1001
2000形(2001編成) 45列車 普通 
銚子電鉄 笠上黒生 2012年8月31日撮影

2000形(2002編成) 46列車 普通 
銚子電鉄 笠上黒生 2012年8月31日撮影

1.概要
 2009年(平成21年)に伊予鉄道から800系を譲受し、改造して使用している車両です。
 元々は京王電鉄2010系と2500系で、台車と主電動機は京王1000系の物が流用されてます。

2.車体構造
 車体は17m級の鋼製車体で、乗降扉は片側に片開き扉が3カ所設けられています。
 先頭形状はデハ2000形が湘南スタイルで、クハ2500形が京王5000系に準じた形状となっています。
 外板塗装は2001編成がライトグリーン、2002編成がアイボリーホワイトと赤帯を施した塗装となり、京王時代を彷彿させます。

3.車内設備
 座席はロングシートとなっています。
 運転台後部には銚子電鉄のワンマン機器が備えられてます。
 冷房装置は付いてますが、変電所の容量の関係で末端駅の銚子と外川に停車中のみ稼働させるようにしています。

4.機器類
 制御装置は抵抗制御方式で、制御器はMMC-LHTB-20A(日立製作所)が採用されました。
 主電動機は90kWの直流直巻電動機TDK823/3D(東洋電機製)が採用されました。
 駆動装置はWNドライブが採用されました。
 台車は電動車がTS-307/307A(東急車輌製)、付随車がTS-321A(東急車輌製)、NA-318T(日本車輌製)が採用されました。
 制動方式は発電制動併用電磁直通ブレーキが採用されました。

5.主な履歴
1959年(昭和34年)に京王線に登場。
1984年(昭和59年)に伊予鉄道へ譲渡される。台車と主電動機は京王1000系の物を流用。
1993年(平成5年)に中間車の先頭改造が行われた。
2009年(平成21年)に銚子電鉄に譲渡。
2010年(平成22年)に営業開始。

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