01系(35編成) 17運用 普通
銀座線 渋谷 2014年2月20日撮影

01系(16編成) 03運用 普通
銀座線 渋谷 2014年2月20日撮影

1.概要
 1983年(昭和58年)に既存の旧型車両置き換えを目的に製造された銀座線の通勤車両です。

2.車体構造
 車体は16mアルミ製車体で、片側に両開き式扉が3カ所設けられています。
 先頭部は向かって左側に貫通扉が設けられています。

3.車内設備
 座席はロングシートが採用されました。

4.主な機器類
 主電動機の制御方式は試作車と1〜4次車が高周波分巻チョッパ方式、5〜6次車はIGBT-VVVFインバーター方式が採用されました。
 主電動機は試作車と1〜4次車が直流分巻式のMM-3A形(120kW)、5〜6次車はかご形三相誘導電動機(120kW)が採用されました。
 駆動方式はWNドライブが採用されました。
 台車は試作車と1〜4次車が側梁緩衝ゴム軸箱支持式空気バネ台車のFS-520(動台車)・FS-020(付随台車)、5〜6次車はモノリンク軸箱支持式ボルスタレス台車のSS-130A(動台車)・SS-030A(付随台車)が採用されました。
 制動方式は回生ブレーキ併用ATC連動電気指令式空気ブレーキが採用されました。

5.主な履歴
 1984年(昭和59年)1月1日に運用開始しました。
 1984年(昭和59年)〜1987年(昭和62年)にかけて1次車が製造されました。
 1986年(昭和61年)に界磁チョッパの素子をパワートランジスタにした実用試験が行われました。
 1990年(平成2年)〜1991年(平成3年)にかけて2次車・3次車が製造されました。製造時より冷房装置、自動放送が搭載されました。
 1991年(平成3年)よりCS-ATC搭載工事が始まりました。(3次車は当時より搭載)
 1992年(平成4年)に4次車が製造されました。前面の行き先表示器と運行番号表示器がLEDになり、車椅子スペースが2カ所設けられました。
 1993年(平成5年)に5次車が製造されました。
 1997年(平成9年)に6次車が製造されました。
 2007年(平成19年)に01-238号車で永久磁石同期電動機(PMSM)とそのインバーター制御装置を搭載し試験が行われ、試験結果が16000系にフィードバックされている。
 2011年(平成23年)に01-237号車の制御装置をSiC(炭素ケイ素)パワー半導体を用いたVVVFインバーター制御装置に取り替え試験が行われました。
 2013年(平成25年)より廃車が始まりました。
 2014年(平成26年)、2015年(平成27年)に熊本電鉄に4両譲渡されました。
 2016年(平成28年)に営業終了となりました。ただし、第1編成のうち3両が動態保存されています。

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