発達のつまずき〉から読み解く支援アプローチ』(学苑社、2010年)、『通常学級でできる 発達障害のある子の学習支援』(ミネルヴァ書房、2015年)、『気になる子の体育 つまずき解決BOOK: 授業で生かせる実例52』(共編著、学研、2015年)、など多数

 



           



7月24日(月) ★セミナーコード103★ / 研修室121-123(12階)

みんなの「特別」支援教育 -子どもの見方を指導支援につなげる- 

10:00-11:15 講義1 特別支援教育いろはの「い」
11:30-12:45 講義2 子どもを見る視点
13:45-15:00 講義3 子どもの見立てを活かした指導支援 
15:15-16:30 講義4 学校現場で実践するために大切なこと    ※講義1~4にワークが入る場合もあります。

Invited Speaker 中尾繁樹先生(関西国際大学教育学部 教授)

中尾先生からのメッセージ

 「みんなの特別支援教育」という考え方は、障害の有無にかかわらず、すべての子どもたちのためにすべての保育士・教師がかかわる保育・教育でなければなりません。そのためには、保育士・教師が一人ひとり違う学び方をしている子どもたちを理解し、適切なアセスメントの上で個別の指導計画・支援計画が作成されなければ、楽しく「わかる・できる」ように工夫、配慮された保育・授業を行うことはできません。それができて初めて「わかる・できる保育・授業づくり」につながっていくのです

 子どもたちの困り感の原因がはっきりすれば、その改善のためにどのような指導が必要になってくるのかが、明確になります。特別支援教育の本質は子どもの実態把握にあり、的確なアセスメントを実施することによって、より適切な指導内容につながっていきます。「個々のニーズに合った」「特別な配慮」とは、的確なアセスメントができて初めて成立するものだと考えます

 このセミナーでは、そのために必要な子どもの見方、指導の仕方を具体例をあげながら解説を行っていきます

【中尾繁樹先生のプロフィール】特別支援教育士スーパーバイザー。大阪教育大学卒業後、神戸市立養護学校や小学校に勤務。その後、神戸市教育委員会特別支援教育課指導主事、2004年こうべ学びの支援センター指導主事兼務を経て、2008年から現在に至る。現職のほか、同志社女子大学、神戸親和女子大学、九州医療スポーツ専門学校他非常勤講師。前文部科学省「学習指導要領改善のための調査研究」委員。日本小児科学会「学校保健と心の問題委員会」専門委員など。

 



          



7月25日(火) セミナーコード104 / 研修室121-123(12階)

つまずき場面から考えるアセスメントと子どもの支援プログラム 

10:00-11:15 講義とワーク1 つまずきの原因に基づく支援の大切さ
11:30-12:45 講義とワーク2 発達障害のある子どもが抱える7つのつまずきパターン1
13:45-15:00 講義とワーク3 発達障害のある子どもが抱える7つのつまずきパターン2
15:15-16:30 講義とワーク4 「指示通りに活動できない」「すぐ怒る」子どものアセスメントと支援

Invited Speaker 霜田浩信先生(群馬大学教育学部障害児教育講座 教授)

霜田先生からのメッセージ

 子どもが抱えるつまずきへの支援は、周囲の大人がそのつまずきに気づくところからはじまります。そこで大切なのが、ただ表面的な困難さに気づくだけではなく、「なぜつまずくのか」といったつまずきの原因を探ることです。たとえば、「指示通りに行動ができない…」といった表面的なつまずきにのみ着目するのではなく、その原因を探していくことが大切です。その原因は、「指示の内容が分からなかった」、「指示を聞き逃した」、「指示に従いたくない」などさまざまでしょう。つまずきの原因をアセスメントすることによって、適切な指導や具体的な支援の工夫につながります

 つまずきの原因を探るためには、標準化された検査がその1つの方法となります。しかし、このセミナーでは、そのような標準化された検査結果からではなく、学習面や日常生活などで子どもが示すつまずき場面を見ていくことから、その原因をアセスメントする視点やポイントをお話していきます。そして、つまずきの原因に基づいた支援方法のいくつかをご紹介します。子どもたちの「できた!」、「わかった!」を目指して、私たち自身の子どもを見る目を一緒に磨きましょう

【霜田浩信先生のプロフィール】長野県生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修了。都内知的障害児通所施設指導員、東京学芸大学附属特別支援学校教諭、文教大学教育学部特別支援教育専修講師、准教授を経て、2009年より現職。専門は、発達障害児者の自己管理行動の形成・要求言語行動の形成。自閉症児者の心理・行動特性に基づいた指導など。著書は、『ちゃんと人とつきあいたい』(共著、エンパワメント研究所)他

 





 第Ⅱ期 7月27日(木)~8月13日(日)
満席のため受付終了
7月27日(木) セミナーコード201 / 研修室121-123(12階)

子どもたちが笑顔になれる 教材づくり&活用のアイデア「国語編」
           
-子どもになって教材を体験しよう!教師の立場で活用法を考えよう!!-

10:00-12:45 午前の部  ・こんな指導をしています(自己紹介を兼ねて)
  ・お勧め教材(100均商品がこんな教材として使えます) 
  ・読み書きが苦手な子、どんなところで困ってる?具体的な指導方法は? (ひらがな・カタカナ)
13:45-16:30 午後の部 ・読み書きが苦手な子、どんなところで困ってる?具体的な指導方法は? (漢字・ローマ字)
  ・聞く話すが苦手な子どもへの具体的な指導方法

Invited Speaker 杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)

杉本先生からのメッセージ

 読み書きで困っている子どもを目の前にしたとき、「この子が読めるようになるにはどんな方法があるだろう?」「この子が書けるようになるにはどんな教材を使ったらいいだろう?」と悩むことはありませんか?
 
 苦労して教材を作っても思うような効果がなかった、どうしてうまくいかないのだろう?とがっかりしたことはありませんか?
 
 見える姿はどの子も同じ「書けない」でも、その姿がどこから来ているのかは子どもによってさまざまです。そのどこから?を見つけることができれば、何をしたらよいかがはっきりするのではないでしょうか。
 
 このセミナーでは、ひらがな、漢字の「読み」「書き」指導をメインに、「聞く」「話す」でも困っている子どもたちの苦手に応じた支援教材の体験をしながら、具体的な指導方法を提案します。
 
 どんな子どもに、どんな教材を使って、どんな手順で、どんな言葉かけをしながら進めていくのか、子どもの立場になって授業を体験しながら支援のコツをつかんでもらいたいと思います。
 
 いろいろな教材を手にすることで、「Aちゃんにはこの教材が使えそう」「Bちゃんにはこんな使い方ができそう」と指導のアイデアを広げてもらいたいと思います。

 みなさんの「この子をなんとかしたい!」の想いに応えられるよう、この夏も30種以上の支援教材の紹介や教材体験を計画し、『支援のヒント』をい~っぱいちりばめたセミナーにしたいと思っています。

 みなさんと過ごす一日を楽しみにしています。

 



 


満席のため受付終了
7月28日(金) セミナーコード202 / 研修室121-123(12階)

子どもたちが笑顔になれる 教材づくり&活用のアイデア「算数・不器用編」
           
-子どもになって教材を体験しよう!教師の立場で活用法を考えよう!!-

10:00-12:45 午前の部  ・こんな指導をしています(自己紹介を兼ねて)
  ・お勧め教材(100均商品がこんな教材として使えます) 
  ・数や計算で困っている子どもへの具体的な指導方法
13:45-16:30 午後の部 ・九九を覚えること・九九の意味が苦手な子どもへの具体的な指導方法
  ・作図が苦手な子どもへの具体的な指導方法(三角定規、コンパス、分度器)
  ・数や計算、不器用で困っている子どもへの具体的な指導方法

Invited Speaker 杉本陽子先生(福岡県飯塚市立飯塚小学校 通級指導教室教諭)

杉本先生からのメッセージ

 宿題プリントに苦戦している子どもを見ると、今やり遂げなければならない課題と今の子どもの力に大きな差があることに気づかされます。例えば、繰り下がりの引き算を解いているけど、ただ機械的に作業を進めて答えを出している子どもや、かけ算の文章問題は目についた数字を適当にピックアップして立式している子どもなどなど…。
 
 このように、既習学習の習得が確実にできていない子どもも、その学年のその単元の学習は同じようにやり遂げなければならないとしたら、どんな応援方法があるでしょうか?
 
 このセミナーでは、「子どもの困難の背景に応じた手だて」をキーワードに、算数の授業で使える支援教具の紹介と体験、指導方法の提案をしたいと思います。また、なぜこの教材が必要なのか、どう活用したらうまくいくのか、作るとしたらどんな材料を使ってどのように作るのか、材料はどこで手に入るかなどなど、1つ1つの教材についてじっくり時間を取って説明をしていきたいと思います。
 
 みんなと同じ学び方では理解が難しい子どもも、みんなと同じ説明だけではうまく取り組めない子どもも、その子に応じた教材や指導方法があれば、「わかる喜び」や「学ぶ楽しさ」を味わうことができるはずです。
 
 カードを使った学習ゲームや、正しく繰り返しながら定着を目指す手順表、不器用さを補う支援教具などを、手にとって使ったり、グループで授業体験をしながら、先生方の授業づくりや支援のアイデアが溢れ、明日の授業が楽しみになるような時間にしたいと思っています。

 今年の夏も、さまざまな教材を準備して、皆さんのお越しをお待ちしています!

【杉本陽子先生のプロフィール】福岡県飯塚市生まれ。特別支援教育士。小学校の通常学級担任、特別支援学級担当を経て、平成19年度からLD・AD/HD通級指導教室担当。スーパー支援員さんや養護教諭の先生、クラス担任など素敵な校内リソース?に協力していただきながら、今日も元気に通級指導教室で指導。周りからは教材づくりが好きなように見られているが、実は卒業生を中心とした教材づくりボランティアに助けられている。著書は、『特別支援教育 はじめのいっぽ!』、『はじめのいっぽ! 漢字のじかん』(学研)など。


 

「杉本先生の教材を使って・・・やってみました&やっちゃいました!」
「杉本教材つくレポ」大募集

いつも魅力的な教材教具を提案してくれる杉本先生。皆さんの中で“杉本教材”を実際に使ってみた方、少し手を加えて授業に取り入れてみた方はいませんか?「やってみました!」といううまくいった例、「やっちまいました~!」というちょっぴり反省した例など、皆さんから「杉本教材つくレポ」を大募集します!

皆さんからいただいた「杉本教材つくレポ」の一部は、杉本先生の講義の中でご紹介します。講義中に紹介された「つくレポ」には、素敵なプレゼントがあるかも?皆さんからのご応募をお待ちしています!


 応募フォーム :  「杉本教材つくレポ」応募はこちら 「つくレポ」 どうぞ  


 締め切り : 6月20日必着 


 



 



7月29日(土) ★セミナーコード203★ / 研修室121-123(12階)

子どもどうしをつなぐコミュニケーションの形成と安心できる集団づくり
                     -個別のニーズに応じた指導支援を進めるために-


10:00-11:15 講義1  多様なニーズのある子どもたちの実態と必要な合理的配慮と基礎的環境整備
11:30-12:45 ワーク1 まずはここから「からだを使った教室でできるワーク」
13:45-15:00 ワーク2 つぎはここから「言葉を使った子どもどうしをつなぐワーク」
15:15-16:30 講義2  一人ひとりの特性に配慮した指導支援の土台となる安心できる集団づくり

Invited Speaker 小田浩伸先生(大阪大谷大学教育学部 教授・附属特別支援教育実践研究センター長)

小田先生からのメッセージ

 通常の学級に在籍している子どもたちの中で、勉強がわからない、友だちや先生とのコミュニケーションがうまく取れないなどを背景に、自己肯定感が低下し、さまざまな不適応行動の状態になっている児童生徒は少なくありません。小中学校等の巡回相談で授業参観や行動観察から、多様なニーズのある子どもたちがどのような集団で学んでいるか、合理的配慮の前提となる「集団づくり」の基礎的環境整備が重要であることを実感しています。つまり、学級集団の状況や特性が、授業規律、授業づくり、コミュニケーション、情緒面のコントロール、学習成果等、子どもの行動や学習面に影響を及ぼしている側面が大きいと考えています。

 その児童生徒が、1日のほとんどを過ごす通常の学級で指導にあたる教員の専門性や指導力を高め、すべての子どもにとって「安心できる集団づくり」を目指していくことが、特別支援教育の根幹の課題の一つになっているのではないでしょうか。

 安心できる集団は、「違いを認め合える」「失敗を認め合える」「否定的にとらえない」等がナチュラルにできる集団ですが、これは教師のことばかけや関わり方が子どものモデルになっているものと思っています。

 今回のセミナーでは、はじめに合理的配慮についての概説を行い、次に、「子どもどうしをスムースにつなぐコミュニケーション形成のための“からだと言葉を使ったワーク”」について、皆さんの学校現場で実際に取り組めるよう、わかりやすく実技を交えて解説をしていきたいと思います。クラスに在籍する子どもたち誰もが認められ、大切にされているという実感を持てる「安心できる集団づくり」を目指して、講義とワークを通して一緒に学んでいきましょう。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

【小田浩伸先生のプロフィール】特別支援教育士SV、学校心理士SV。心理リハビリテイションSV、兵庫教育大学大学院学校教育研究科(障害児教育)修了。大阪府立支援学校教諭に勤務。その後、大阪府教育センター指導主事を経て、現在は大阪大谷大学教育学部教授・特別支援教育実践研究センター長。専門は、特別支援教育、発達障害、自立活動、授業改善。大阪府教育振興基本計画審議会委員、大阪府発達障がい児者支援体制整備検討部会委員。大阪府内外の特別支援教育関連教員研修会及び学校巡回相談などの講師。


 



 




幼児期の子どもにかかわる保育士・幼稚園教諭・療育機関 職員向け 2days ※1日ごとの参加が可能です。




7月30日(日) セミナーコード204 / 研修室121-123(12階)

幼稚園や保育所で発達が気になる子どもたち -日常の保育場面での丁寧なかかわり-

10:00-11:15 講義とワーク1 子どもの「気になる行動」を読み解く -発達障害の基本的な理解-
11:30-12:45 講義とワーク2 こんな時どうする?-統合保育場面での支援方法を考える-
13:45-15:00 講義とワーク3 うちの園でもやってみよう!子どもの理解を深める事例カンファレンス
15:15-16:30 講義とワーク4 うちの園は大丈夫? -担任保育者の安心と自信を支える園の体制づくり―

Invited Speaker 遠藤 愛先生(星美学園短期大学幼児保育学科 准教授)

遠藤先生からのメッセージ

 「気になる子ども」というと、「発達障がい」がよく話題となりますが、最近では家庭や地域の事情も多様化し、子どもの保育ニーズも複雑になっています。保育の場面で「気になる子どもたち」が示す行動は、周囲から「困った行動」と受けとられがちですが、実は子どもたち自身が困っていることを示すサインです。子どもたちのサインを受け取るために、子どもを理解するための「引き出し」は、たくさん持っていたいものです。このセミナーでは、「発達障がい」をはじめ、子どもの行動を理解するための基本的な知識をおさえながら、統合保育の現場で具体的にできる支援について考えていきたいと思います。

 また、様々なニーズをもつ子どもたちを共に保育する際、職員間で支え合い率直な意見を出し合える園内の支援体制づくりは、もっとも重要なテーマです。セミナーの後半では、①子どもの理解を深め、現実的に実践できる支援のアイデアを生み出すための「事例カンファレンス」の進め方や、②園内で互いに連携し児童のサポートにあたるための体制づくりについて、ワークや協議を行いながら進めていきたいと思います。このセミナーが、皆さんの園のすばらしいところ、これから取り組んでいきたいことを整理する機会になれば幸いです。


【遠藤 愛先生のプロフィール】東京都八王子市出身。立教大学大学院現代心理学研究科博士後期課程満期退学。心理学修士。専門は、応用行動分析、幼稚園・保育所・学校におけるコンサルテーションによる支援。現職の傍ら、臨床心理士として、神奈川LD協会の土曜担当心理士、東京都や埼玉県内の幼稚園・保育所、小・中学校での巡回相談を行う。研究分野は、特別支援教育、スタッフトレーニング。共著に『実践に生きる特別支援教育』(明星大学出版部 2009年)などがある。

 




 




幼児期の子どもにかかわる保育士・幼稚園教諭・療育機関 職員向け 2days ※1日ごとの参加が可能です。




7月31日(月) セミナーコード205 / 研修室121-123(12階)

保育現場での保護者との関係づくり -これだけは知っておきたい“ことばの扱い方”-

10:00-11:15 講義とワーク1 保護者と保育者、それぞれの立場
11:30-12:45 講義とワーク2 関係を壊さない聴き方・伝え方・組織力
13:45-15:00 講義とワーク3 子どもの利益を追求する「ことばの使い方」
15:15-16:30 講義とワーク4 あなたの実践を大事にする

Invited Speaker 有川宏幸先生(新潟大学教育学部教育科学講座 教授)

有川先生からのメッセージ

 保護者との関係を築くことは、子どもの保育をより効果的に展開する上で欠かせません。そして築かれた関係は壊さないようにしなければなりません。しかし、関係性を壊さないことを意識しすぎるあまり、保護者からの提案をひたすら受け入れ続け、いつの間にか自分が思い描く実践ができなくなってしまう場合もあります。あるいは、支援者・保育者の側からの視点に固執しすぎてしまい、保護者の視点との間で対立してしまった結果、関係が壊れてしまったという方もいるかもしれません。

 ここで大切なことは、保護者と保育者との関係悪化により、子どもが一番の被害者になっているという事実です。保護者も保育者も、子どもたちにとって「一番いいこと」をしていきたいという思いは同じなのに、どうして上手くいかなくなってしまうのでしょう。この問題を解決するためには、まず、お互いの立場の違いを十分に理解する必要があります。そして、子どもの最高の笑顔を一緒に目指す視点を持つことが大切です。

 このセミナーでは、支援者・保育者が、ともに子どもにとって最高の利益を追求するための“ことばの扱い方”を身につけることを目指します。そのため、講義は実際のさまざまな交渉場面を設定し解説を加えながら、実際に実技を織り交ぜながら進めていきます。

【有川宏幸先生のプロフィール】千葉県生まれ。筑波大学大学院修了後、1995年4月より発達相談員として大阪府岸和田市保育課、同保健センター勤務。乳幼児健診やその後の保護者対応、心理面のフォロー、療育・保育の助言やコーディネート、就学までの引継ぎ等幅広い業務に携わる。2006年10月より現職。著書『発達が気になる乳・幼児のこころ育て、ことば育て』(ジアース教育新社)、『障害児保育』(分担執筆、建帛社)、DVD『DVDで学ぶ応用行動分析学入門』(監修、中島映像教材出版)など。

 



         



8月1日(火) セミナーコード206 / 研修室121-123(12階)

起立性調節障害の理解
          -二つの「心」にいかに向き合うか? 今こそ求められる多職種の協働-

10:00-11:15 講義1      起立性調節障害の概要:症状、検査と診断、4つのサブタイプ
11:30-12:45 講義2      起立性調節障害の治療:生活指導から薬物療法まで
13:45-15:00 講義3       事例紹介と外来診療の様子(ODの子ども達の心の声)
15:15-16:30 講義4+演習  学校・家庭で本人と向き合い、支えていくために -ロールプレイングを通して-

Invited Speaker 田中大介先生
             (昭和大学大学院保健医療学研究科・昭和大学江東豊洲病院小児内科 准教授)


田中先生からのメッセージ

 起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation: OD)は、起立時に血圧や脈拍に異常が生じ、立ちくらみや頭痛、嘔気などの症状を認める自律神経系の疾患で、中には失神することもあります。発症頻度は中学生の約1割に及ぶものの、案外知られていないのが実状です。その理由の一つに「午前中は具合が悪いけど、午後から夜にかけては調子が良くなる」ため、疾患として捉えにくいことが挙げられます。外来でも、本人や保護者から「この疾患を知らなかった」「受診したけど診断されなかった」と話されることも少なくありません。さらに、朝起きられず、学校に行けないのに、午後から夜にかけては元気になることが多いため、怠けやさぼりなどと誤解されます。しかし、殆どの子は「学校に行きたい」と言います。でも、「学校に行きたくても行けない」状態が続くと、身体的のみならず、心理的にも居場所が無くなり、自尊感情は低下し、自暴自棄になることもあります。

 ODの治療やサポートは医療機関のみでは難しく、多職種の協働が求められます。私の外来に来院する患者さんも、学校の担任、養護教諭、スクールカウンセラー、そして校長先生はじめ、多くの先生方に助けられ、励まされたケースは少なくありません。学校に通えないことは、実は本人が一番気にしていると感じています。進学や進級の相談も大切です。また、ODの子どもをサポートする上では、二つの「心」に向き合うことが重要です。血圧や脈拍など心臓に関わる身体面の「心」、メンタル面の「心」です。そして、辛いときはその辛さに共感して休ませ、一方、様子を見計らって、次の半歩を踏み出すためのエネルギーを蓄えるよう背中を押すことも必要です。そして、「あせらず、あきらめず、愛情を注ぐ」ことが大切です。

 このセミナーでは、ODの病態やサブタイプの診断法、治療法、さらに、私がこれまでに経験してきた子どもたちの事例や、親の会の力も紹介します。今回は、前回に加えてロールプレイングを取り入れる予定です。実際の現場での対応のヒントになればと思います。

 困っている子どもと接する上での原動力は、「優しさ」と「情熱」にあると私は考えています。それは初心者・ベテラン、また、専門家・非専門家を問いません。ODの子どもを理解し、心身の居場所を作り、未来に向かって歩き出せるように、皆さんと一緒に考えることができれば幸いです。

【田中大介先生のプロフィール】東京に生まれ、埼玉、神奈川で育つ。同志社大学文学部中退、昭和大学医学部・同大学院卒業。医学博士。昭和大学小児科入局、研修出向等の後、昭和大学小児科専任講師、准教授を経て、2014年4月より現職。2015年より昭和大学横浜キャンパス校医。2016年より同キャンパス産業医。専門は、起立性調節障害、低身長、肥満、夜尿症、いじめ問題など。学生時代はラグビー部と合唱部に所属。趣味は、中学の頃から多重録音、合唱(現在も職場の仲間と歌ってます)。パソコンはAppleⅡe時代からMac党。著書『やさしくわかる子どもの起立性調節障害』(洋泉社)、『お母さんの悩みがなくなる「子育てナビ」』(マキノ出版)など。

 



 




セミナー207と208は同じ内容です。どちらか一日をお選び下さい

満席のため受付終了(207)
8月2日(水) ★セミナーコード207★ / 研修室121-123(12階)

満席のため受付終了(208)
8月3日(木) ★セミナーコード208★ / 研修室121-123(12階)

WISC-Ⅳの結果を学校現場で活かす -検査結果の解釈と支援-

10:00-11:15 講義1 (1)知能検査活用の基本姿勢 (2)全検査IQの解釈 (3)言語理解(VCI)の解釈
11:30-12:45 講義2 (4)知覚推理(PRI)の解釈
13:45-15:00 講義3 (5)ワーキングメモリー(WMI)の解釈 (6)処理速度(PSI)の解釈
15:15-16:30 講義4 (7)自閉スペクトラム症に特有の解釈

Invited Speaker 大六一志先生(日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長)

大六先生からのメッセージ

 WISC-Ⅳは、学齢児(5~16歳)に使用される代表的な知能検査であり、世界中で使われています。知的能力の個人内差(得意不得意)の特徴を把握できることから、知的障害、発達障害のアセスメントに広く活用されています。また、結果の解釈においては、全検査IQ(FSIQ)、および、言語理解(VCI)、知覚推理(PRI)、ワーキングメモリー(WMI)、処理速度(PSI)という4つの指標得点が中心になります。
 
 知能検査というと数値が注目されがちですが、実際にはWISCの数値だけでは正しい解釈にたどりつけないことが多く、他検査の結果、および行動観察や背景情報も収集することが不可欠です。また、本来アセスメントというものは、問題(主訴)の原因および対応を明らかにするのが目的であり、WISC-Ⅳも例外ではありません。したがって、得点が高いとか低いとかいうことを報告したり、それを教科書通りの何パターンかの解釈に置き換えたりするだけでは、WISC-Ⅳを活用したとは言えないのです

 WISC-Ⅳを活用するためには、得点が意味することを他検査の結果や行動観察、背景情報に照らして正確に読み取るとともに、各種能力のメカニズムや、その日常生活との関係、多くの支援法や補償法を知っている必要があるのです。 
 
 そこで、このセミナーでは、FSIQおよび指標得点を中心に、典型的な解釈とそのメカニズム、日常での現れ、支援法・補償法をパッケージ化してお伝えしようと考えています

【大六一志先生のプロフィール】博士(心理学)。臨床心理士。臨床発達心理士。特別支援教育スーパーバイザー。東京大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻修了。東京大学大学院助手、武蔵野女子大学人間関係学部専任講師、助教授、筑波大学講師、准教授、教授を経て、2016年3月退職。WISC-IV、WAIS-III、WAIS-IV、WPPSI-IIIでは日本版刊行委員を務める。各地で健診委員、巡回相談員、特別支援教育アドバイザー、顧問等。著書・論文多数。

 



 


満席のため受付終了
8月4日(金) ★セミナーコード209★ / 研修室121-123(12階)

読み書きのプロセスの理解と見る力が弱い子どもへの支援: 基礎編

10:00-11:15 講義1 読みのプロセスと見る力
11:30-12:45 講義2 書きのプロセスと見る力
13:45-15:00 講義3 発達障害の学習の問題・事例紹介
15:15-16:30 講義4と演習 まとめと理解度アップ演習

Invited Speaker 奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト)


奥村先生からのメッセージ

 読み書きの苦手さの要因の一つに「見る力の弱さ」があります。見る力には、視力やその他の様々な視機能、視知覚・視覚認知、目と手の協応など様々な能力が関係しています。読み書き以外でも、「ボールをキャッチするタイミングがわからない」「黒板を書き写すのが苦手」「算数の図形の問題が苦手」「定規の目盛りが読みにくい」などのつまずきが「見る力の弱さ」と関係して表れる場合があります。

 見る力の弱さの改善には、ビジョントレーニングが有効です。しかし、読み書きの苦手さや様々なつまずきがすべて「見る力の弱さ」からくるものではありません。子どもに必要な支援を行うためには、読み書きの認知的なプロセスとその発達をしっかり理解し、それぞれの子どものつまずいている要因を把握した上で、オーダーメイドの支援を行うことが求められます。また、合理的配慮についても同じことが言えます。例えば、効果があると言われている既存の読み上げソフトなどもすべての読みの苦手さがある子どもに有効ではありません。「技法」や「教材」だけでは、支援者の自己満足になりかねないと考えています。

 このセミナーでは、講義や演習を通して、子どもたちの特性を捉える「目」と「知識」を身につけていただければと思います。なお、今回は、検査法や支援法の講義の前に、読み書きのプロセスや視機能・視覚認知に関する基本的な知識を体系的に学んでいただくための内容で構成しています。



 


満席のため受付終了
8月5日(土) ★セミナーコード210★ / 研修室121-123(12階)

見る力の特性に応じた支援 -WAVESを活用した効果的な指導-

10:00-11:15 講義1 視機能と視知覚・視覚認知
11:30-12:45 講義2 WAVESを活用した見る力のアセスメント・検査法演習
13:45-15:00 講義3 アセスメントの結果を踏まえた合理的配慮と支援
15:15-16:30 講義4 事例紹介・事例分析演習


Invited Speaker 奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター オプトメトリスト)

奥村先生からのメッセージ

 学習や運動につまずきのある子どもは、感覚・知覚・認知や運動の問題を抱えていることが多く見られます。視覚に関する問題である「見えにくさ」もそのひとつです。しかし、「見えにくさ」といっても、発達障害のある子どもの「見えにくさ」は多種多様です。具体的には、「ボールをキャッチするタイミングがわからない」「黒板を書き写すのが苦手」「算数の図形の問題が苦手」「定規の目盛りが読みにくい」「本読みをするとき場所を見失う」などの問題が「見えにくさ」と関係している可能性があります。これらのつまずきの要因には、眼球運動、空間知覚・認知、目と手の協応など様々な視覚に関する能力が関連します。

 このセミナーでは、見る力に関する理論的な講義、実際に体験しながら楽しく学べる演習を行い、見る力を育てるビジョン・アセスメント-WAVES(ウェーブス)-の活用例を中心に「見る力」のアセスメントと支援について解説します。最近では、ビジョントレーニングや個別の支援の手法が書籍などで紹介され、発達障害への実践が広がりを見せています。しかし、合理的配慮、個別の支援、専門的なトレーニングなどの支援は、子どもの特性やニーズに応じたものでなければ効果はありません。「視覚認知」をテーマに、子どもの特性を捉えた有効な支援に必要なことを参加される皆さんと一緒に考えていきたいと思います


【奥村智人先生のプロフィール】三重県出身。オプトメトリスト。特別支援教育士SV(SENS-SV)。American Academy of Optometry認定(FAAO)。米国パシフィック大学オプトメトリー修士および教育学修士課程修了後、現職。著書に『学習につまずく子どもの見る力-視力がよいのに見る力が弱い原因とその支援-』(明治図書、2010年)、『見る力を育てるビジョン・アセスメント-WAVES-』(学研、2014年)など。


 




 


満席のため受付終了
8月6日(日) セミナーコード211 / 研修室121-123(12階)

感覚統合の考え方をヒントにした楽しい指導実践 -感覚運動あそびの紹介と体験-


10:00-11:15 講義1 子どもの困難さを感覚統合の視点から理解する
11:30-12:45 講義2 困難さに“共感”するための体験プログラム
13:45-15:00 実技実習 支援のためのアイディアとその体験 -みんなで遊んでみよう!-
15:15-16:30 講義4 実践で役立つ支援の組み立てと工夫

Invited Speaker 松本政悦先生(よこはま港南地域療育センター 作業療法士)

松本先生からのメッセージ

 発達障害がある子どもたちは、姿勢を保つことや、なめらかに体を動かすこと、必要な情報を選択して取り込むこと、などが苦手です。本来であればこれらは脳が意識下で自動的に行っている働きです。脳の活動全体の9割以上はこのような意識下の働きで占められており、この「下支え」が働くからこそ私たちは読み書きや体操などをスムーズに実行できるのです。感覚統合の考え方では、発達障害のある子どもの多くが、この意識下の機能に未熟さがあるため、なぜだわからないがかうまくできない状態になっていると捉えます

 私たちの脳には個人差があり、得意なことと苦手なことがあります。私たちは、人生のさまざまな場面で自分の得意なことを選択し、苦手なことをどうにかカバーして生きています。このように考えると、発達障害のある子どもたちの問題点は、苦手なことそれ自体であるというよりむしろ、苦手なことを補う方法がわからないことであり、自分の得意な機能を活かしきれないことだといえます。したがって支援の目標は、「苦手な課題の克服」が主となるのではなく、機能不全に対する代償手段を見つけることと、得意な部分を活かして生きる力を育てていくことが中心になると思われます。

 このセミナーでは、子どもたちの脳機能の問題についてわかりやすく解説します。そして「体験プログラム」を通して困難さを実体験して、子どもたちを「共感的に理解する」ことを目的にします。また現場で有効と考えられる支援のアイディアもいくつか紹介します。

 当日は、実技実習で体を動かしますので、動きやすい靴・服装(スポーツウェア等)でご参加ください。

【松本政悦先生のプロフィール】なぜか幼児期から運動や楽器演奏が苦手。大学は工学部に進学したが、(今考えてみると)周囲には発達障害圏の学生が多かった。学生ボランティアで自閉症の子どもたちと関わり、思いがけず楽しい経験(自分の中の自閉症的な部分が共鳴?)。その後電機メーカーに就職し4年間研究開発に携わるも、機械相手の仕事に満足できず退職。作業療法士が障害のある子どもに関わる場面をたまたま目にして衝撃を受け、養成校に入り直す。以後20年間、障害のある子どもたちに関わり続け現在に至る

 



 


満席のため受付終了
8月7日(月) セミナーコード212 / 研修室121-123(12階)

学ぶ力が子どもを支える -「子どもの側の問題」と立ち止まらない支援を目指して-

10:00-11:15 講義1 特別支援対象とされているのに「特別な支援」に出会えない子どもたち
11:30-12:45 講義2 「学べる」への見通しが、適応を支える
13:45-15:00 講義3 読み・書きに困難を示す子への支援①~事例から早期介入の効果と価値を考える
15:15-16:30 講義4 読み・書きに困難を示す子への支援②~成人のケースからその責任を考える

Invited Speaker 井上賞子先生(島根県松江市立意東小学校 自閉症・情緒障害 特別支援学級教諭)

井上先生からのメッセージ

 さまざまな要因が重なり、学年が進むごとに適応が下がっていくケースに出会うことがあります。時に教室を飛び出し、暴言を吐くといった姿が日常的になってしまった子どもに対して、「気持ちを受け止める」という名目で、課題を減らし難易度を下げ、「とりあえずこれが終わったら好きなことをしていい」という対応で日々をしのいでいく・・。緊急的にそうした対応が必要な時期もあるかもしれません。でも、それが常態化してしまうと、学習空白はどんどん広がり、居場所や選択肢を狭めていってしまいます。

 皆さんは、そんな子どもたちの姿を見ながら、「いったい自分に何ができるのだろう」そんなジレンマに陥ったことはないでしょうか?私はあります。そして、私が出会った子どもたちから教えられたのは、「自分も学べる」「できる」「わかる」という学習への見通しこそが、時に気持ちが揺れる中でも「ふんばる力」となって適応を支えていくということでした。 

 午前中のセミナーでは、適応が下がっていた子どもたちの実際の姿や、そこからどう学んでいったのかについて、具体的な手立てとその後の状況についてもお話ししながら、「この子にとっての学ぶ前提となる力とは?」「何が必要で、何が足りなかったのか」について考えていければと思っています。

 午後のセミナーでは、6歳と54歳という、対照的なケースを取り上げます。早期に介入することは、学びへのスムーズな参加を支え、選択肢を広げていきます。一方でそうした支えがないまま社会に出てしまうと、学習機会が保証されてこなかったことへの痛みが人生に及んでしまいます。どちらのケースについても知っていただくことで、「学ぶ力が子どもを支える」とはどういうことなのかを、感じていただければと思っています。 

 飛び出し、暴れる子どもたちの後を追って安全確保をしていくだけでなく、ぐるぐると回ってしまう負の連鎖を止めることはきっとできるはず、そう信じて、サブタイトルを「子どもの側の問題」と立ち止まらない支援を目指して、としました。「今、私たちにできること」を参加者の皆さんと一緒に考えることができる時間になればと思います。

【井上賞子先生のプロフィール】通常学級、通級指導教室を経て、現在に至る。特別支援教育士。特性のある子どもたちの学びを支える方法を模索しながら、教材開発を行っている。平成23年度より、東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが実施する情報端末の活用が障害を持つ子どもたちの生活や学習支援に役立つことを目指した実証研究「魔法のプロジェクト」に参加し、ICTを活用しての支援にも取り組む。著書に、『特別支援教育 はじめのいっぽ!』、『はじめのいっぽ! 算数のじかん』、『はじめのいっぽ!国語の時間』(学研)などがある。

 


 

 <8/7 セミナー終了後 16:45-18:15> 
スペシャルワーク「iPadで教材作成を体験しよう」

セミナー終了後、iPadでの教材作成のワークを行います。実際に端末を操作するため先着25名となります。下記の参加条件等をお読みいただき、参加ご希望の方は、セミナーと合せてお申込ください。

参加条件 :  ①本セミナー(井上賞子先生のセミナーコード212)にご参加の方
         ②ご自分でiPadが持参できる方
         ③事前に指定された無料アプリをインストールできること

申込方法 : ネット申込限定となります。
         
夏のセミナーお申込ガイド→ステップ2→ネット申込からお申込ください。
          セミナー終了後の「井上スペシャル」は、定員に達しましたので受付を終了しました(6/20)

参 加 費 : 3,000円  ※セミナー参加費と合わせてお振込みください。

 



           



8月8日(火) セミナーコード213 / 研修室121-123(12階)

子ども虐待の臨床 -トラウマ・アタッチメント・世代間連鎖を中心に-

10:00-11:15 講義1 社会問題としての子ども虐待 -その増加が意味するもの-
11:30-12:45 講義2 子ども虐待の心理的影響 -トラウマとアタッチメントを中心に-
13:45-15:00 講義3 虐待を受けた子どもの心理的回復の支援 -トラウマ・アタッチメント・自己を視野に入れて-
15:15-16:30 講義4 子どもを虐待してしまう親の心理的特徴 -「世代間連鎖」をどう読み解くか-

Invited Speaker 西澤 哲先生(山梨県立大学人間福祉学部福祉コミュニティ学科 教授)

西澤先生からのメッセージ

 子ども虐待に関連した児童相談所への通告件数は、1990年の1,101件から、2016年度には103,260件と大幅に増加しています。この増加は、児童虐待防止法の制定など関係者や市民の意識変化による部分もあると思われますが、それだけでこれほどの急増を説明することは困難であり、虐待やネグレクトなどの不適切な養育を受ける子どもの数が実質上増加していると考えられます。そして、この増加の背景には、社会や家族の病理の進行が推測されます

 保護者による不適切な養育は、子どもにとって慢性的あるいは反復性のトラウマ(心的外傷)体験となり、虐待的人間関係など対人関係の歪み、感情調整障害、自傷行為、反社会性など、子どもにさまざまなトラウマ関連障害をもたらします。また、虐待及びネグレクトという養育環境は、乳幼児期のもっとも重要な「精神的装置」であるアタッチメント(愛着)の形成に多大なる混乱をもたらします

 アタッチメントに問題を抱えた子どもは、いわゆるADHDや自閉症スペクトラム障害(とりわけ認知発達の遅滞を伴わない、いわゆるアスペルガー・タイプ)との鑑別が非常に困難な臨床像を呈すると考えられ、今日の発達障害の増加の背景に、虐待やネグレクトなどの環境因の問題が存在する可能性があります

 一方で、子どもを虐待する親は自分自身が子どもの頃に虐待されて育ったという、世代間連鎖と呼ばれる現象がありますが、こうした世代間連鎖が生じる背景にも、トラウマやアタッチメントの問題が存在するように思われます。

 このセミナーでは、子どもを虐待の増加の背景にはどのような社会的要因が存在するのか、虐待が子どもに与える心理的影響をトラウマとアタッチメントの観点からどのように理解し、その回復をどのように支援すればいいのか、そして、世代間連鎖を生じる親の心理的特徴はどのように理解されるのかなど、子ども虐待をめぐる臨床心理学および臨床福祉学の問題を検討する予定です。

【西澤 哲先生のプロフィール】大阪大学人間科学部行動学専攻卒業、サンフランシスコ州立大学大学院教育学研究科修士課程修了(カウンセリング専攻)。情緒障害児短期治療施設小松島子どもの家心理士、大阪府環境保健部精神保健室心理技師、大阪府立こころの健康総合センター心理技師、日本社会事業大学社会福祉学部専任講師、大阪大学大学院人間科学研究科臨床心理学講座助教授を経て現職、専門領域は臨床心理学、臨床福祉学。特に、虐待を受けた子どもの心理臨床及び生活臨床を専門とする。

 



           


満席のため受付終了
8月9日(水) セミナーコード214 / 研修室121-123(12階)

発達障害の脳科学講座 -基礎から学ぶ子どもの発達

10:00-11:15 講義1 脳から見た子どもの発達
11:30-12:45 講義2 脳科学で理解する不安、感覚過敏、パニックや多動
13:45-15:00 演習  脳機能を測る、鍛える!実践トレーニング
15:15-16:30 講義3 まとめ:子ども理解は脳理解から

Invited Speaker 成田奈緒子先生(文教大学教育学部特別支援教育専修 教授・小児科専門医)

成田先生からのメッセージ

 最近の脳科学の進歩はご存知のように目覚ましいのですが、その中でも注目なのは、脳機能はただ活性化していればよいというものではない、ということがわかってきたことです。特に発達段階にある子どもたちにおいては、障害があろうとなかろうと、「効率的に働く脳」を育てていくことがとても大事です。

 私たちはそこに着目して、最近、「脳の効率性」を数値化する方法を開発しました。驚くべきことに、この方法を用いると発達障害のある人を高い精度でそうでない人から見分けることができるのです。

 このセミナーでは、まずは基本的な子どもの脳の育ちについての講義で理解を深めていただいた上で、発達障害をめぐる最新の脳科学の研究データを交えながら発達障害やその他周辺の病態の理解を深めていただきたいと思っています。

 発達障害の子どもも、そしてそれ以外の子どもたちもしばしば示す、不安や攻撃性、感覚過敏やパニック、そして多動や注意集中の問題についても、すべてのナゾがほどけて「わかった!」となること請け合いです。

 さらに午後に予定している演習では、参加者ご自身の脳機能も実測実感してみましょう。きっと、これからの支援や子育てのヒントがみつかるはずです。今年も一日、どうぞよろしくお願いいたします。

【成田奈緒子先生のプロフィール】1987年神戸大学医学部卒業・医学博士。米国セントルイスワシントン大学医学部留学。獨協医科大学、筑波大学医学部を経て2005年より現職。大学で教育・研究活動を行う傍ら発達障害等の診療にあたる。2014年より親・当事者支援・相談事業「子育て科学アクシス http://www.kk-axis.org/」を開設。「8歳までの子どもの脳にやっていいこと悪いこと」(PHP社)、「睡眠時間を削らず塾にも行かず現役で国立医学部に合格した私の勉強法」(芽ばえ社)など著書多数。

 



           


満席のため受付終了
8月10日(木) セミナーコード215 / 研修室121-123(12階)

子どもの学びたいという気持ちをくすぐるしかけ -脳に汗をかく体験-


10:00-11:15 講義1 子どものこころとかかわる
11:30-12:45 講義2 認める言葉かけ・認める指導
13:45-15:00 ワーク ようこそ!ひらめき体験教室へ(協力:上村啓太先生)
15:15-16:30 講義3 子どもの言葉で問いを創(つく)る

Invited Speaker 鹿嶋真弓先生(高知大学教育学部附属教育実践総合センター 准教授)

鹿嶋先生からのメッセージ

 今回は、教育界を揺るがす教師の発想の転換と指導方法のスゴ技!
まるで天動説から地動説へコペルニクス的展開を目の当たりにできる内容となっています。

 子どもは生まれながらにして、『知の遊び』をしています。すべての五感を通して、自分や他者に『問う』のです。「不思議だなぁ~、なぜだろう?」と。子どもの口癖は「これなあに?」「なんで?」「どうして?」と、常に語尾に?マークがついています。つまり、「?」によって脳が刺激され、思考が促進されるのです。

 この指導方法は、『自分は何を知っていて、何を知らないのか』、『何を知りたいのか』、『何をどう学べばよいのか』などを、子どもたちが『問う』ことで自ら気づく方法です。私たちの研究グループでは、『問う力』は学びの本質であると考えています。『問いを創(つく)る』過程で子どもはメタ認知します。『自分は何を学びたいのか』に自然と気づきます。

 そして、主体的に学び始めようとします。この方法は、どの教科でも活用できる指導方法です。学校単位で、この方法を取り入れることにより、子どもたちの学びを深め、思考力をより一層高めることができると考えています。そのベースになるのが、子どものこころとどうかかわり、どのように認め、どのような言葉かけをし、認める指導をしていくかです。

 このセミナーでは、ウォーミングアップとして、「ひらめき体験教室」でたっぷりと脳に汗をかき、さらに、主体的・対話的で深い学びにつなげるため、『子どもの言葉で問いを創(つく)る』意義とその方法について紹介し、実際に参加者の皆さんご自身による体験を通して学んでいただきたいと思います。

 ぜひ、職場の仲間と一緒にご参加いただき、9月からさっそくご活用いただけるとうれしいです。セミナー会場でお会いできることを楽しみにしています。

【鹿嶋真弓先生のプロフィール】広島県生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。博士(カウンセリング科学)。都内中学校教諭、逗子市教育委員会教育研究所長を経て、2013年1月より現職。専門は、カウンセリング心理学、教育相談、学級経営。学級づくり、授業づくり、人づくりについてのワークショップを実施。主な著書は『中学生の自律を育てる学級づくり』(金子書房)、『学級経営ハンドブック』(図書文化)、『ひらめき体験教室へようこそ』(図書文化)他、著書論文多数。2016年秋、教師の技量向上に貢献するためのTILA教育研究所を高知市にて設立。http://tila.main.jp/

 



          



8月11日(金) セミナーコード216 / 研修室121-123(12階)

発達障害のある子どもの特性と成長過程での課題 -学校での対応を中心に-


10:00-11:15 講義1 自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもの発達特性
11:30-12:45 講義2 注意欠如・多動症(ADHD)のある子どもの特性理解
13:45-15:00 講義3 発達障害を抱えたこどもたちへの支援
15:15-16:30 講義4 発達障害と不登校・いじめ

Invited Speaker 荒木章子先生(北海道こども心療内科氏家医院 副院長・小児科医)

荒木先生からのメッセージ

 発達障害は、先天的な脳の機能障害によるものですが、その症状は一律のものではなく多彩で生活環境の影響も大きく受けます。また、見た目にわかりにくい症候が多いために、性格なのか症状なのかという点で悩まれる先生も多いと思います。

 何をもって支援が必要ではなく、集団の中で“普通に”指導していくべきなのか、もしくは支援が必要な状況と考えるのかという点は、誰が困っているのか・どう困っているのかという点に着目するということが重要です。

 さらに、発達障害を抱えたお子さんは、適切な時期に適切な支援を受けることができなければ、不登校などの二次的な問題を抱えてお子さんはもとより家族の生活や人生にも大きな影響をもたらすことになります。

 このセミナーでは、発達障害を抱えたこどもたちの特性と、成長過程での課題に焦点をあてて、特にASDとADHDを中心にして、特性のとらえ方や支援の方法などについて基本的な知識の整理から、具体的な対応の仕方までをお話したいと思います。また、二次的な問題として不登校やいじめの状態にある子どもたちも少なくありません。時間の許す限り、この不登校やいじめのトピックについてもお話し出来ればと思います。

【荒木章子先生のプロフィール】札幌生まれ。平成3年旭川医科大学医学部卒業。小児科専門医を取得後、平成8年より、サブスペシャリティーとして小児神経学を専攻。小児神経科専門医を取得後、平成14年より旭川医科大学に勤務し、平成19年より旭川医科大学病院小児科子どもの発達診療センターにて副センター長、旭川医科大学医学部小児科講師を務めた。平成27年4月より、医療法人社団北海道こども心療内科氏家医院に勤務



          



8月12日(土) セミナーコード217 / 研修室121-123(12階)

より丁寧な支援を目指す人のための発達障害の理解 -かかわり方と絡み方、考え方-


10:00-11:15 講義1 発達障害の理解と対応のコツ
11:30-12:45 ワーク レジュメのない事例検討会
13:45-15:15 講義2 事例検討から学ぶ
15:30-16:30 まとめ 参加者の皆さんと質疑

Invited Speaker 広瀬宏之先生(横須賀市療育相談センター 所長・小児精神神経科医)

広瀬先生からのメッセージ

 我々にとって、最大の学びは現場にあります。事例から教えられることは無限にあるのです。そこで今回は、普段は夜間ゼミで行っている事例検討会を中心にしたセミナーを企画しました。

 まず最初に、発達障害の基本的な事柄をお話しします。基本的なことが一番大切で、しかも、案外と伝えることが難しいものです。初心者の方にも、またベテランの方にも、両方に役に立つお話を工夫します。

 次はメインの事例検討会です。いつも夜間ゼミで行っている「レジュメのない事例検討会」です。フロアの皆さんは、耳からの情報を頼りに、想像力をフル回転させ、事例のイメージを創っていってください。余裕のある方は、事例提示者と講師の視覚的な変化にも気を留めてください。

 午後の最初のコマでは、事例検討会から学ぶことをお話しします。ケースへの関わり方、言葉のかけ方、解釈の仕方、支援の工夫など、当日の題材から大切なポイントをお話しします。

 最後は、フロアの皆さんとの質疑応答です。ケース検討会からの連想・質問など、どうか遠慮なくご発言ください。夏の暑い一日、皆さんと過ごせることを楽しみにしています。

【広瀬宏之先生のプロフィール】1995年に東京大学医学部卒業。同小児科・大学院、国立成育医療センターこころの診療部、フィラデルフィア小児病院などを経て、2008年より現職。2015年から放送大学客員准教授兼務。医学博士、小児神経専門医、小児精神神経学会認定医。著書に『図解 よくわかるアスペルガー症候群』、『もしかして、アスペルガー?と思ったら読む本』、『自閉症のDIR治療プログラム』(翻訳)、『こころの病への発達論的アプローチ』(監訳)、『発達障害とのかかわり』(神田橋條治氏との共著)など。


ご参加にあたって
1. このセミナーへの参加は、「守秘をお約束いただける方」に限らせていただきます。
2. 守秘義務厳守の理由により、当日受付にて、誓約書に署名していただきます。

 



           



8月13日(日) セミナーコード218 / 研修室121-123(12階)

“幸せに生きる力”を育む -支援から「共生」へ 、 障害から「生涯」へ-

10:00-11:15 講義1 子どもと親の本音~多面的なアセスメント~
11:30-12:45 講義2 現場で見つけた素敵な支援
13:45-15:00 講義3 授業力と学校力をつけるために
15:15-16:30 講義4 自尊感情と“幸せに生きる力”

Invited Speaker 安部博志先生(筑波大学附属大塚特別支援学校 主幹教諭 文京区専門家チーム)

安部先生からのメッセージ

 私は、地域のコーディネーターとして、これまで十数年にわたり園や小中学校の現場をみてきました。支援を必要としている子どもたちが適応できるクラスには、共通点があることに気づきました。教室の空気が軽い、授業が分かりやすくて魅力的、多様性を認め合う雰囲気がある、先生のチームワークとフットワークがいい…。このようなクラスや学校には、いじめや不登校、学級崩壊が極端に少ないことに気づきました。今日的な教育問題を解決するヒントが、ここにあります。 

 かつて支援していた子も、すでに大人です。彼らのたどってきた人生を振り返るとき、つくづく感じるのは、単に知識やスキルを高めるだけでは幸せに生きてはいけないという事実です。支援の併せ技として、「幸せに生きる力」を支援者が意識できるかどうかが鍵です。

 すなわち、意欲がある、趣味や生き甲斐をもっている、自分が好き、自己決定できる、人と折り合いをつけることができる、困った時に周囲に援助を依頼できる、不安や怒りを抑制できる、辛い時にドンマイと言える、周囲の役に立っている自分を実感できる…。

 支援を工夫し子どもを成功体験に導くことで、『わたしもOK、あなたもOK!』という心の在り様に導くことこそ、特別支援教育のゴールではないでしょうか。

 このセミナーでは、子どもや親の本音について考えることからスタートしたいと思います。そして、子どもの捉え方や教材教具の工夫、合理的配慮の実際、授業改善の進め方、インクルーシブ教育などについてお話したいと思います。そして、時間の許す限り、発達障害のある子どもの自尊感情を育む教育プログラムやストレスマネジメントなどについても、お話します。

 学校現場に多く関わっている者として、いつも考えていることを本音で率直に語りたいと思います。よろしくお願いします。

【安部博志先生のプロフィール】趣味は、釣りと温泉、天体観測とシャネル(車寝る)。モットーは、「ストレスも給料のうち、心のメンテナンスは仕事のうち」。通常学級、盲学校、特別支援学級、特別支援学校の担任を経て、2003年より地域の特別支援教育コーディネーターとして、子どもと保護者、園や小中学校等の支援にあたっている。著書は、『使ってみたら“できる”が増えた 発達障害の子のための“すごい道具”』(小学館)など。Tobiraco(トビラコ)から、念願の教材を発売した。

 






 神奈川LD協会 夏の特別企画 

8月15日(火)
 10:00-13:00 / 研修室121-123(12階)


ゆびとまSG おさらい夏期講習
「いじめのないクラスづくりを目指して」



プログラム(予定)

拡大版ゆびとまSG

ゆびとまSG「いじめのない心地よい学校/学級風土をつくる9つの要素」について、ディスカッションを行う予定です。

アメリカのいじめ対応の取り組みから学ぶ

セーフ・スクール・アンバサダーという取り組みを、「バックグラウンド」・「コンセプト」・「ワーク体験」の3つの観点から参考にすることで、日本の学校で活かせるエッセンスを検討したいと思います。

   Invited Facilitators ゆびとまSGメンバー&LD協会職員



参加費
 
 500円(資料代として)

  ※当日会場にてお支払いください。




●申込方法

  夏のセミナーお申込ガイド→ステップ2→ネット申込からお申込ください。


※詳しい内容はこちらからどうぞ。夏の特別企画














 第Ⅲ期 8月16日(水)~8月25日(金)

8月16日(水) セミナーコード301 / 研修室121-123(12階)

虐待やネグレクトを受けた子どもへの対応-学校や幼稚園・保育所でのかかわりを中心に-


10:00-11:15 講義1 
子ども虐待の基礎知識
11:30-12:45 講義2 発達障害と子ども虐待
13:45-15:00 講義3 機関連携の中での虐待対応
15:15-16:30 講義4 保護者にかかわるために

Invited Speaker 玉井邦夫先生(大正大学心理社会学部臨床心理学科 教授)

玉井先生からのメッセージ

 
子ども虐待は、増加の一途をたどっていて、現場にもその対応は待ったなしの課題として突きつけられています。しかし、現実の問題として、今、何を見て、何を考えていけばいいのかということに困惑している先生方も多いと思われます。

 
私は、これまでに5つの市区町村の虐待防止スーパーバイザーとして、学校を含めたケース会議や個別的な対応に当たってきました。そこでの経験から言えるのは、虐待の問題は、実は特別支援教育とも不可分の問題だということです。発達障害と虐待的養育との結びつきは、さまざまな意味で、そして、きわめて密接なのです。その意味で、学校や保育園は子ども虐待の問題と無縁でいることはあり得ません。しかし、それと同時に、学校や保育園が子ども虐待の問題に単体で取り組むということも、不可能なことなのです。

 
虐待が子どもに及ぼす影響を「トラウマ」という言葉で語るとすれば、学校が直面する子どものトラウマとは、虐待のみならずいじめの対処や自然災害で被災した子どもたちへの対応とも本質的な関連を持っています。発達障害、子ども虐待、いじめ、被災でのトラウマなど、そのすべてに共通する枠組みが「こころの安定」ということになるのではないでしょうか。

 
今回のセミナーでは、こうした広範囲の一見して別々に見える課題をひとつの視点で統合していく考え方をご紹介します。当日は、被虐待児童生徒の事例をとりあげながら、児童生徒指導・進路指導・特別支援教育などとの深いつながりを理解していくことで、参加される皆さんのそれぞれの立場によって、実践に活用していただける知見をお届けしていきたいと思っています。

 



 



8月17日(木) セミナーコード302 / 研修室121-123(12階)

本当はあまり知られていないダウン症のはなし -ダウン症は「わかって」いない-


10:00-11:15 講義1 
ダウン症 -「知的障害」ではすまされないその「特性」-
11:30-12:45 講義2 
ダウン症支援の課題 -青年期から成人期を見通して-
13:45-15:00 講義3 ダウン症の家族支援
15:15-16:30 講義4 出生前診断をめぐって -近代科学と障害者観-

Invited Speaker 玉井邦夫先生(大正大学心理社会学部臨床心理学科 教授・日本ダウン症協会 代表理事)

玉井先生からのメッセージ


 近年、ダウン症を中心とした新しい出生前診断技術の登場が報道されました。その後、「ダウン症薬の治験開始」という報道もなされました。当事者にとって騒動としか言いようのないこの事態に対処する中、ダウン症がいかに知られていないかということを痛感させられました。そして、それは決して一般市民の問題ではなく、実は支援者と呼ばれる方たちでも同様の実態があるのではないかとも思わされました。

 ダウン症はその数の多さもあり、早くから早期療育が唱えられ、あたかも解明されたかのような印象を持たれています。しかし、この10年ほどの間に、成人期を中心にあらためて「ダウン症は難しい」という声が現場から聞かれるようになりました。ダウン症はどうしても「知的障害」という括りで語られてしまいますが、支援の実態を細かく検討していくと、決してそうではないことに気づきます。

 このセミナーでは、ダウン症についてさまざまな角度から見直す機会を提供したいと考えています。そのため、ダウン症を「知的障害」という括りから解き放って、生涯発達の視点からさまざまな支援の糸口を検討します。また、常にダウン症が出生前診断の対象として取りざたされる背景に何があるのかについても私見を述べたいと思います。LD協会のセミナーとしてはテーマが異質と思われるかもしれませんが、ダウン症ほど知られた状態についてすら今も多くの誤解に囲まれているという発見を通じて、「発達障害」についても思いをはせていただきたいと思います。

【玉井邦夫先生のプロフィール】1959年生まれ。東北大学大学院修了後、情緒障害児短期治療施設にセラピストとして勤務。その後、山梨大学教育人間科学部准教授のあと現職。公益財団法人日本ダウン症協会代表理事。著書に『発達障害の子どもたちと保育現場の集団づくり 事例とロールプレイを通して』(かもがわ出版、2009年)、『ダウン症の子どもたちを正しく見守りながらサポートしよう』(日東書院本社、2012年)、『本当はあまり知られていないダウン症のはなし・ダウン症は「わかって」いない』(神奈川LD協会、2015年)など

 



 



8月18日(金) セミナーコード303 / 研修室121-123(12階)

子どもの学びや育つ力を支える「楽しい遊び」の教材化を追求する
                   -通級指導教室・特別支援学級での実践を中心に-


10:00-11:15 講義とワーク1 「楽しい遊び」の教材化とめあての設定について考える
11:30-12:45 講義とワーク2 子どもの特性と教材のマッチングについて探る
13:45-15:00 講義とワーク3 教材化の失敗をポジティブに分析する
15:15-16:30 講義とワーク4 「楽しい遊び」を子どものニーズにすり合わせる教材化を実践する。

Invited Speaker 
清岡憲二先生(岡山県教育委員会特別支援教育課 総括副参事)

清岡先生からのメッセージ


 世にあふれる「こんな子にはこんな指導を!」といった書籍。すごく面白そうだと思って教室でやってみたのに、今ひとつ子どもの反応がしっくりこないなぁ、と感じたことがありませんか?今回は、「面白そうな遊びを使って、子どもとの楽しい学びを成功させるコツ」について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

 午前は、「楽しい遊び」を教材にするためのコツについて、「めあて」をキーワードに皆さんと考えた後、よくある「楽しいゲームを用意したのになんだか子どもが乗ってこない」状態について、子どもの特性と教材のマッチングという視点からお話しします。

 午後は、実際にいくつかのゲームを使って、教材化したときに失敗しやすいところと、その失敗を回避して子どもと楽しい学びを成立させるためにどんなことが考えられるか、ディスカッションを通して考えを深めたいと思います。最後にまとめとして、楽しい活動と子どもがうまく出会って学びにつながるよう、「楽しい活動」の教材化についてワークで実践してみたいと思います。

 2学期に子どもと会うのが楽しみになるような「教材」を用意して、みなさんのお越しをお待ちしております。

【清岡憲二先生のプロフィール】岡山県生まれ。臨床発達心理士。岡山大学教育学部卒業後、岡山大学教育学部附属教育工学センター 助手、市立小学校教諭(通常学級・特別支援学級担任、通級指導教室担当)、岡山県玉野市教育委員会指導主事を経て、2016年より岡山県教育委員会に勤務。指導主事として岡山県の特別支援教育の推進に従事。『特別支援教育ONEテーマブック3:気になる子の将来につなげる人間関係づくり』(学事出版)等に寄稿している。

 



 



8月19日(土) ★セミナーコード304★ / 研修室121-123(12階)

4月からはじめてみましたMIM -初期段階での確認と軌道修正-

10:00-11:15 講義1      
基礎理論の復習・1stの振り返り(確認と修正)
11:30-12:45 講義2と演習1 
アセスメント概要演習①(アセスメントの見方と討議)(協力:栗原光世先生)
13:45-15:00 講義3と演習2 
アセスメント概要演習②(     〃      )(    〃    )
15:15-16:30 講義4      
2学期3学期に向けて・2nd/3rdの取り組みの仕方を中心に -通常学級での取り組み-

Invited Speaker 
海津亜希子先生(国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)

海津先生からのメッセージ

 
多層指導モデルMIM(ミム)とは、通常の学級において、異なる学力層の子どものニーズに対応した指導・支援を提供していこうとする学力指導モデルです。数年にわたる研究をもとに開発しました。このモデルでは、子どもが学習につまずく前に、また、つまずきが深刻化する前に、指導・支援を行うことを目指しています。そこで、通常の学級の中で、簡便に実施可能なアセスメントとリンクさせながら、いつもの授業の中で、質の高い、科学的根拠(エビデンス)に基づいた指導を、いかに実施していくのかについて焦点を当てます。特に、学習の入門期でもあり、その後の学習の土台を築く上で重要である低学年での読みの指導を取り上げ、教材などもご紹介していきます。

 
このセミナーは、4月から実際にMIMをはじめられた先生方に向けて企画をしました。MIMの基本的な理念を再度確認するとともに、効果をあげる上で欠かせないMIM-PMアセスメントについて重点的に学ぶ機会とします。アセスメント結果をどう見取り、指導につなげていくか学んでいきます。また、2学期から本格的に開始される2nd・3rdステージ指導に向けてのポイントについても取り上げます

【海津亜希子先生のプロフィール】東京都生まれ。博士(教育学)。特別支援教育士スーパーバイザー、臨床心理士、学校心理士。文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」協力者会議特別協力者。東京都教育委員会「発達障害のある児童・生徒の指導方法の研究・開発事業」検討委員会委員。著書は『多層指導モデルMIM読みのアセスメント・指導パッケージ』(学研教育みらい)、『個別の指導計画作成ハンドブック:LD等、学習のつまずきへのハイクオリティーな支援』(日本文化科学社)など著書論文多数。

月からMIMをはじめたばかりの方を主な対象とした内容です。


 




 



8月20日(日) セミナーコード305 / 研修室121-123(12階)

発達障害のある子の育ちにおけるこころの問題の理解と対応

10:00-11:15 講義1 
発達障害のある子の育ちと親の子育て
11:30-12:45 講義2 
発達障害のある子の精神症状とその表現
13:45-15:00 講義3 
発達障害の自己肯定感と自己効力感
15:15-16:30 講義4 発達障害の事例理解の方法論・質疑応答

Invited Speaker 岡田 俊先生(名古屋大学医学部附属病院 親と子どもの心療科 准教授)

岡田先生からのメッセージ

 
発達障害のある子は、幼少期の早い段階から脳の働き方に特徴があり、そのために物事のとらえ方や行動のパターンに違いがあります。そのため、その子の特性を知り、特性に応じた対応をとることが重要と言われてきました。

 
しかし、ここで忘れてならないのは、発達障害のある子の「こころの発達」という心理的側面の理解です。発達障害という存在は、親の子育て、子の育ちに少なからず影響を与え、親子の分離、発達課題でのつまずき、自己有能感のはぐくみ、ひいては将来の自己実現に至るまで影響を与えます。そこに、うつや双極性障害などの気分障害をはじめとする精神疾患が合併する場合には、さらに自己像が揺れ動いたり、衝動的な振る舞いが増えることになり、二次障害のあり方はさらに複雑になっていきます。つまり、子どもたちの教育や発達支援にかかわる仕事に就いている私たちは、生物学的側面と心理学的側面、そして、その子と親、仲間、学校、地域社会など、さまざまな中で重層的に子の育ちをみていく必要があるのです。

 
今年のセミナーでは、発達障害のある子の育ちを考え、その中で個別に対応していくためのケース理解の基本となる姿勢を参加される皆さんとともに学んでいきたいと思います。

【岡田 俊先生のプロフィール】大阪府生まれ。児童精神科医。医学博士。臨床心理士。京都大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院精神科神経科入局。その後、光愛病院、京都大学大学院医学研究科博士課程脳病態生理学講座(精神医学)、京都大学医学部精神医学教室助手、院内講師、講師を経て、2011年4月より名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科講師、2013年4月より現職。専門は、児童精神医学、認知神経科学、臨床精神薬理学。著書論文多数。

 



 



8月21日(月) ★セミナーコード306★ / 研修室121-123(12階)

子どもの言語発達とコミュニケーション支援
             -適切なかかわりから始まる、楽しくて豊かな子どもとの関係-


10:00-11:15 講義1 
ことばとコミュニケーションの発達① -語彙・統語編-
11:30-12:45 講義2 
ことばとコミュニケーションの発達② -書き言葉編-
13:45-15:00 講義3 
話し言葉・書き言葉への気づき -ことば・文・書き言葉の指導の基礎-
15:15-16:30 講義4 
楽しくコミュニケーション -わかっていてもおしゃべりが難しい子どもの指導-

Invited Speaker 
川崎聡大先生(東北大学大学院教育学研究科人間発達臨床科学講座 准教授)

川崎先生からのメッセージ

 
現在は大学に勤務していますが、長らく地域の療育センター、病院で言語臨床に携わっていました。前職の大学でも地域の子どもたちの心理・言語面の相談指導に携わっていました。自分の指導や関わりが本当に子どもたちにとって良いものであったのか、検証するために大学院で学びなおしました。よって、研究は少しでも自分の腕を磨き子どもに資するために行うもの、自分の歩みを振り返るための手続きだと思っています。実際の臨床で感じたこと、自分なりに検証を行ったことをお話させていただき、少しでも皆さんの日々の指導、教育、臨床、関わりに役立てていただければと思います。近年、ディスレクシアをはじめ発達障害の理解の浸透により様々な専門的アプローチが提供されるようになりました。この講座では一歩距離を置いて、ことばの指導の本来の目的に立ち返りたいと思います。

 「聞く」「話す」「読む」「書く」ことの発達と指導をしていくうえで知っておくべきこと、特に就学前から就学期(その段階にある子ども)の特徴や実際の生活場面への役立て方について学習していきたいと思います。

【川崎聡大先生のプロフィール】岡山大学教育学部卒業、兵庫教育大学大学院修士課程修了。病院や現場の療育機関で言語指導に携わる。その後、岡山大学大学院博士課程医歯学総合研究科入学。岡山大学病院言語聴覚外来、総合リハビリテーション部で発達障害から成人の高次脳機能障害の方の臨床に広く携わる。博士(医学)。その後、富山大学人間発達科学部に異動し平成27年より現職。臨床発達心理士、言語聴覚士。専門は言語聴覚障害学全般、神経心理学。読み書きだけでなく、ことばの発達に遅れがある子どもの指導



 



8月22日(火) ★セミナーコード307★ / 研修室121-123(12階)

1年以上やってますMIM -アセスメントの実践的な活用と連動した指導-

10:00-11:15 講義1      基本的な考え方の復習
11:30-12:45 講義2と演習1 アセスメント実践演習①-見方・指導への活用-(協力:杉本陽子先生)
13:45-15:00 講義3と演習2      〃       ② & MIMデジタル版    (    〃       )
15:15-16:30 講義4      学校現場の指導につなげる方略

Invited Speaker  海津亜希子先生(国立特別支援教育総合研究所 主任研究員)

海津先生からのメッセージ

 自治体としてMIMに取り組むところも増えてきました。また、国語の教科書にもMIMの指導法が一部採用されてきました。一人ひとりの状態像を丁寧に把握し、ニーズに応じた指導支援を届けること。学習につまずく前に、ニーズを的確に察知し、先回りの指導・支援を行うこと。そして、子どもも先生も、学ぶ楽しさや教える楽しさ、学びから得られる自信を実感すること。こうしたことをMIMでは大切にしています。

 このセミナーでは、3rdステージ指導まで一通り取り組まれた先生方を対象としています。MIMによる効果を最大限に子どもたちに届けていくためには、MIM-PMアセスメントの十分な活用が不可欠になります。そこで、より深いアセスメントの見取りと指導への活用を考えていきます。さらに、昨年度開発されたMIMデジタル版の活用方法、実践事例についても紹介していきます。MIM-PMの結果や、MIM-PMの結果から作成される個別の配慮計画をどう読み取り、指導に活かしていくか、皆さんと一緒に考えながら、子どもたちにより合う指導のあり方を探っていきます。

 MIMを既に実践されている方、2ndステージ指導や3rdステージ指導の実践で苦戦されている方、MIMを校内全体で取り組んでいくことについて思案されている方、この夏も多くの皆さんにご参加いただくことを願っています。

【海津亜希子先生のプロフィール】東京都生まれ。博士(教育学)。特別支援教育士スーパーバイザー、臨床心理士、学校心理士。文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」協力者会議特別協力者。東京都教育委員会「発達障害のある児童・生徒の指導方法の研究・開発事業」検討委員会委員。著書論文多数。

※MIMをすでに年以上取り組まれている先生方を対象とした内容です。


 



 



8月23日(水) ★セミナーコード308★ / 研修室121-123(12階)

読み書きが苦手な子どものアセスメントと学び支援 -誤り分析の結果を指導に活かす-

10:00-11:15 講義1 読み書きのつまずき -かな文字を中心に-
11:30-12:45 講義2 読み書きのつまずき -漢字を中心に-
13:45-15:00 演習1 漢字の誤り分析にチャレンジ!
15:15-16:30 演習2 事例分析 -誤り分析から具体的支援へ-

Invited Speaker 村井敏宏先生(奈良県平群町立平群小学校ことばの教室 教諭)

村井先生からのメッセージ

 読み書きのつまずきは、いろいろな段階で起こってきます。文字を覚えはじめる段階、ことばを読んだり書いたりする段階、読解・作文の段階など…。また、かな文字と漢字でもつまずきの現れ方は違ってきます。読み書きのつまずきの背景にはいろいろな問題があります。文字の読みの困難さ、注意集中の苦手さ、視覚的な弱さ…、その背景の問題を的確にアセスメントする事が重要です。

 心理検査をするにはハードルが高い…、日常の指導の中で実態把握がしたい…、そんなとき役立つのが「誤り分析」の視点です。日常的な日記や作文を通しても「誤り分析」はできますが、もう少し客観的な視点を入れるとそれがより確かになります。

 このセミナーでは、まず最初に講義形式で「読み書きのつまずきは、どうして起こってくるのか」、「読み書きのつまずきは、どのような形で現れるのか」について、かな文字と漢字に分けてお話します。午後の演習では、「誤り分析」を取り入れ、通常学級の中で行える簡便なテストをご紹介し、実際に子どもの誤りを分析していく演習を通して、子どもの特性に応じた教材の選択や指導法を考えていきます。読み書きの学習は、すべての子どもたちが日々行っていくものです。そのつまずきに対する支援を考えていくことは、どの子にもやさしいユニバーサルデザインの教育につながります。多くの方のご参加をお待ちしています。

【村井敏宏先生のプロフィール】奈良県生まれ。広島大学教育学部卒。特別支援教育士スーパーバイザー・言語聴覚士。大阪教育大学特別専攻科(竹田契一研究室)に内地留学後、1986年度より「ことばの教室」を担当、現在に至る。読み書き障害(ディスレクシア)の指導と研究、教材開発にあたる。『読み書きが苦手な子どもへの〈漢字〉支援ワーク』(明治図書)、『誤り分析で始める!学びにくい子への「国語・算数」つまずきサポート』(共著、明治図書)などの著書がある。

 



 



8月24日(木) セミナーコード309 / 研修室121-123(12階)

ひとつ先を考える自閉スペクトラム(ASD)とADHDの支援
                      -現場で起こっている混乱とナゾを解き明かす-


10:00-11:15 講義1 変異として理解する自閉スペクトラムとADHD
11:30-12:45 講義2 二次的に生じやすい併存障害
13:45-15:00 講義3 自閉スペクトラム・ADHDの人の育て方、つきあい方
15:15-16:30 まとめ こんなとき、皆さんの現場ではどうする?

Invited Speaker 本田秀夫先生(信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部 部長・診療教授)

本田先生からのメッセージ

 
自閉スペクトラムの人たちやADHDの人たちは、多くの人たちにとって理解が難しく、接し方がわからないとの声をよく聞きます。彼らの物の考え方、感情の動き、そして発達のプロセスを、従来の認知心理学や発達心理学の枠組みに当てはめて理解しようとすると、さまざまな不可解な現象に出会います。自閉スペクトラムやADHDの子どもたちをこうした既存の枠組みに当てはまるように育てることは二次障害の原因となりますし、自閉スペクトラムやADHDの大人の人たちに非自閉スペクトラム・非ADHDの文化を押しつけることは重大な人権侵害です。自閉スペクトラムの人たちやADHDの人たちに関わる皆さんが現場で漠然と感じる違和感は、自閉スペクトラムやADHDを「病気」ではなく「変異」と考えることによって解消するかもしれません。

 
このセミナーでは、変異としての自閉スペクトラムおよびADHDの特性を解説し、具体的な生活上のエピソードを挙げながら自閉スペクトラムおよびADHDの人たちの発達プロセスと認知および感情の特徴について理解を深めます。後半では、現場でよく遭遇する問題についてワークを行いながら考えていきます。

【本田秀夫先生のプロフィール】
大阪府出身。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科および国立精神・神経センター武蔵病院を経て、横浜市総合リハビリテーションセンターで約20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。山梨県立こころの発達総合支援センター所長を経て、2014年より現職。専門は発達精神医学。著書は、『自閉症スペクトラム-10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体-』(SB新書)、『子どもから大人への発達精神医学-自閉症スペクトラム・ADHD・知的障害の基礎と実践-』(金剛出版)など。

 



 



8月25日(金) ★セミナーコード310★ / 研修室121-123(12階)

みんなで「からだづくり」と「こころほぐし」
            -体を動かすワークから学ぶ、ちょっと気になる子どもの捉え方-


10:00-11:15 講義と実技1 学びの根っこ「からだとこころ」
11:30-12:45 講義と実技2 やってみよう!「からだづくり」

13:45-15:00 講義と実技3 ゆるめてみよう!「こころほぐし」
15:15-16:30 講義と実技4 からだに気づく・こころを感じる
       ※ワークを中心としたセミナーとなります。


Invited Speaker 中尾繁樹先生(関西国際大学教育学部 教授)


中尾先生からのメッセージ

 最近の子どもたちを見ていると、「平仮名や漢字がうまく書けない」「姿勢がすぐに崩れてしまう」「休み時間からの切り替えができにくい」「人の話が最後まで聞けずすぐ騒ぎ出す」など、学習や規律に関する問題も見られるようになってきました。特に小学校低学年において、話を聞くための姿勢保持が難しい様子や、鉛筆をうまく握れずに力の加減ができにくい様子、階段では手すりを使い、靴はしゃがみ込んで履くといった、身体や運動発達の未熟さを感じる状態を多く目にするようになりました。

 今回は「なぜ子どもたちの身体が変化してきたのか」「学びや日常生活の基本となるからだつくりとこころほぐしがなぜ必要なのか」等を演習や実技をまじえて一緒に考えていきたいと思います。


【中尾繁樹先生のプロフィール】
特別支援教育士スーパーバイザー。大阪教育大学卒業後、神戸市立養護学校や小学校に勤務。その後、神戸市教育委員会特別支援教育課指導主事、2004年こうべ学びの支援センター指導主事兼務を経て、2008年から現在に至る。現職のほか、同志社女子大学、神戸親和女子大学、九州医療スポーツ専門学校他非常勤講師。前文部科学省「学習指導要領改善のための調査研究」委員。日本小児科学会「学校保健と心の問題委員会」専門委員など。

 







 第Ⅳ期 
 
8月26日(土)~8月27日(日)
 
セミナーコード401 / 研修室121-123(12階) [80人限定]

楽しく学ぶ子どもの個別ニーズに合わせた指導の作り上げ・組み立ての仕方
               -子どもに合わせる・学習のスタイルを変える・気づきを重ねる-


1
日目 8/26()


10:00-12:45 午前の部 講義とワーク1 子どものニーズを理解し、子どもに合わせた指導理論・考え方
13:45-16:30 午後の部 講義とワーク2 子どもの個別ニーズの見立て

【希望者のみ】16:45-17:30 イブニングトーク「もっとあなたに近づきたい…人間・向井義の源流を探る」


2
日目 8/27()


10:00-12:45 
午前の部 講義とワーク3 
指導プログラム構築の作成と実施

13:45-16:30 午後の部 講義とワーク4 子どものつまずきに合わせた指導支援の提案

Invited Speaker 
向井 義先生(株式会社 薫化舎コンサルタンツ代表取締役会長・薫化舎グループ代表)


向井先生からのメッセージ

 非行・犯罪や引きこもりなどの社会不適応状態に置かれている青少年や成人の方々に対する指導はとても難しい、というイメージを持たれている方が多いと思います。確かに非行・犯罪のケースでは、彼らはうそや反抗、暴力などの反社会的行動をベースとして大人に対応しやすい傾向がありますので、怖いとか難しいと感じられるのは当然です。しかし、もう一歩深く踏み込んで彼らを理解すると案外、優しくて、さびしがり屋さんで、おっちょこちょいで、勉強ができなくて悩んでいたり、対人関係で悩んでいたり、思わぬ才能があったりと、人間として素朴でよい部分がたくさん隠れています。これをうまくいかせていけるように働きかけることができれば、反社会的行動が向社会的行動へと変化し、社会不適応の状態から良い方向へライフコースが転換されやすくなって人生が豊かになっていきます。

 引きこもりの青少年や成人の方についても、窃盗や家庭内暴力などの反社会的行動が隠れていることも多く、心身や対人関係の不安定、摂食障害、睡眠障害、発達障害などの課題も多く見られます。じっくりとお話を聞いて、さまざまな角度から分析していくと意外と簡単に克服しライフコースが豊かに広がっていくことも多くあります。これもいかに私たちが、本人のニーズや悩みを理解できるかにかかっていると言っても過言ではありません。

 今回のセミナーでは、彼らのライフコースがどのように変化していくかを様々なケースを通しながらニーズ等を解説していくとともに、私が実際に非行少年の反社会性や犯罪者的な思考に対して指導したケースを、ロールプレイ(関係者が少年役や成人役としてお手伝いしてくれます。ただし全員関西弁となりますので、お聞き苦しい点もあるかと思いますが、ご了承いただければ有り難く思います)で再現し、そのポイントや狙いについて解説しながら、皆さんと楽しく意見交換や交流ができればと考えています。


【向井 義先生のプロフィール】
国家公務員Ⅰ種職員として法務省採用、東京矯正管区、大阪矯正管区、広島矯正管区の専門職、課長等、多摩少年院、浪速少年院、宇治少年院等の少年院において、統括専門官、教育調査官、首席専門官、次長等を歴任。人事院法務教官採用試験委員、北海道大学学外研究員等。失職後、特別支援学校専門委員、地方自治体事業団顧問、(株)MALCA顧問等のほか、現在、(株)アジア生活アシスト研究社主、(株)薫化舎コンサルタンツ会長、薫化舎®グループ代表。


ご参加にあたって
1. このセミナーへの参加は、「守秘をお約束いただける方」に限らせていただきます。
2. 守秘義務厳守の理由により、当日受付にて、誓約書に署名していただきます。

 





■会場&時間



会場:ゆめおおおかオフィスタワー12階 ウィリング横浜 (会場地図はこちら)

時間:10:00~16:30
<午前の部> <午後の部>
 講義・演習など 10:00~11:15  講義・演習など 13:45~15:00
(休憩 15分間)
(休憩 15分間)
 講義・演習など 11:30~12:45  講義・演習など 15:15~16:30
(昼休み)

※時間配分は、当日の進行・内容により変更があります。







<新規入会>
申込

ご入会はこちらから






「入会手続完了」
メール受信後、

ステップ 2
進んでください。

 A. ネット申込
  →参加区分ごとの申込ボタンをクリック!
正会員 賛助会員 一 般 ユース
正会員・賛助会員での申込には、
「会員番号(4ケタ)」が必要です
  「年齢制限あり」
1991年(平成3年)以降に
生まれた方
 B. メール または FAXによる申込
  →下記の①~⑦を明記の上、送信ください。

① 参加希望のセミナーコード (例.101、102…)
② 氏名 (ふりがな と 漢字)
③ 「一般」・「正会員」・「賛助会員」・「ユース」の区分
④ 所属(学校名、施設名など) ・ 職種(通常学級担任、特別支援学級教諭、通級教諭など)
⑤ 自宅の郵便番号・住所・電話番号(携帯可) 【FAX申込の方は、FAX番号も明記ください】
⑥ 振込先の金融機関名(三菱東京UFJ銀行 または 横浜銀行 または 郵便振替)
⑦ 【該当者のみ】 SENS番号
(すでに特別支援教育士・同SVの方で、資格更新ポイントが必要な方のみ)


       






■とっても大切なお知らせ


<セミナー開催前>

・ 空席情報は、ホームページ上で随時お知らせします。お電話での確認も承ります。

・ 受講証(参加証)はありません。当日、受付にてお名前をおっしゃっていただくことで、入場できますが、
  念のため振込の控え(コピー可)をご持参されることをおすすめします。

・ 参加費は返金致しかねますが、セミナー3日前まで他セミナーへの振替を電話又はメールにて承ります。

<セミナー当日>

・ 受付開始時刻は午前9時20分です。

・ 悪天候により開催の可否が不明な場合、当協会フェイスブック及びツイッターにてお知らせします。
 また、同様に悪天候によりセミナーが中止となった場合、返金又は振替の対応を致します。

<お支払関係>

・ 学校や機関による公費支払の関係で、事前に請求書などの会計書類が必要な方は、ネット申込の所定欄にご記入いただくか、当協会までお知らせ下さい。なお、領収書は、セミナー受付にてご用意しております。








■参加費



<7/22~8/25 セミナーコード101~310(1つのセミナーコードにつき)>

区分


6月30日振込分まで
(ワンコイン早割※3

7月1日以降 

一般


9,500円

10,000円 

賛助会員
※1

8,400円

8,500円 

正会員
※1

4,900円

5,000円 

ユース
(YOUTH)
※2


2,400円

 2,500円


<8/26・8/27 セミナーコード401(2日間)>

区分

 
6月30日振込分まで
(ワンコイン早割※3) 
7月1日以降  

一般

 
 
17,500円


 18,000円
 
賛助会員
※1

 
16,400円

 16,500円 
 
正会員
※1

 
8,900円

 9,000円 
 
ユース
(YOUTH)
※2

 
4,900円

 5,000円

 ※1  神奈川LD協会の正会員・賛助会員です。
 ※2  「ユース(YOUTH)」は、誕生日が1991年(平成3年)以降に生まれた方を対象にした若手応援型の区分です。受付にて「写真付の生年月日が分かるもの(運転免許証・学生証など)をご提示ください。
 ※3  「ワンコイン早割」は、6月30日振込分まで適用となります。期日以降入金の場合、会場にて差額をお支払いください。



<正会員限定パスポート>

区分


サマーパスポート7(SP7)
<7セミナーに参加可能>


サマーパスポート15(SP15)
<15セミナーに参加可能>


正会員

 30,000  
60,000円


ネット申込の場合は該当箇所の □ に ✔ を、メール・FAX申込の場合は、
「SP7」または「SP15」+参加希望のセミナーコードを明記してください。
※井上スペシャルは別途参加費が発生します(パスポートではご参加いただけません)。またセミナーコード401(向井先生)は2セミナー分となります。






■更新資格ポイント(すでに資格をお持ちの方)


●特別支援教育士・特別支援教育士スーパーバイザー

 ・セミナーコードに★印がついているセミナーが、ポイント加算対象のセミナーです。

 ・ポイント希望の方は、SENS番号の登録が必要です。

 ・お申込みの際にメール等でお知らせ下さい。

 ・なお、ポイント加算確定セミナーは、6月中旬頃に当協会ホームページにてご案内します。

●学校心理士

 すべてのセミナーがポイント加算の対象となります。




■耳寄り情報


耳より情報コーナー





Information 1


どのセミナーにしようかな?という方へ

正会員限定 サマーパスポート7(SP7)

恒例の正会員限定「サマーパスポート7(SP7)」が今年も登場です。

SP7のお申込方法は、


ネット申込フォーム、該当箇所の □ に チェックを入れるか、

「払込用紙の通信欄」(郵便局からの場合)又は「申込用紙」(銀行からの場合)

SP7

と記し
、参加希望の7セミナーコードを明記するだけでOKです。


サマーパスポート7(SP7): 7セミナーで30,000円







Information 2

 

  沢山のセミナーに参加したいという方へ
正会員限定 サマーパスポート15(SP15)

今年の夏は、新しく「サマーパスポート15(SP15)」が加わりました。

SP15のお申込方法は、


ネット申込フォーム、該当箇所の □ に チェックを入れるか、

「払込用紙の通信欄」(郵便局からの場合)又は「申込用紙」(銀行からの場合)に

SP15

と記し
、参加希望の15セミナーコードを明記するだけでOKです。


サマーパスポート15(SP15): 15セミナーで60,000円







Information 3


「ユース(YOUTH)参加費」のお知らせ
若手の皆さんを全力&最大限に応援します!

新しく社会人になった皆さん、学生の皆さん、

発達障害や子どもたちに関心のあるすべての若手の皆さんを全力で応援するため、

「ユース(YOUTH)参加費」がこの夏も登場です。

“参加費の限界”に挑戦し、最大限の応援をしたいと思います。

誕生日が
1991年(平成3年)1月1日以降の皆さん

MOST Welcomeです!







Information 4


セミナーに2つ以上参加される方へ
複数のセミナーに参加される場合、
正会員・賛助会員がお得です


 年間を通じてセミナーに2つ以上参加される場合には賛助会員が、

3つ以上参加される場合には正会員がお得です。

正会員・賛助会員は、当協会の活動内容に賛同いただける方であれば、

どなたでも入会可能です。




神奈川LD協会 入会案内


当協会の年会費は、一年度単位(当年4月~翌年3月)です。

正会員  初年度納入額 15,000円(内訳:年会費10,000円、入会金5,000円)
     ※入会金は初年度のみ

賛助会員 初年度納入額 3,000円(内訳:年会費3,000円、入会金なし)



入会方法

こちらからご入会いただけます。ご入会
セミナー申込もされる場合は、セミナー参加費と上記の会員別初年度納入額をあわせてお振込み下さい。
会員特典等のご案内はこちらからどうぞ。


会員特典のご案内
正会員限定ポイントカードを受付にてお渡しします。セミナー1つご参加につき、1ポイントを差し上げます。
10ポイントでセミナー1つ無料ご招待、15ポイントで当協会製作DVDを差し上げます。くわしくは、こちらから。









Information 5


支援を必要とするすべての子どもたちへ

セミナー参加費の一部は、
『相談料補助制度』に活用されています



当協会では、夏のセミナーの参加費収入の一部を

「相談料補助制度」の財源として活用しています。

「相談料補助制度」とは、当協会の相談支援等を希望している子どもたちの中で、

経済的な理由等で継続して通うことが困難なご家庭に対して、

相談料の一部を補助していく制度です。

この制度は、セミナーに参加される皆さん一人ひとりの「よりよい支援を目指したい」という

プロフェッショナルなこころによって支えられています。


※本制度に関するお問い合わせは、当協会事務局(TEL: 045-984-7910)までどうぞ。